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令和2年度以降入学者 | 有機反応化学 | ||||
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教員名 | 嶋田修之 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 化学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業形態 | 対面授業 |
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授業の形態 | 初回講義開始までにCanvas LMSのコース登録をすること。 受講者への連絡はCanvas LMSの“アナウンスメント”欄に掲示するので随時確認すること。 |
授業概要 | 有機化学の基礎となる知識の習得。特に,カルボニル化合物の多様な反応性や反応機構について講義する。 |
授業のねらい・到達目標 | 有機化合物の代表的な官能基であるカルボニル基の化学的性質を理解し,カルボニル化合物への1,2付加反応や1,4付加反応の反応機構について説明できる。ハロゲン化アシル,カルボン酸無水物,エステル,アミドなどのカルボン誘導体の化学的性質を理解し,それらの合成法や反応の反応機構を説明できる。 この科目は文理学部(学士(理学))のディプロマポリシーDP3, 4, 8 及びカリキュラムポリシーCP3, 4, 8 に対応しています。 ・自然科学,とりわけ化学に関する情報を理解し,論理的に説明することができる。(A-3-1) ・さまざまな事象に潜む化学的問題を発見することができる。(A-4-1) ・自分の学修経験の振り返りを継続的に行うことができる。(A-8-1) |
授業の形式 | 講義、演習 |
授業の方法 | 授業で分子模型を利用し,理解を深める。 課題の提出方法については授業内で提示する。 それぞれ対面参加が困難であることに対する配慮を希望する学生は、必ず事前に相談すること。 文理学部が定める基準に該当すると担当教員が認めた学生に対してのみ,補講(対面あるいは同時双方向形式による遠隔で実施)への参加を認める。 |
履修条件 | 有機化学1〜3を履修していることが望ましい。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス(授業の位置付けや到達目標および授業の方法について説明する) カルボニル基の化学に関する項目の復習 第18章 エノール,エノラートとアルドール縮合(1)(A-3, A-4, A-8) アルデヒドおよびケトンについて 【事前学習】シラバスを確認し,授業全体の概略を把握する。カルボニル基の化学に該当する項目(第17章, P.1007〜1065)を学習・復習する。 (2時間) 【事後学習】第1回の講義内容を整理・理解し,教科書中の該当問題を解く。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
第18章 エノール,エノラートとアルドール縮合(1)(A-3, A-4, A-8) エノラートの反応性について 【事前学習】教科書のケト–エノール互変異性とエノラートのハロゲン化及びアルキル化に該当する項目(第18章, P.1073〜P.1089)を読み,その概略を把握する。 (2時間) 【事後学習】第2回の講義内容を整理・理解し,教科書中の該当問題を解く。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
第18章 エノール,エノラートとアルドール縮合(2)(A-3, A-4, A-8) アルドール縮合について 【事前学習】教科書の分子間アルドール縮合及び分子内アルドール縮合に該当する項目(第18章, P.1089〜P.1100)を読み,その概略を把握する。 (2時間) 【事後学習】第3回の講義内容を整理・理解し,教科書中の該当問題を解く。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
第18章 エノール,エノラートとアルドール縮合(3)(A-3, A-4, A-8) Michael付加反応とRobinson環化について 【事前学習】教科書のα,β-不飽和カルボニル化合物の反応に該当する項目(第18章, P.1100〜P.1121)を読み,その概略を把握する。 (2時間) 【事後学習】第4回の講義内容を整理・理解し,教科書中の該当問題を解く。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
第18章 エノール,エノラートとアルドール縮合(4)(A-3, A-4, A-8) カルボニル化合物の反応の反応機構について 【事前学習】教科書のカルボニル化合物に該当する項目(第17章, P.1073〜1121)を学習・復習する。 (2時間) 【事後学習】第5回の講義内容を整理・理解し,教科書中の該当問題を解く。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
到達度の確認と解説 (中間試験1)(A-3, A-4, A-8)
