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数学教育実践論

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令和2年度以降入学者 数学教育実践論
教員名 長尾篤志
単位数    2 学年 3・4 開講区分 文理学部
科目群 数学科
学期 後期 履修区分 選択
授業形態 対面授業
授業概要 中学校及び高等学校の数学のねらいや内容を理解し教材研究のあり方や指導あり方などについて考察することを目的とする。主として以下の2つのことを考察する。
①数学の学習内容を確実に理解し教材研究のあり方について考察する。
②指導の留意点などを理解し指導のあり方について考察する。
授業のねらい・到達目標 <授業のねらい・到達目標>
主として、以下の2つことを目標とする。
①中学校及び高等学校の数学の内容やねらいについて理解し説明することができる。
②①をふまえ、数学の指導案の作成などを通して、望ましい数学の授業のあり方について考察し自分の考えを表現することができる。

<ディプロマポリシーとの関係>
この科目は, 文理学部(学士(理学))のディプロマポリシー DP1,3,6,7,8 及びカリキュラムポリシー CP1,3,6,7,8に対応しています。
なお,この科目は旧カリキュラム(令和元年度以前入学者が対象)においては,文理学部(学士(理学))のディプロマポリシー DP3,DP6 及びカリキュラムポリシー CP1,CP9に対応しています。

