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令和2年度以降入学者 | 展開無機化学特論 | ||||
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教員名 | 尾関智二 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 化学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業形態 | 対面授業 |
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授業の形態 | 対面型授業13回+課題研究型授業2回の予定であるが、状況に応じてオンデマンド授業・Zoomを使用した同時双方向授業などの実施にかえることもある |
授業概要 | 前周期遷移金属元素の分子性酸素酸であるポリオキソメタレート(ポリ酸)の構造および性質を解説する。これまでに学習してきた無機化学に関する知識を活用して、無機化合物を体系的に理解する能力の習得を目指す。 |
授業のねらい・到達目標 | 前周期遷移金属元素の分子性酸素酸であるポリオキソメタレート(ポリ酸)の生成原理、構造、性質を説明できるようになる。これまでに学習してきた無機化学の知識を、未知の化合物に適用することが出来るようになる。X線回折をはじめとする、無機化学で用いられる様々な物理化学的手法を用いた研究の妥当性を評価できるようになる。 この科目は文理学部(学士(理学))のディプロマポリシーDP2〜DP5 及びカリキュラムポリシーCP2〜CP5 に対応しています ・化学に関係する最新の研究成果や情報に積極的に触れ,国際社会における化学の発展を理解することができる(A-2-4) ・高度な化学知識と化学的な根拠に基づいて,自然科学に関係する諸現象を論理的・批判的に考察し,他者に説明することができる(A-3-4) ・さまざまな事象に潜む化学的問題を発見し,専門的化学知識に基づいてそれに対する解決策を考え,独自に行動して解決することができる(A-4-4) ・与えられた未知の実験テーマに取り組む気持をもち,情報収集・整理分析して用いることができる(A-5-4) |
授業の形式 | 講義 |
授業の方法 | 板書・印刷した資料の配布・プロジェクターによる資料の映写などを併用して講義を進める |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス(授業のテーマや到達目標及び授業の方法について説明する)・ポリオキソメタレートについて(A-2-4, A-3-4, A-4-4, A-5-4)
【事前学習】シラバスで各回の内容を確認し、授業全体の流れを理解しておく。 (2時間) 【事後学習】ポリオキソメタレートについて学習した内容を整理してまとめる (2時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
ポリオキソメタレートの生成反応と分解反応について(A-2-4, A-3-4, A-4-4, A-5-4)
【事前学習】ポリオキソメタレートの生成反応と分解反応について教科書22章22.6および23章23.7を調べておく (2時間) 【事後学習】ポリオキソメタレートの生成反応と分解反応について学習した内容を整理してまとめる (2時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
ポリオキソメタレートの分子構造について(A-2-4, A-3-4, A-4-4, A-5-4)
【事前学習】ポリオキソメタレートの分子構造について教科書22章22.6および23章23.7を調べておく (2時間) 【事後学習】ポリオキソメタレートの分子構造について学習した内容を整理してまとめる (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
ポリオキソメタレートの振動スペクトルについて(A-2-4, A-3-4, A-4-4, A-5-4)
【事前学習】振動スペクトルについて教科書4章4.7を調べておく (2時間) 【事後学習】ポリオキソメタレートの振動スペクトルについて学習した内容を整理してまとめる (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
ポリオキソメタレートの対称性について(A-2-4, A-3-4, A-4-4, A-5-4)
【事前学習】分子の対称性について教科書4章4.1~4.5を調べておく (2時間) 【事後学習】ポリオキソメタレートの対称性について学習した内容を整理してまとめる (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
ポリオキソメタレートの結晶について(A-2-4, A-3-4, A-4-4, A-5-4)
【事前学習】参考書「シュライバー・アトキンス無機化学(上)」6章6.2を読み、対称操作および対称要素の概念を把握しておく (2時間) 【事後学習】ポリオキソメタレートの結晶について学習した内容を整理してまとめる (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
