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令和6年度以前入学者 | 気候学実験 | ||||
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教員名 | 森島済 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 2 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 地理学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業形態 | 対面授業 |
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授業概要 | ある地域における気象や気候を把握するために行われる気象観測は,対象とする現象の時空間スケールを想定して行われ,同じ測器を用いた観測であっても観測方法は異なる.この授業ではクールアイランド及び斜面冷気流・冷気湖という現象を対象として,観測測器の取り扱い,観測方法とその実践,取得したデータの分析・図化,結果の考察に至る一連の過程を実践しながら学修する. |
授業のねらい・到達目標 | (1)観測技術の知識及びデータの整理・図化・解析方法の基礎的スキルの習得を目標とする. (2)この科目は文理学部の学士(地理学)におけるDP,CPのそれぞれ4,5に対応する.具体的は以下の通り. ・資料や事象を観察・検討して問題を発見し,解決策について考えることができる.(A-4-2) ・地理学分野の課題を整理し,その取り組み方法について考えることができる. (A-5-2) |
授業の形式 | 演習、実習 |
授業の方法 | 気象観測機器を用いた実習とコンピュータを用いた気候分析に関する演習を行い,リアクションペーパーなどへのフィードバックを行う. 10~11月の間に,1泊2日で観測実習を行う. |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス 気候分野における観測研究
【事前学習】シラバスを確認し,授業全体の流れを理解すること (1時間) 【事後学習】配付資料を確認すること (1時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
気象観測測器の使い方 (A-5-2)
【事前学習】測器に使用方法に関する資料を熟読すること (1時間) 【事後学習】配付資料も参考にして,実習内容をまとめること (1時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
観測計画 クールアイランド現象を対象として(A-4-2)
【事前学習】クールアイランドに関する配付文献を熟読すること (1時間) 【事後学習】観測計画を完成させること (1時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
大学周辺の移動観測 クールアイランド現象を対象として(A-4-2)
【事前学習】観測計画をもとに,観測の準備を行うこと (1時間) 【事後学習】観測結果をExcelファイルにまとめること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
観測結果のまとめと視覚化 クールアイランド現象を対象として(A-4-2)
【事前学習】時間補正と気温分布図の作成に関する文献を熟読すること (1時間) 【事後学習】全てのグループの観測結果の時間補正値及び観測地点情報をExcelにまとめること (1時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
気温分布図の作成 クールアイランド現象を対象として(A-4-2)
【事前学習】気温分布図の作成に関する文献を熟読すること (1時間) 【事後学習】全ての時間における気温分布図を完成させること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
山岳地における気候と気象 斜面冷気流・冷気湖形成を対象として (A-4-2)
【事前学習】斜面冷気流・冷気湖形成に関する配付文献を熟読しておくこと (1時間) 【事後学習】観測計画に関する資料を熟読すること (1時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
観測実習 斜面冷気流と冷気湖の形成を対象として (A-5-2)
【事前学習】測器の使用方法に関して復習しておくこと (1時間) 【事後学習】観測結果をExcelファイルにまとめること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
観測データの整理と時系列データの分析 斜面冷気流と冷気湖の形成を対象として (A-5-2)
【事前学習】各グループの観測結果を統合しておくこと (1時間) 【事後学習】各標高別の気温変化グラフを完成させること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
長周期成分に関する時系列データの分析 斜面冷気流と冷気湖の形成を対象として (A-5-2)
【事前学習】周期成分分析に関する資料を熟読すること (1時間) 【事後学習】各標高別の長周期成分の気温変化グラフを完成させること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
短周期成分に関する時系列データの分析 斜面冷気流と冷気湖の形成を対象として (A-5-2)
【事前学習】周期成分分析に関する資料を熟読すること (1時間) 【事後学習】各標高別の短周期成分の気温変化グラフを完成させること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
観測データのまとめ方1(総観場) 斜面冷気流と冷気湖の形成を対象として (A-5-2)
【事前学習】観測日における天気図・アメダスデータを取得しておくこと (1時間) 【事後学習】アメダスデータを使って観測日の気温・風向風速に関するグラフを作成すること (3時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
観測データのまとめ方2(気温・風系場) 斜面冷気流と冷気湖の形成を対象として (A-5-2)
【事前学習】資料をもとに分布図作成に関して復習しておくこと (1時間) 【事後学習】アメダスデータを使用して,観測日の特定時間における気温分布図を作成すること (3時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
レポートのまとめ方 斜面冷気流と冷気湖の形成を対象として (A-5-2)(A-5-2)
【事前学習】レポートの形式について復習しておくこと (1時間) 【事後学習】実習結果をレポートにまとめ,提出すること (3時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
まとめと講評 (A-5-2)
【事前学習】これまでの実習内容を復習しておくこと (1時間) 【事後学習】講評をもとに,改善点をまとめること (1時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | なし |
参考書 | 授業内で随時紹介する |
成績評価の方法及び基準 | レポート:観測レポート(30%)、授業参画度:観測及び課題への取り組み状況(70%) |
オフィスアワー | 木曜日 8号館A504 |