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令和2年度以降入学者 | 行動心理学実験・実習 | ||||
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教員名 | 鎌田哲司 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 3 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 心理学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業形態 | 対面授業 |
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授業概要 | 卒業後の社会生活や職業生活上,様々な条件にによりどのようにパフォーマンスに違いがあるかを比較する必要がある場面は多々ある。 本授業では,行動心理学に基づき,単一事例実験や日誌法による調査,介入実験の実施と効果評価,心理テストを用いた実験における刺激条件の違いによるパフォーマンスの違いなどについて学修する。 |
授業のねらい・到達目標 | <授業のねらい> 様々に条件設定を行い,データを取得し比較することで,心理学的な実験を含む研究デザインの方法を身に着ける。 実験室実験ではない日常生活におけるデータ比較や介入効果の比較を行う方法を身に着ける。 <到達目標> 時間的変化を伴う対応のあるデータの収集,比較を行うことができる。 介入効果について適切に比較することができる。 条件によるパフォーマンスの違いについて体験的に理解できる。 <ディプロマポリシーとの関係性> この科目は次の文理学部(学士(心理学)のDP及びCP A-5-3,A-6-3 に対応しています。 心理学に解決が託された課題に取り組むために,必要な情報を収集し,それを分析して,その課題を明確にすることができる(A-5-3) 他者の意見を聴き取って,自分と異なる価値観を理解・尊重した上で,自分の考えを伝えることができる(A-6-3) |
授業の形式 | 実験、実習 |
授業の方法 | ①授業は基本的に複数名のグループを組み,実験実習,討論,結果発表を行う。 ②学生は原則として教室にて対面授業を受ける。 ③COVID-19感染症の問題にて対面授業に参加できない場合には、事前連絡の上オンライン授業を含め別途代替課題,提出期限の指示を受け,指定期日までに提出する。 ④授業時間外にデータを蓄積したり,レポートを作成する時間をとる必要がある。 |
授業計画 | |
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1 |
授業方法のオリエンテーション,実験デザインや調査手法の講義(A-5-3) 本授業にて学ぶ実験手法、調査研究手法について概説する。またグループ学習を進めるためのグループ決めを行う。 【事前学習】調査実験デザインについて予習してくる。 (2時間) 【事後学習】授業内で扱った手法や器材等について復習する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
実験条件によるデータの違いと解釈(1)(A-5-3) 指定した心理検査を用いて複数条件におけるデータを取得し、結果の整理を行う。 【事前学習】必要物品等を調べ、扱う心理検査について予習しておく。 (2時間) 【事後学習】結果の整理法について復習する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
実験条件によるデータの違いと解釈(2)(A-5-3) 前回取得した結果を解釈し、レポートを作成する。 【事前学習】心理検査の解釈に必要な文献について調べる。 (2時間) 【事後学習】レポートの作成を続け、完成度を高める。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
実験条件によるデータの違いと解釈(3)(A-5-3,A-6-3) 作成したレポートをもとに結果の発表を行い、ディスカッションを行う。 【事前学習】発表資料の準備を行う。 (2時間) 【事後学習】ディカッションの結果をまとめる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
結果に影響を与える要因を考慮した実験(1)(A-5-3,A-6-3) 実験の結果に影響を与える要因について学修し、テーマを選択して実験計画を作成する。 【事前学習】因果推論と交絡について予習しておく。 (2時間) 【事後学習】研究計画の完成に必要な情報や文献を収集し、まとめておく。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
結果に影響を与える要因を考慮した実験(2)(A-5-3) 実験計画を完成させ、データ収集の方法について議論する。 【事前学習】実験の手法について予習しておく。 (2時間) 【事後学習】実験データを収集する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
結果に影響を与える要因を考慮した実験(3)(A-5-3) 実験データの収集について中間報告を行う。また、データ収集後の分析計画について議論する。 【事前学習】収集したデータをExcel等の表計算ソフトにまとめておく。適切な分析方法について調べ、方針を考えておく。 (2時間) 【事後学習】引き続き実験データの収集を行う。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
結果に影響を与える要因を考慮した実験(4)(A-5-3) 実験データを分析し、結果をまとめる。また、結果の解釈および考察について議論する。 【事前学習】分析方法について予習しておく。 (2時間) 【事後学習】議論したことをもとにレポートを作成し、提出する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
結果に影響を与える要因を考慮した実験(5)(A-5-3) 結果・考察について議論し、発表資料を作成する。 【事前学習】実験方法、結果、および考察の要点を整理し、パワーポイント等で発表資料作成に備える。 (2時間) 【事後学習】発表を見越した資料を作成し、グループ課題として提出する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
介入実験と効果測定(1)(A-5-3,A-6-3) これまで学んだ手法を活かし,介入実験の計画と割り付け等効果測定の計画をたてる。 【事前学習】これまでに学んだ手法の復習と他の方法を調べておく。 (2時間) 【事後学習】研究計画の完成に必要な情報や文献を収集し、まとめておく。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
介入実験と効果測定(2)(A-5-3) 前回に引き続き効果測定の準備、条件等の変更等、グループ内で議論する。 【事前学習】効果測定の方法について学習しておく。 (2時間) 【事後学習】実験データを収集する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
介入実験と効果測定(3)(A-5-3) 実験データの収集について中間報告を行う。また、データ収集後の分析計画について議論する。 【事前学習】収集したデータをExcel等の表計算ソフトにまとめておく。適切な分析方法について調べ、方針を考えておく。 (2時間) 【事後学習】引き続き実験データの収集を行う。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
介入実験と効果測定(4)(A-5-3) 実験データを分析し、結果をまとめる。また、結果の解釈および考察について議論する。 【事前学習】分析方法について予習しておく。 (2時間) 【事後学習】議論したことをもとに個別のレポートを作成し、提出する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
介入実験と効果測定(5)(A-5-3) 結果・考察について議論し、発表資料を作成する。 【事前学習】実験方法、結果、および考察の要点を整理し、パワーポイント等で発表資料作成に備える。 (2時間) 【事後学習】発表を見越した発表資料を作成し、発表の練習を行う。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
介入実験と効果測定(6)およびまとめ(A-5-3,A-6-3) 取り組んだ実験とその結果について、グループごとに発表する。発表について総評し、本授業で扱った内容を振り返る。 【事前学習】発表に向けて準備を進める。 (2時間) 【事後学習】発表資料を適宜修正し、グループ課題として提出する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | 教科書は指定しない。適宜資料を配布する。 |
参考書 | 適宜紹介する。 なお、実験データの分析にむけて、心理統計処理実習などで使用した参考書を用意しておくと良い。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:レポート、結果発表の出来栄え、わかりやすさ、科学性や論理性を評価する。(60%)、授業参画度:グループにて作業を進めることが多いため,発言や提案,質問の積極性やコミュニケーション能力(A-6-3)等を評価する。また、振り返りシートへの入力内容,提出状況を評価する。(40%) 指定感染症(COVID-19、インフルエンザを含む)の問題にて対面授業に参加できなかった学生については,指示のあった代替課題の提出によって評価する。 COVID-19感染症の問題にて対面授業に参加できなかった学生については,指示のあった代替課題の提出によって評価する。 グループでの発表内容で所属学生個人を評価はしません。しかし,グループ内他者への協力姿勢や,他グループ発表への質疑等の積極性については評価対象となりえます。 提出については,正当な理由のない遅延は認めません。例え途中であったとしても期日までに提出することが重要です。 |
オフィスアワー | 授業終了後。また随時メール等にて質疑応答を受け付ける。 |