【事前学習】第1回から第6回の講義内容を復習し,教科書中の該当問題を解く。 (2時間) 【事後学習】中間試験を自己採点し,解答を誤った箇所を明確にする。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
第19章 カルボン酸(1)(A-3, A-4, A-8) カルボン酸の性質について 【事前学習】教科書のカルボン酸の性質とカルボキシ基の導入法に該当する項目(第19章, P.1131〜P.1149)を読み,その概略を把握する。 (2時間) 【事後学習】第7回の講義内容を整理・理解し,教科書中の該当問題を解く。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
第19章 カルボン酸(2)(A-3, A-4, A-8) ハロゲン化アシル,カルボン酸無水物,エステル,アミドの合成法について 【事前学習】教科書のカルボキシ炭素における付加-脱離反応,カルボン酸誘導体の合成法に該当する項目(第19章, P.1149〜P.1184)を読み,その概略を把握する。 (2時間) 【事後学習】第8回の講義内容を整理・理解し,教科書中の該当問題を解く。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
第19章 カルボン酸(3)(A-3, A-4, A-8) カルボン酸誘導体の合成法の反応機構について 【事前学習】教科書のカルボン酸誘導体の合成法に該当する項目(第18章, P.1131〜1184)を学習・復習する。 (2時間) 【事後学習】第9回の講義内容を整理・理解し,教科書中の該当問題を解く。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
到達度の確認と解説 (中間試験2)(A-3, A-4, A-8)
【事前学習】第7回から第9回の講義内容を復習し,教科書中の該当問題を解く。 (2時間) 【事後学習】中間試験を自己採点し,解答を誤った箇所を明確にする。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
第20章 カルボン酸誘導体(1)(A-3, A-4, A-8) ハロゲン化アシル,カルボン酸無水物,エステルの反応性について 【事前学習】教科書のカルボン酸誘導体の反応性の前半部分に該当する項目(第20章, P.1193〜P.1219)を読み,その概略を把握する。 (2時間) 【事後学習】第11回の講義内容を整理・理解し,教科書中の該当問題を解く。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
第20章 カルボン酸誘導体(2)(A-3, A-4, A-8) アミド,ニトリルの反応性について 【事前学習】教科書のカルボン酸誘導体の反応性の後半部分に該当する項目(第20章, P.1219〜P.1244)を読み,その概略を把握する。 (2時間) 【事後学習】第12回の講義内容を整理・理解し,教科書中の該当問題を解く。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
第20章 カルボン酸誘導体(3)(A-3, A-4, A-8) カルボン酸誘導体の反応の反応機構について 【事前学習】教科書のカルボン酸誘導体の反応性に該当する項目(第20章, P.1193〜P.1244)を学習・復習する。 (2時間) 【事後学習】第13回の講義内容を整理・理解し,教科書中の該当問題を解く。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
到達度の確認と解説(期末試験)(A-3, A-4, A-8)
【事前学習】第1回から第13回の講義内容を復習し,教科書中の該当問題を解く。 (2時間) 【事後学習】期末試験を自己採点し,解答を誤った箇所を明確にする。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
まとめと振り返り(A-3, A-4, A-8)
【事前学習】これまでに学習した講義内容を整理する。 (2時間) 【事後学習】期末試験の解説を整理・理解する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | 古賀憲司,野依良治,村橋俊一 監訳 『ボルハルト・ショアー 現代有機化学(下)』 化学同人 2020年 第8版 |
参考書 | 大嶌幸一郎,小田嶋和徳,小松満男,戸部義人 訳 『ボルハルト・ショアー 現代有機化学 問題の解き方』 化学同人 2020年 第8版 古賀憲司,野依良治,村橋俊一 監訳 『ボルハルト・ショアー 現代有機化学(上)』 化学同人 2020年 第8版 |
成績評価の方法及び基準 | 授業内テスト:中間試験・期末試験(80%)、授業参画度:課題の提出状況や解答内容(20%) 諸般の事情により授業の形態に変更が生じた場合,成績の評価の方法や基準が変わる場合があります。詳細は授業内で提示します。 |
オフィスアワー | 随時(講義終了後または本館7階701研究室) |
備考 | シラバスの内容は社会情勢や各位の理解度の状況により,変更することがあります。 |