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保全生態学

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令和6年度以前入学者 保全生態学
教員名 中川さやか
単位数    2 学年    3 開講区分 文理学部
科目群 生命科学科
学期 前期 履修区分 選択
授業形態 対面授業
授業の形態 基本的には対面授業を予定しているが、社会状況などにより一部遠隔授業(オンライン)になる可能性がある。
授業概要 人間は、その活動によって地球環境に大きな影響を与え続けており、地球上の生物多様性の減少もその影響の一つである。本講義では生物多様性の減少に対処するための保全の考え方を、基礎となる生態学・進化学から体系立てて学ぶ。
授業のねらい・到達目標 <授業のねらい>
・生物多様性が減少している現実を認識し、現代社会における保全の意義について説明・考察できるようになる。

<到達目標>
・生物多様性をもたらす進化や生物間相互作用の基礎的な原理を理解し、説明できる。
・生物集団が絶滅に向かうプロセスを生態学的・遺伝学的に理解し、説明できる。

<デイプロマポリシーとの関係>
この科目は、文理学部生命科学科(学士(理学))のディプロマポリシー DP3, 4, 5 およびカリキュラムポリシー CP3, 4, 5 に対応している。
・物事を既存の知識にとらわれることなく、科学的根拠に基づいて論理的・批判的に考察し、説明することができる (A-3-3)。
・日常生活における現象に潜む科学的問題を見出し、専門的知識に基づいて解決策を提案できる (A-4-3)。
・新しい問題に取り組む意識を持ち、そのために必要な情報を収集し、それを分析して理解することができる (A-5-3)。

<日本大学教育憲章との関係>
各回の授業・事前学習・事後学習を通して、日本大学教育憲章にある以下の能力を身につけることを目標とする。
・A-3 (DP3・CP3):論理的・批判的思考力
・A-4 (DP4・CP4):問題発見・解決力
・A-5 (DP5・CP5):挑戦力
授業の形式 講義
授業の方法 ・PowerPointによるスライドを使用し講義形式で進めるとともに適宜、関係資料の配布をCanvas LMS上から行う。毎回、簡単な理解度確認テストも行う。
・紙媒体による講義資料の配布は行わない。各自で印刷するか、PDFなどの電子媒体の資料を活用すること。
・簡単な理解度テストに対しては、講義内、Canvas LMSの掲示板機能などを通じて、教員からのコメントを伝えるとともに「質問」や「議論」の機会を提供する。

※対⾯授業に参加できない場合、Canvas LMS を用いて代替課題等を伝える。
履修条件 なし
授業計画
1 『保全生態学とは(ガイダンス)』(A-3)
【事前学習】生態学1・2の講義資料を見返し重要なキーワードについてまとめておく (2時間)
【事後学習】講義内容の流れを把握し、要点について理解を深める (2時間)
【授業形態】オンデマンド型授業
2 『生物多様性』(A-3)
【事前学習】1回目の講義資料を見返し重要なキーワードについてまとめておく (2時間)
【事後学習】講義内容の流れを把握し、要点について理解を深める (2時間)
【授業形態】対面授業
3 『個体群動態』(A-3)
【事前学習】2回目の講義資料を見返し重要なキーワードについてまとめておく (2時間)
【事後学習】講義内容の流れを把握し、要点について理解を深める (2時間)
【授業形態】対面授業
4 『生物間相互作用と群集 』(A-4)
【事前学習】3回目の講義資料を見返し重要なキーワードについてまとめておく (2時間)
【事後学習】講義内容の流れを把握し、要点について理解を深める (2時間)
【授業形態】対面授業
5 『進化のメカニズム』(A-3)
【事前学習】4回目の講義資料を見返し重要なキーワードについてまとめておく (2時間)
【事後学習】講義内容の流れを把握し、要点について理解を深める (2時間)
【授業形態】対面授業
6 『共進化』 (A-3)
【事前学習】5回目の講義資料を見返し重要なキーワードについてまとめておく (2時間)
【事後学習】講義内容の流れを把握し、要点について理解を深める (2時間)
【授業形態】対面授業
7 『種分化』(A-3)
【事前学習】6回目の講義資料を見返し重要なキーワードについてまとめておく (2時間)
【事後学習】講義内容の流れを把握し、要点について理解を深める (2時間)
【授業形態】対面授業
8 「中間・授業内テスト」とその解説(A-4, A-5)
【事前学習】1-7回目の講義資料を見返し重要なキーワードについてまとめておく (2時間)
【事後学習】講義内容の流れを把握し、要点について理解を深める (2時間)
【授業形態】対面授業
9 『絶滅危惧種の研究例』(A-5)
【事前学習】8回目の講義資料を見返し重要なキーワードについてまとめておく (2時間)
【事後学習】講義内容の流れを把握し、要点について理解を深める (2時間)
【授業形態】対面授業
10 『遺伝的多様性の減少』(A-3)
【事前学習】9回目の講義資料を見返し重要なキーワードについてまとめておく (2時間)
【事後学習】講義内容の流れを把握し、要点について理解を深める (2時間)
【授業形態】対面授業
11 『個体群の分断化』(A-3)
【事前学習】10回目の講義資料を見返し重要なキーワードについてまとめておく (2時間)
【事後学習】講義内容の流れを把握し、要点について理解を深める (2時間)
【授業形態】対面授業
12 『絶滅と侵入の群集への影響』(A-4)
【事前学習】11回目の講義資料を見返し重要なキーワードについてまとめておく (2時間)
【事後学習】講義内容の流れを把握し、要点について理解を深める (2時間)
【授業形態】対面授業
13 『生態系サービス』(A-5)
【事前学習】12回目の講義資料を見返し重要なキーワードについてまとめておく (2時間)
【事後学習】講義内容の流れを把握し、要点について理解を深める (2時間)
【授業形態】対面授業
14 『保全事例』(A-5)
【事前学習】1-13回目の講義資料を見返し重要なキーワードについてまとめておく (2時間)
【事後学習】講義内容の流れを把握し、要点について理解を深める (2時間)
【授業形態】対面授業
15 「期末・授業内テスト」とその解説(A-4・A-5)
【事前学習】1-14回目の講義資料を見返し重要なキーワードについてまとめておく (2時間)
【事後学習】講義内容の流れを把握し、要点について理解を深める (2時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 教科書は使用しない。Canvas LMSを通じて講義資料を配布する。
参考書 鷲谷いづみ(監修)、一ノ瀬友博 他(共著) 『生態学 ー基礎から保全へー』 培風館 2016年
鷲谷いづみ、矢原徹一 『保全生態学入門 【改訂版】遺伝子からランドスケープまで』 文一総合出版 2023年
日本生態学会(編) 『生態学入門 第2版』 東京化学同人 2012年
エリカ・B・ローゼンブラム(著)宮下直(監訳)深野祐也・安田仁奈・鈴木牧(訳) 『グローバル変動生物学』 朝倉書店 2024年
これらの参考書は必ずしも必要としない。
成績評価の方法及び基準 授業内テスト:中間と期末に「授業内テスト」を行い評価する(61%)、授業参画度:毎回、簡単な理解度確認テストで理解の程度を評価する(39%)
・これにより、論理的・批判的思考力 (A-3)、問題発見・解決力 (A-4)、挑戦力 (A-5) を評価する。
オフィスアワー Canvas LMSのメール機能を通じて随時受け付ける。
備考 第1回目は、オンデマンド授業予定。

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