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令和2年度以降入学者 | 生物化学特論 | ||||
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教員名 | 垣田浩孝 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 化学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業形態 | 対面授業(一部遠隔授業) |
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授業の形態 | 対面授業(一部遠隔授業:オンデマンド授業)で行う。毎回授業内で授業内容の確認としてリアクションペーパーを配布し回収する(授業の際に別途課題を3回出題する)。初回講義開始までにCanvas LMSのコース登録をすること。受講者への連絡はCanvas LMSの"アナウンスメント"欄に掲示するので随時確認すること。社会状況の変動等で、授業の形態等が変更される可能性があります。その場合は対面、Canvas LMSあるいはe-mailを通じて連絡します。 |
授業概要 | 海藻は生物であるとともに有用な化学物質の原料でもあるため、海藻の生物化学を展開するためには海藻そのものに対する知識が必要である。そこで海藻に関する知識を得ることを目的として、当該授業では、海藻の生物としての側面と有用物質としての側面について講義する。また海藻の生物化学を実施する上で必要な分析方法についても講義する。また、産業技術総合研究所での勤務経験のある教員が、その経験を活かして、大学で習う生物化学の基礎知識を実社会での技術に展開した実例を知的財産権取得も含めて講義する。 |
授業のねらい・到達目標 | 海藻とは何かを説明できるようになることを目的とする。具体的には海藻の生物としての側面と海藻の有用物質の原料としての側面についての知識を身に付け、説明できるようになることを目的とする。また海藻を扱う上で必要な分析方法についても説明できるようになることも目的である。 この科目は文理学部(学士(理学))のディプロマポリシーDP及びカリキュラムポリシーCP3, 4, 8に対応しています。 A-3-4)高度な化学知識と化学的な根拠に基づいて,自然科学に関連する諸現象を論理的・批判的に考察し,他者に説明することができる。 A-4-4)さまざまな事象に潜む化学的問題を発見し,専門的な化学知識に基づいてそれに対する解決策を考え,独自に行動して解決することができる。 A-8-4)自分の実験経験を振り返り,その成果を客観的にまとめ,他者の評価や批判を受け,今後に活かすことができる。 |
授業の形式 | 講義 |
授業の方法 | 対面授業(一部遠隔授業)で行う。また課題の出題も行うので課題の解答は提出期限までに提出すること。また対面、Canvas LMSあるいはe-mailを通じての質問と議論の機会を提供する。別途、課題の出題を3回実施する。事情があり、対面授業に参加できない学生は事前に相談し、許可を得て遠隔授業に参加することを認める。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス(海藻とは何かを説明できるようになる知識を得るという授業のテーマや到達目標及び授業の方法について説明する)。課題出題3回分、課題Ⅰ、Ⅱ、Ⅲを配布する。(A-3-4, A-4-4, A-8-4)
【事前学習】シラバスを良く読み,授業全体の流れを理解しておく。 (2時間) 【事後学習】第1回授業での資料を復習しておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
赤血球凝集素(ヘマグルチニン)、レクチンについて講義する。(A-3-4, A-4-4, A-8-4)
【事前学習】ヘマグルチニンとは何かを予習しておくこと。 (2時間) 【事後学習】第2回授業での資料を復習しておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
海藻の赤血球凝集素について講義する。(A-3-4, A-4-4, A-8-4)
【事前学習】海藻の赤血球凝集素とは何かを予習しておくこと。 (2時間) 【事後学習】第3回授業での資料を復習しておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
海藻からのエネルギーと有用物質抽出について学修する。オンデマンド型授業で実施する。(A-3-4, A-4-4, A-8-4)
【事前学習】海藻からのエネルギーと有用物質抽出について予習しておくこと。 (2時間) 【事後学習】第4回授業での資料を復習しておくこと。リアクションペーパーは第5回の授業終了までに授業担当教員に提出すること。 (2時間) 【授業形態】オンデマンド型授業 |
5 |
大学で習う生物化学の基礎知識を実社会での技術に展開するための知的財産権の基本について講義する。(A-3-4, A-4-4, A-8-4)
