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自然地理学の基礎1

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令和7年度以降入学者 自然地理学の基礎1
教員名 森島済
単位数    2 学年    1 開講区分 文理学部
科目群 地理学科
学期 前期 履修区分 必修
授業形態 対面授業
授業概要 地形・気候・植生・土壌などの自然地理的要素の組合せによって、様々な空間スケールに特徴的な自然景観を観ることができる。この講義では、地球上に観られる代表的な自然景観とそれを特徴づける自然地理的要素との繋がりを、高校までの学修の復習も踏まえ、解説する。
授業のねらい・到達目標 自然地理に対する基礎的考え方と広範な知識を獲得することができる。自然地域としての地域概念や気候区・流域などの地域区分の方法を、系統地理な観点から具体例を踏まえ説明することができると共に、自然地理的特徴の同一性や異質性によって生じる地誌的特徴について、「人文地理学の基礎1」の内容も踏まえて考察することができる。結果として,以下の項目の達成を目指す。

この科目は文理学部(学士(理学))のDP1,2及びCP1,2に対応しています。

・経験や学修から得られた豊かな知識と教養を基に,倫理的な課題を説明することができる。(A-1-1)
・日本及び世界諸国の自然環境や社会,経済,文化などの現状を概説することができる。(A-2-1)
授業の形式 講義
授業の方法 教室のスクリーンやモニタに投影されたスライドを通じて理解を深めつつ,学修する。講義期間中に理解度確認テストを実施する。
教科書に挙げた資料集は、主に高校までに学修した内容の復習のために利用し、受講者は事前に予習すること。
授業計画
1 自然地理学の見方と系統的視点 (A-1-1)
【事前学習】「地理学のすすめ」P23~49を精読する。 (2時間)
【事後学習】理解不十分な個所を補い,学習内容を補強するとともに,整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
2 地殻の構造とプレートテクトニクス (A-1-1), (A-2-1)
【事前学習】「地理の研究」P3~5を読むとともに、地球の内部構造について,地図帳,インターネットを活用して調べておく。 (2時間)
【事後学習】理解不十分な個所を補い,学習内容を補強するとともに,整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
3 地殻変動と変動地形 (A-1-1), (A-2-1)
【事前学習】「地理の研究」P6を読むとともに、地震の発生機構や活断層について,地図帳,参考書やインターネットを活用して調べておく。 (2時間)
【事後学習】理解不十分な個所を補い,学習内容を補強するとともに,整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
4 火成活動と火山および火山災害 (A-1-1), (A-2-1)
【事前学習】「地理の研究」P7を読むとともに、近年の火山災害について,地図帳,インターネットを活用して調べておく。 (2時間)
【事後学習】理解不十分な個所を補い,学習内容を補強するとともに,整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
5 沖積平野の地形と水害 (A-1-1), (A-2-1)
【事前学習】「地理の研究」P8~11を読むとともに、扇状地,自然堤防,三角州について,地図帳,インターネットを活用して調べておく。 (2時間)
【事後学習】理解不十分な個所を補い,学習内容を補強するとともに,整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
6 海岸地形と海岸侵食 (A-1-1), (A-2-1)
【事前学習】「地理の研究」P12~13を読むとともに、磯や砂浜,津波について,地図帳,インターネットを活用して調べておく。 (2時間)
【事後学習】理解不十分な個所を補い,学習内容を補強するとともに,整理する。 (2時間)
【授業形態】オンデマンド型授業
7 世界と日本の気候区分 (A-1-1), (A-2-1)
【事前学習】「地理の研究」P18~25を読むとともに、ケッペンの気候区分について,地図帳,インターネットを活用して調べておく。 大気循環について整理する。 (2時間)
【事後学習】理解不十分な個所を補い,学習内容を補強するとともに,整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業、同時双方向型授業
8 植生・土壌 (A-1-1), (A-2-1)
【事前学習】「地理の研究」P36~37を読むとともに、気候区と植生・土壌(成帯・間帯土壌)について調べておく。 (2時間)
【事後学習】理解不十分な個所を補い,学習内容を補強するとともに,整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
9 熱帯の気候と生活 (A-1-1), (A-2-1)
【事前学習】「地理の研究」P26~27を読むとともに、熱帯の気候と植生について,地図帳,インターネットを活用して調べておく。 (2時間)
【事後学習】理解不十分な個所を補い,学習内容を補強するとともに,整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
10 乾燥帯の気候と生活 (A-1-1), (A-2-1)
【事前学習】「地理の研究」P28~29を読むとともに、砂漠の分布や形成要因について地図帳,インターネットを活用して調べておく。 (2時間)
【事後学習】理解不十分な個所を補い,学習内容を補強するとともに,整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
11 温帯の気候と生活 (A-1-1), (A-2-1)
【事前学習】「地理の研究」P30~31を読むとともに、温帯の環境氷河や永久凍土について,地図帳,インターネットを活用して調べておく。 (2時間)
【事後学習】理解不十分な個所を補い,学習内容を補強するとともに,整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
12 寒帯・極地の気候と生活 (A-1-1), (A-2-1)
【事前学習】「地理の研究」P32~33を読むとともに、氷河や永久凍土について,地図帳,インターネットを活用して調べておく。 (2時間)
【事後学習】理解不十分な個所を補い,学習内容を補強するとともに,整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
13 地球温暖化と環境変化 (A-1-1), (A-2-1)
【事前学習】「地理の研究」P44~47を読むとともに、地球温暖化について地図帳,インターネットを活用して調べておく。 (2時間)
【事後学習】理解不十分な個所を補い,学習内容を補強するとともに,整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
14 気象災害 (A-1-1), (A-2-1)
【事前学習】「地理の研究」P48~54を読むとともに、砂漠化について地図帳,インターネットを活用して調べておく。 (2時間)
【事後学習】試験内容を振り返り,学修課題を見つける。理解不十分な個所を補い,学習内容を補強するとともに,整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
15 理解度確認テストとその解説  (A-1-1), (A-2-1)
【事前学習】これまでの講義内容および事前学修で指定した資料集の範囲を復習する。 (2時間)
【事後学習】理解不十分な個所を補い,学習内容を補強するとともに,整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 『新詳資料 地理の研究』 帝国書院 2021年
マシューズ・ハーバート 『地理学のすすめ』 丸善 2015年
教科書や資料集に沿って講義を行うわけではない。受講者は復習、確認のために適宜利用すること。
参考書 特に指定しない。
成績評価の方法及び基準 授業内テスト(70%)、授業参画度:各講義回に行う理解度確認問題とリアクションペーパー(30%)
オフィスアワー 木曜日(8号館A-504:事前にメールでアポイントをとること)。
備考 授業計画を参考にして,教科書やインターネットなどから授業前に基礎知識を獲得して準備してください。授業後は,講義内容を整理してノートにまとめる。講義内容に対する質問や意見をするようにしてください。

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