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令和2年度以降入学者 | 自然地理学特別講義2 | ||||
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教員名 | 宇根寛 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 3 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 地理学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業形態 | 対面授業 |
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授業概要 | 地形学は,地表の地形を詳しく観察することにより、土地の変化過程を解明し、今後どのような変化が起こるのかを予測する、自然地理学の一分野です。土地の変化をもたらし地形を形づくる力(営力)には、地球内部から働く力(内的営力)と、地球の表面で重力や水の作用により働く力(外的営力)があります。本講義では,地球内部から働く内的営力に着目し、その原動力と地形形成プロセスを理解します。次に、現在の地形を立体的に観察することにより、その地形を形成した内的営力を読み取る実習を行います。さらに、近年発生した地震を事例として、地表の変動を観測する技術を学ぶとともに、地震に伴う災害を軽減するためにはどうしたらいいかを考えます。 この科目は地殻変動に関する教員の実務経験(国土地理院職員として38年間勤務)を活かして実施します。 |
授業のねらい・到達目標 | 1.地図や資料から地形を読み取る方法を理解し,地形の特徴とその多様性を読み取ることができる。 2.土地がダイナミックに変化していることを理解し、現在の地形がどのような力を受けて形成されたのかを考察することができる。 3.地形を立体的に観察し、活断層や地殻変動がどのように抽出されたかを理解することができる。 4.地殻変動を観測する技術を理解することができる。 5.地震に伴う災害がどのようなものかを理解し、地震災害を軽減するための対策をとることができる。 この科目は文理学部地理学科のDP及びCPの1,2に対応しています。 ・経験や学修から得られた豊かな知識と教養を基に,自己の倫理観を倫理的な課題に適用することができる。(A-1-3) ・日本及び世界諸国の自然環境や社会,経済,文化などの現状および相互関係を,地理学的視点に基づいて説明することができる。(A-2-3) |
授業の形式 | 講義、実習 |
授業の方法 | プレゼンテーションソフトを用いた講義形式で進めます。 講義資料を事前に提供するので,ダウンロードして事前学習すること。 地図読図や地形判読の実習を行う際には資料を印刷し持参すること。 授業にPCまたはタブレットを持参すること。 授業終了後、翌日中までにリアクションレポートを提出すること。 本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とします。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス―変動地形学で何がわかるのかか―
【事前学習】シラバスを読み,講義内容を確認すること。 (2時間) 【事後学習】学習内容に関するリアクションレポートを提出すること。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
地形をつくる力-内的営力と外的営力-
【事前学習】講義資料をダウンロードし,事前学習すること。 (2時間) 【事後学習】学習内容に関するリアクションレポートを提出すること。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
内的営力の原動力-プレートテクトニクスー
【事前学習】講義資料をダウンロードし,事前学習すること。 (2時間) 【事後学習】学習内容に関するリアクションレポートを提出すること。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
地形図とWebから地形を読む
【事前学習】講義資料をダウンロードし,事前学習すること。 (2時間) 【事後学習】学習内容に関するリアクションレポートを提出すること。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
活断層とは何か
【事前学習】2万5千分1地形図「青梅」を購入すること。講義資料をダウンロードし,事前学習すること。 (2時間) 【事後学習】学習内容に関するリアクションレポートを提出すること。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
段丘と地殻変動
【事前学習】講義資料をダウンロードし,事前学習すること。 (2時間) 【事後学習】学習内容に関するリアクションレポートを提出すること。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
活断層判読実習1
【事前学習】講義資料をダウンロードし,事前学習すること。 (2時間) 【事後学習】学習内容に関するリアクションレポートを提出すること。 (2時間) |
8 |
活断層判読実習2
【事前学習】講義資料をダウンロードし,事前学習すること。 (2時間) 【事後学習】学習内容に関するリアクションレポートを提出すること。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
海岸地形と地殻変動
【事前学習】講義資料をダウンロードし,事前学習すること。 (2時間) 【事後学習】学習内容に関するリアクションレポートを提出すること。 (2時間) |
10 |
活断層の活動履歴を知るートレンチ調査-
【事前学習】講義資料をダウンロードし,事前学習すること。 (2時間) 【事後学習】学習内容に関するリアクションレポートを提出すること。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
地殻変動の観測技術-電子基準点、SAR、LiDAR-
【事前学習】講義資料をダウンロードし,事前学習すること。 (2時間) 【事後学習】学習内容に関するリアクションレポートを提出すること。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
地震と活断層
【事前学習】講義資料をダウンロードし,事前学習すること。 (2時間) 【事後学習】学習内容に関するリアクションレポートを提出すること。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
地震は予知できるのか
【事前学習】講義資料をダウンロードし,事前学習すること。 (2時間) 【事後学習】学習内容に関するリアクションレポートを提出すること。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
地震災害を軽減するために
【事前学習】自宅に配布されるハザードマップから自宅の災害リスクを読み取ること (2時間) 【事後学習】学習内容に関するリアクションレポートを提出すること。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
授業のまとめと授業内テスト
【事前学習】これまでの配布資料と各自のノートを見直すこと (2時間) 【事後学習】授業全体に対するリアクションレポートを提出すること。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | 使用しない |
参考書 | 渡辺満久・鈴木康弘 『活断層地形判読』 古今書院 1999年 鈴木康弘編 『防災・減災につなげるハザードマップの生かし方』 岩波書店 2015年 長谷川直子・鈴木康弘編 『今こそ学ぼう 地理の基本 防災編』 山川出版社 2023年 渡辺満久 『土地の未来は地形でわかる』 日経BP 2014年 箕浦幸治・池田安隆 『堆積学・変動地形学 (地球のテクトニクスⅠ)』 共立出版 2011年 宇根 寛 『地図づくりの現在形 地球を測り、図を描く (講談社選書メチエ)』 講談社 2021年 その他、授業内にて適宜紹介します。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:リアクションレポートの内容を評価します。(30%)、授業内テスト:第15回に講義全体の振り返りのためのテストを行います。(50%)、授業参画度:リアクションレポートの提出状況を評価します。(20%) テストは講義資料、ノートを持ち込み可。毎回のリアクションレポートは必ず提出すること。提出をもって出席とみなします。 |
オフィスアワー | 連絡先は授業内で指示します。 |