【事前学習】知的財産とは何かを予習しておくこと。 (2時間) 【事後学習】第5回授業での資料を復習しておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
大学で習う生物化学の基礎知識を実社会での技術(海藻由来の生理活性物質活用技術)に展開した実例を知的財産権取得も含めて講義する。(A-3-4, A-4-4, A-8-4)
【事前学習】現状の技術の欠点を解決するためにはどのような視点が必要かを列記しておくこと。 (2時間) 【事後学習】第6回授業での資料を復習しておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
糖質化学の基礎について講義する。(A-3-4, A-4-4, A-8-4)
【事前学習】糖とは何かについて予習しておくこと。 (2時間) 【事後学習】第7回授業での資料を復習しておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
海藻バイオフィルターについて学修する。オンデマンド型授業で実施する。(A-3-4, A-4-4, A-8-4)
【事前学習】海藻バイオフィルターについて予習しておくこと。 (2時間) 【事後学習】第8回授業での資料を復習しておくこと。リアクションペーパーは第9回の授業終了までに授業担当教員に提出すること。 (2時間) 【授業形態】オンデマンド型授業 |
9 |
水質浄化に適した海藻について講義する。(A-3-4, A-4-4, A-8-4)
【事前学習】魚類養殖場での水質汚染とは何かを予習しておくこと。 (2時間) 【事後学習】第9回授業での資料を復習しておくこと (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
水圏の高濃度栄養塩を海藻により低減するシステムについて講義する。(A-3-4, A-4-4, A-8-4)
【事前学習】海藻による水圏浄化システムについて予習しておくこと。 (2時間) 【事後学習】第10回授業まで資料を復習しておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
海藻成長促進に寄与する新規人工海水開発研究について講義する。(A-3-4, A-4-4, A-8-4)
【事前学習】海藻成長に必要な条件とは何かを予習しておくこと。 (2時間) 【事後学習】第11回授業での資料を復習しておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
海藻由来多糖の抗アレルギー活性について学修する。オンデマンド型授業で実施する。(A-3-4, A-4-4, A-8-4)
【事前学習】海藻由来多糖の抗アレルギー活性について予習しておくこと。 (2時間) 【事後学習】第12回授業での資料を復習しておくこと。リアクションペーパーは第13回の授業終了までに授業担当教員に提出すること。 (2時間) 【授業形態】オンデマンド型授業 |
13 |
海藻単糖の高感度分析について講義する。大学で習う生物化学の基礎知識を実社会での技術(生体物質の超高感度検出技術)に展開した実例を知的財産権取得も含めて講義する。(A-3-4, A-4-4, A-8-4)
【事前学習】高速液体クロマトグラフィーについて予習しておくこと。 (2時間) 【事後学習】第13回授業での資料を復習しておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
海藻由来のアルギン酸について講義する。(A-3-4, A-4-4, A-8-4)
【事前学習】アルギン酸とは何かを予習しておくこと。 (2時間) 【事後学習】第14回授業での資料を復習しておくこと。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
糖について短い講義をする。その後で期末試験【資料閲覧可能】とその一部について解説を行う。(A-3-4, A-4-4, A-8-4)
【事前学習】これまでの授業の資料をよく復習しておくこと。 (2時間) 【事後学習】期末試験問題の復習をして知識を定着させること。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
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教科書 | なし |
参考書 | なし |
成績評価の方法及び基準 | レポート:出題した課題への解答提出状況とその内容(20%)、授業内テスト(60%)、授業参画度:授業毎の課題への解答提出状況とその内容(20%) 対面授業です。しかし対面授業の実施が困難なときは、同時双方向型授業・オンデマンド型授業・課題研究(授業に関連する文献調査や研究発案、解析等)とすることがあります。その場合は、毎週のレポート提出に加え、別途課された課題を提出することによって評価します。 |
オフィスアワー | 対面、Canvas LMSあるいはe-mailを通じての質問等に直接回答するか、授業日までに資料に解説を載せる。 |