結晶の対称性1:晶系について(A-2-4, A-3-4, A-4-4, A-5-4)
【事前学習】晶系について参考書「金属錯体の機器分析(上)」6章6-1を調べておく (2時間) 【事後学習】晶系について学習した内容を整理してまとめる (2時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
結晶の対称性2:空間群について(A-2-4, A-3-4, A-4-4, A-5-4)
【事前学習】空間群について参考書「金属錯体の機器分析(上)」6章6-1を調べておく (2時間) 【事後学習】空間群について学習した内容を整理してまとめる (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
結晶によるX線の回折について(A-2-4, A-3-4, A-4-4, A-5-4)
【事前学習】結晶によるX線の回折について参考書8章8.1を調べておく (2時間) 【事後学習】結晶によるX線の回折について学習した内容を整理してまとめる (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
粉末X線回折について(A-2-4, A-3-4, A-4-4, A-5-4)
【事前学習】粉末X線回折について参考書「シュライバー・アトキンス無機化学(上)」8章8.1を調べておく (2時間) 【事後学習】粉末X線回折について学習した内容を整理してまとめる (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
単結晶X線回折について(A-2-4, A-3-4, A-4-4, A-5-4)
【事前学習】単結晶X線回折について参考書「シュライバー・アトキンス無機化学(上)」8章8.1を調べておく (2時間) 【事後学習】単結晶X線回折について学習した内容を整理してまとめる (2時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
授業内テストおよび解説(A-2-4, A-3-4, A-4-4, A-5-4)
【事前学習】第1回から第11回までの講義内容について振り返りを行っておく (2時間) 【事後学習】正しく解答できなかった事項について、内容を確認する (2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
授業内テストの振り返りおよび課題学習の説明(A-2-4, A-3-4, A-4-4, A-5-4)
【事前学習】これまでの授業内容の疑問点についてまとめておく (2時間) 【事後学習】これまでの授業内容を再確認し、課題学習の実施計画を立てる (2時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
課題研究として、ポリオキソメタレートに関する学術論文を精読する(A-2-4, A-3-4, A-4-4, A-5-4)
【事前学習】ポリオキソメタレートに関する学術論文を検索する (2時間) 【事後学習】ポリオキソメタレートに関する学術論文を精読した内容をまとめる (2時間) 【授業形態】課題研究 |
15 |
課題研究として、精読したポリオキソメタレートに関する学術論文の内容をまとめる(A-2-4, A-3-4, A-4-4, A-5-4)
【事前学習】精読したポリオキソメタレートに関する学術論文の内容を確認する (2時間) 【事後学習】精読したポリオキソメタレートに関する学術論文の内容をまとめてレポートを作成する (2時間) 【授業形態】課題研究 |
その他 | |
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教科書 | Housecroft, Sharpe著 巽和行・西原寛・穐田宗隆・酒井健監訳 『ハウスクロフト無機化学(上)』 2012年 Housecroft, Sharpe著 巽和行・西原寛・穐田宗隆・酒井健監訳 『ハウスクロフト無機化学(下)』 東京化学同人 2012年 |
参考書 | Weller, Overton, Rourke, Armstrong著 田中勝久・髙橋雅英・安部武志・平尾一之・北川進訳 『シュライバー・アトキンス無機化学(上)』 東京化学同人 2016年 第6版 Weller, Overton, Rourke, Armstrong著 田中勝久・髙橋雅英・安部武志・平尾一之・北川進訳 『シュライバー・アトキンス無機化学(下)』 東京化学同人 2016年 第6版 大塩寛紀編 『金属錯体の機器分析(上) (錯体化学会選書)』 三共出版 2010年 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:課題学習で与えられた課題について、Canvas LMS経由で提出する(30%)、授業内テスト(40%)、授業参画度:授業中におこなう質問への対応状況をもとに評価する(30%) |
オフィスアワー | 授業終了時。Canvas LMS のメッセージ機能を用いた質問も受け付けるが、夜間・週末などは対応に時間がかかることがある。 |