<日本大学教育憲章との関係>
・学修から得られた豊かな知識と教養、及び、自己の倫理感に基づいて、数理科学の役割を説明することができる(A-1-2)。
・数理科学に基づいて学んだ知識をもとに、物事の本質を論理的、客観的に捉えることができる(A-3-2)。
・親しい人々とコミュニケーションを取り、自分の考えを説明することができる(A-6-2)。
・学修活動において、自分の役割分担を理解し、他者と協働して作業をすることができる(A-7-2)。
・自分の学修経験の振り返りを継続的に行い、分析することができる(A-8-2)。
授業の形式 講義、演習
授業の方法 原則的には講義形式であるが、必要に応じて実演・演習形式をとることもある。なお、実演・演習形式をとった場合には評価等してフィードバックを行う。
授業計画
1 ガイダンス,我が国の学習指導要領の変遷について理解する。
【事前学習】各自の履修した学習指導要領と平成29年・30年告示の学習指導要領の相違について整理しておく。 (2時間)
【事後学習】これまでの学習指導要領の特色について整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
2 中学校数学の「数と式」領域のねらいや内容・指導の留意点について考察する。
【事前学習】中学校学習指導要領解説を基に「数と式」領域のねらいや内容を確認し整理しておく。 (2時間)
【事後学習】中学校教科書を用いて「数と式」領域の指導の留意点について確認し考えられる指導の在り方を整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
3 高等学校数学の「数と式」分野のねらいや内容・指導の留意点について考察する。
【事前学習】高等学校学習指導要領解説を基に「数と式」分野のねらいや内容を確認し整理しておく。 (2時間)
【事後学習】高等学校数学Ⅰ及びⅡの教科書を用いて「数と式」分野の指導の留意点について確認し考えられる指導の在り方を整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
4 中学校数学の「図形」領域のねらいや内容・指導の留意点について考察する。
【事前学習】中学校学習指導要領解説を基に「図形」領域のねらいや内容を確認し整理しておく。 (2時間)
【事後学習】中学校教科書を用いて「図形」領域の指導の留意点について確認し考えられる指導の在り方を整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
5 高等学校数学の「図形」分野のねらいや内容・指導の留意点について考察する。
【事前学習】高等学校学習指導要領解説を基に「図形」分野のねらいや内容を確認し整理しておく。 (2時間)
【事後学習】高等学校数学Ⅰ・Ⅱ・A及びCの教科書を用いて「図形」分野の指導の留意点について確認し考えられる指導の在り方を整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
6 中学校数学の「関数」領域のねらいや内容・指導の留意点について考察する。
【事前学習】中学校学習指導要領解説を基に「関数」領域のねらいや内容を確認し整理しておく。 (2時間)
【事後学習】中学校教科書を用いて「関数」領域の指導の留意点について確認し考えられる指導の在り方を整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
7 高等学校数学の「関数」分野のねらいや内容・指導の留意点について考察する。
【事前学習】高等学校学習指導要領解説を基に「関数」分野のねらいや内容を確認し整理しておく。 (2時間)
【事後学習】高等学校数学Ⅰ及びⅡの教科書を用いて「関数」分野の指導の留意点について確認し考えられる指導の在り方を整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
8 高等学校数学の「微分・積分」のねらいや内容・指導の留意点について考察する。
【事前学習】高等学校学習指導要領解説を基に「微分・積分」分野のねらいや内容を確認し整理しておく。 (2時間)
【事後学習】高等学校数学にⅡ及びⅢの教科書を用いて「微分・積分」分野の指導の留意点について確認し考えられる指導の在り方を整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
9 中学校及び高等学校の「確率」のねらいや内容・指導の留意点について考察する。
【事前学習】中学校及び高等学校学習指導要領解説を基に「確率」にかかわる内容のねらいや具体的内容を確認し整理しておく。 (2時間)
【事後学習】中学校及び高等学校数学Aの教科書を用いて「確率」にかかわる内容の指導の留意点について確認し考えられる指導の在り方を整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
10 中学校及び高等学校の「統計」のねらいや内容・指導の留意点について考察する。(Ⅰ)
(主に記述統計を取り上げる。)
【事前学習】中学校及び高等学校学習指導要領解説を基に「記述統計」にかかわるねらいや具体的内容を確認し整理しておく。 (2時間)
【事後学習】中学校及び高等学校数学Ⅰの教科書を用いて「記述統計」にかかわる内容の指導の留意点について確認し考えられる指導の在り方を整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
11 中学校及び高等学校の「統計」のねらいや内容・指導の留意点について考察する。(Ⅱ)
(主に推測統計を取り上げる。)
【事前学習】中学校及び高等学校学習指導要領解説を基に「推測統計」にかかわるねらいや具体的内容を確認し整理しておく。 (2時間)
【事後学習】中学校及び高等学校数学Bの教科書を用いて「推測統計」にかかわる内容の指導の留意点について確認し考えられる指導の在り方を整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
12 授業動画などを通して学習指導案を作成する意義や学習指導案作成にかかわる基本的なことがらを考察する。
【事前学習】学習指導案を書くにあたり学習評価にかかわる基本的な用語等を整理しておく。 (2時間)
【事後学習】学習指導案を作成するために不足している知識を確認し補足する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
13 学習指導案を作成する。(Ⅰ)
【事前学習】学習指導案を作成するための学校種や領域・分野などを検討し教材研究をしておく。 (2時間)
【事後学習】学習指導案を完成する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
14 学習指導案を作成する。(Ⅱ)
【事前学習】学習指導案を作成する際に生じた困りごとや疑問等を整理しておく。 (2時間)
【事後学習】学習指導案を作成するための重要なポイントを整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
15 指導力を高めるため,授業研究の重要性を理解する。
【事前学習】数学科教師として大切なことは何かを検討し整理しておく。 (2時間)
【事後学習】15回の授業についての感想及び数学科教師として大切だと考えることを整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 指定なし
参考書 指定なし
成績評価の方法及び基準 レポート(50%)、授業参画度(50%)
【授業参画度】の評価基準 ・・・ 以下の2点について計50点 適宜リアクションペーパーも用いる
・授業に意欲的に参加し、授業内での課題に積極的に取り組もうとしている。
・授業内容が理解できている。
【レポートによる評価】 以下の点について計50点
・授業内容をもとに、自分の考えを論理的に表現することができる。

遠隔参加も対面参加と同様に評価する。
オフィスアワー 原則としてe-mailでご連絡ください。なお、来室の際には事前にご連絡いただけると助かります。

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