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資源化学

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令和2年度以降入学者 資源化学
教員名 木屋幸蔵
単位数    2 学年    3 開講区分 文理学部
科目群 化学科
学期 前期 履修区分 選択
授業形態 対面授業
授業の形態 毎回(全15回)の【講義】(対面授業とCanvas LMS上での【レポート・リアクションペーパー】の提出)
授業概要 エネルギー資源問題と地球環境問題両者への取り組み方について講義する。
授業のねらい・到達目標 惑星としての地球の起源を踏まえ、炭素循環などの面から現在の地球環境の成り立ちを理解する。その上で石炭、石油、天然ガスなどの在来型資源の他、非在来型石油資源・天然ガス資源の成因、存在、化学的性質、利用技術などについて国際動向を含め学ぶ。特にそれらの生産技術や発電等のエネルギー変換技術に重点を置き、電源構成や産業構造などの理解を通してエネルギー面から見た国内・国際社会の成り立ちについて考える。また水素エネルギー・燃料電池を中心とした新技術や工業製品、太陽光・太陽熱・風力・地熱・水力などの再生可能エネルギーや、温暖化など気圏を中心とした地球環境問題にも言及する。そしてこれらの学習を通じ、様々な統計データ・情報を収集・分析する能力を修得するとともに(A-2-3)、エネルギー社会全体の特徴や問題点を正確に捉え、実生活においても地球環境問題に対する正しい考え方・取り組み方を身に着ける。(A-3-3、A-4-3、A-8-3)

この科目は文理学部(学士(理学))のディプロマポリシーDP3、DP4及びカリキュラムポリシーCP3、CP4に対応しています。
・化学に関係する研究成果や情報にアクセスし、国際社会における化学的な話題に接することができる。(A-2-3)
・高度な化学知識に基づいて,自然科学に関係する諸現象を論理的・批判的に考察することができる。(A-3-3)
・さまざまな事象に潜む化学的問題を発見し,専門的化学知識に基づいてそれに対する解決策を考えることができる。(A-4-3)
・自分の実験経験を振り返り、その成果を他人に分かる形で客観的にまとめることができる。(A-8-3)
授業の形式 講義、演習
授業の方法 (1)毎回の授業3日前までに、Canvas LMS上でパワーポイントのスライドを公開するので、授業該当日までに参照すること。また授業はそのスライドを解説・補足説明する形で進行する。
(2)毎回、Canvas LMS上でその回のレポートまたはリアクションペーパーの指示をする。それらの提出もCanvas LMS上で行い、その提出期限は該当する授業翌日の火曜日午後1時00分とする。※レポートは授業で用いた資料に加え、自分で調べたデータ、統計資料、論文等を元にした客観的な分析や考察を中心とする。リアクションペーパーは、自分の意見(主観中心でも構わない)や考え・感想等を記入する。
履修条件 新年度、第1回授業までにCanvas LMSのコース登録をすること。また第1回授業において成績評価・授業の出席の仕方・毎回の学習方法を説明するので必ず参加すること。
授業計画
1 地球環境と炭素循環  各国のエネルギー起源二酸化炭素排出量とその要因分析
【事前学習】この回のスライドを参照し、不明な用語等を調べ学修する。(A-2,A-3,A-4,A-8) (2時間)
【事後学習】レポート、リアクションペーパーを作成しCanvas LMS上で提出する。(A-3,A-4) (2時間)
2 一次エネルギー・二次エネルギー  一次エネルギー国内供給構成  エネルギー自給率  主要国の一次エネルギー構成(化石燃料依存度)と消費量
【事前学習】この回のスライドを参照し、不明な用語等を調べ学修する。(A-2,A-3,A-4,A-8) (2時間)
【事後学習】レポート、リアクションペーパーを作成しCanvas LMS上で提出する。(A-3,A-4) (2時間)
3 データの見方(1人当たり・GDP当たりのエネルギー供給量)  電源構成  エネルギー基本計画
【事前学習】この回のスライドを参照し、不明な用語等を調べ学修する。(A-2,A-3,A-4,A-8) (2時間)
【事後学習】レポート、リアクションペーパーを作成しCanvas LMS上で提出する。(A-3,A-4) (2時間)
4 電力と(発電)電力量  主要国の電源構成  発電コスト  再生可能エネルギーの問題点
【事前学習】この回のスライドを参照し、不明な用語等を調べ学修する。(A-2,A-3,A-4,A-8) (2時間)
【事後学習】レポート、リアクションペーパーを作成しCanvas LMS上で提出する。(A-3,A-4) (2時間)
5 日本の電源構成で考えなければならないこと  主要国の温室効果ガス削減状況  国内電力問題(原子力発電)  ※【『授業内中間試験』対策課題】配付予定
【事前学習】この回のスライドを参照し、不明な用語等を調べ学修する。(A-2,A-3,A-4,A-8) (2時間)
【事後学習】レポート、リアクションペーパーを作成しCanvas LMS上で提出する。(A-3,A-4) (2時間)
6 石炭と石油(成因、埋蔵量、産出、輸出入、エネルギーとしての特徴、利用技術・発電技術)
【事前学習】この回のスライドを参照し、不明な用語等を調べ学修する。(A-2,A-3,A-4,A-8) (2時間)
【事後学習】レポート、リアクションペーパーを作成しCanvas LMS上で提出する。(A-3,A-4) (2時間)
7 授業内中間試験とその解説および全体的な振り返り
【事前学習】『授業内中間試験』対策課題を学修する。(A-2,A-3,A-4,A-8) (2時間)
【事後学習】解答できなかった問題をもう一度調べ直す。 (2時間)
8 在来型天然ガス資源(成因、埋蔵量、産出、輸送、輸出入、エネルギーとしての特徴、利用技術・発電技術)
【事前学習】この回のスライドを参照し、不明な用語等を調べ学修する。(A-2,A-3,A-4,A-8) (2時間)
【事後学習】レポート、リアクションペーパーを作成しCanvas LMS上で提出する。(A-3,A-4) (2時間)
9 LPガス(産出、輸出入)  非在来型資源(成因、在来型資源との比較、生産技術、利用技術、国際動向)  非在来型石油資源(シェールオイル・オイルサンド・オイルシェール)
【事前学習】この回のスライドを参照し、不明な用語等を調べ学修する。(A-2,A-3,A-4,A-8) (2時間)
【事後学習】レポート、リアクションペーパーを作成しCanvas LMS上で提出する。(A-3,A-4) (2時間)
10 非在来型天然ガス資源(シェールガス・タイトサンドガス・コールベッドメタン・メタンハイドレート)  再生可能資源と枯渇性資源  再生可能エネルギー  カーボンニュートラル  固定価格買取制度
【事前学習】この回のスライドを参照し、不明な用語等を調べ学修する。(A-2,A-3,A-4,A-8) (2時間)
【事後学習】レポート、リアクションペーパーを作成しCanvas LMS上で提出する。(A-3,A-4) (2時間)
11 これからの日本の電源構成  エネルギー変換効率  再生可能エネルギー:太陽光・太陽熱・風力・地熱・水力など(発電技術を中心に:発電コスト、エネルギー変換効率、設備容量、発電電力量、設備利用率)  再生可能エネルギーの問題点
【事前学習】この回のスライドを参照し、不明な用語等を調べ学修する。(A-2,A-3,A-4,A-8) (2時間)
【事後学習】レポート、リアクションペーパーを作成しCanvas LMS上で提出する。(A-3,A-4) (2時間)
12 再生可能エネルギー導入の国際比較・国際評価  再生可能エネルギーを巡る様々な視点
【事前学習】この回のスライドを参照し、不明な用語等を調べ学修する。(A-2,A-3,A-4,A-8) (2時間)
【事後学習】レポート、リアクションペーパーを作成しCanvas LMS上で提出する。(A-3,A-4) (2時間)
13 HVとEV  水素エネルギー、燃料電池などの新技術とそれを応用した工業製品(FCV:水素燃料電池自動車、エネファームなど)  コジェネレーションシステム  水素エネルギー社会  エネルギー社会と地球温暖化  ※『授業内期末試験』対策課題】配付予定
【事前学習】この回のスライドを参照し、不明な用語等を調べ学修する。(A-2,A-3,A-4,A-8) (2時間)
【事後学習】レポート、リアクションペーパーを作成しCanvas LMS上で提出する。(A-3,A-4) (2時間)
14 温室効果ガスと地球温暖化(気象と気候変動、気候モデル、太陽活動、氷期、IPCC、COP、パリ協定)  CO₂排出に関連する新しい取り組み  地球温暖化の現実と新しい捉え方
【事前学習】この回のスライドを参照し、不明な用語等を調べ学修する。(A-2,A-3,A-4,A-8) (2時間)
【事後学習】レポート、リアクションペーパーを作成しCanvas LMS上で提出する。(A-3,A-4) (2時間)
15 授業内試験とその解説および全体的な振り返り
【事前学習】『授業内試験』対策課題を学修する。(A-2,A-3,A-4,A-8) (2時間)
【事後学習】解答できなかった問題をもう一度調べ直す。 (2時間)
その他
教科書 『なし』
参考書 経済産業省 『エネルギー白書2024』 一般財団法人 経済産業調査会 2024年
成績評価の方法及び基準 レポート:毎回のレポート・リアクションペーパーの提出状況および内容評価(10%)、授業内テスト(80%)、授業参画度:授業への参加状況(10%)
以下の場合は原則として成績の査定は行わない。(1)授業への参加状況・レポート・リアクションペーパーの提出回数が全授業回数の3/5に満たない場合 (2)毎回のレポートやリアクションペーパーの内容レベルに著しく問題がある場合(剽窃・その他不正行為を含む)
オフィスアワー Canvas LMS上またはメールで質問等に対応します。

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