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博物館経営論

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令和2年度以降入学者 博物館経営論
教員名 折茂克哉
単位数    2 学年 1・2 開講区分 文理学部
科目群 コース科目
学期 後期 履修区分 必修
授業形態 対面授業
授業の形態 対面授業
授業概要 博物館の経営―ミュージアム・マネジメントをめぐり、組織と人材、財務や管理、経営・運営形態、市民や地域社会との連携など、博物館を経営/・運営していく際の核となる事項に関して講義し、それぞれに関して課題を探る。博物館の学芸員としての経験をもとに、現場の実状と課題をもふまえながら授業を進めていく。
授業のねらい・到達目標 ・博物館の経営・運営に必要な各種の事項に関する理解を深め、実際の博物館経営の実状や課題に関して説明できるようになる。
・学修から得られた豊かな知識と教養、及び、自己の倫理観に基づいて、人文学・歴史学が直面する倫理的課題を説明することができる。(A-1-3)
・既存の知識にとらわれることなく、物事を論理的・批判的に説明することができる。(A-3-2)
・日常生活における現象に潜む人文学的問題を発見し、専門的知識に基づい説明することができる。(A-4-2)

この科目は文理学部のディプロマポリシーDP1—3、3・4ー2及びカリキュラムポリシーCP1—3、3・4ー2に対応しています。
授業の形式 講義
授業の方法 授業の形式:
各回、授業計画に基づいて講義を行う。授業に必要な資料は随時配布する。また、毎回講義内容に関わるリアクションペーパーの提出を求める。リアクションペーパーの解説・講評を次回の授業で行う。
対面授業に参加できない要件を満たした場合、Canvas LMSで配信する資料で学習し、指定日時までに課題を提出する。
履修条件 学芸員課程コースの履修を希望する者は必須。
授業計画
1 ガイダンス―講義の計画と概要を説明すると共に、受講者にこれまで感じた博物館の長所と短所を経験に則して提示してもらう。
【事前学習】シラバスを読み、疑問点などを書き出しておく。 (1時間)
【事後学習】自分が関心をもつ博物館の概略を調べる。 (2時間)
【授業形態】対面授業
2 博物館経営・ミュージアム・マネジメントとは何か―博物館にとって、それは何故必要であるのかを考えていく。(A-3-2)
【事前学習】ミュージアム・マネジメントの概略を調べ、まとめておく。 (2時間)
【事後学習】講義の内容を確認し、ポイントを整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
3 ミュージアム・マネジメントを構成する要素―構成要素であるミュージアム・マインドとマネジメント・スキルについてその内容・特徴をみていく。(A-3-2)
【事前学習】博物館経営に必要な要素を考えてまとめておく。 (2時間)
【事後学習】講義の内容を確認し、ポイントを整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
4 博物館の施設と設備-経営資源の「モノ」として施設と設備を考える。(A-4-2)
【事前学習】自分が関心をもつ博物館の施設・設備を調べておく。 (2時間)
【事後学習】講義の内容を確認し、ポイントを整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
5 博物館における危機管理-博物館をめぐる様々な危機とそれへの対処について考える。(A-1-3)
【事前学習】博物館における危機とは何かを調べ、対応策などをまとめておく。 (2時間)
【事後学習】講義の内容を確認し、自分が調べた博物館被害の特徴を整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
6 博物館ステークホルダーの内部と外部-経営資源の「ヒト」として博物館内部の組織と人材、外部の関係者と関係諸機関のあり方を考える。(A-1-3)(A-4-2)
【事前学習】博物館の利害関係者にはどのような人々がいるのかを調べて、まとめておく。 (2時間)
【事後学習】講義の内容を確認し、ポイントを整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
7 博物館の経営形態-独立行政法人・指定管理者制度・公益財団法人や経営母体の違いについて、その内容と課題を探る。(A-1-3)
【事前学習】自分が関心をもつ博物館の体制を調べ、まとめておく。 (2時間)
【事後学習】講義の内容を確認し、ポイントを整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
8 博物館の財政-経営資源の「カネ」として、博物館財政の実状と課題を探る。(A-4-2)
【事前学習】自分が関心を持つ博物館収支について調べ、まとめておく。 (2時間)
【事後学習】講義の内容を確認し、ポイントを整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
9 博物館の商売―博物館におけるミュージアムショップ・カフェ・レストラン等の設置・運営の意義、その実際と課題を探る。(A-3-2)(A-4-2)
【事前学習】自分が関心をもつ博物館のミュージアムショップを調べ、商品などをまとめておく。 (2時間)
【事後学習】講義の内容を確認し、ポイントを整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
10 博物館の広報活動-博物館経営には欠かせない、様々な情報発信の手段と課題についてみていく。(A-3-2)(A-4-2)
【事前学習】自分が関心をもつ博物館のホームページを調べ、特徴をまとめておく。 (2時間)
【事後学習】講義の内容を確認し、ポイントを整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
11 博物館のマーケティングとブランディング-博物館に対するイメージについて考える。(A-3-2)
【事前学習】博物館に関心がない人たちに向けての施策を考える。 (2時間)
【事後学習】講義の内容を確認し、ポイントを整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
12 博物館の評価-現在の博物館経営に求められる評価をめぐり、PDCAサイクルと評価の視点、評価の実際を探る。(A-3-2)
【事前学習】関心のある博物館の公開されている事業評価を調べ、まとめておく。 (2時間)
【事後学習】講義の内容を確認し、指定管理者制度の特徴を整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
13 博物館のDX-デジタル化していく博物館活動について考える。(A-1-3)
【事前学習】自分が関心をもつ博物館のデジタルアーカイブを調べ、まとめておく。 (2時間)
【事後学習】講義の内容を確認し、ポイントを整理する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
14 様々な博物館経営-様々な博物館の実例をもとにと実情と課題について考える。(A-3-2)(A-4-2)
【事前学習】博物館の学芸員だったらどのように経営していくか想像してみる。 (2時間)
【事後学習】これまでの講義の内容を振り返り、博物館経営の課題を考える。 (2時間)
【授業形態】対面授業
15 まとめ・期末レポート出題 (A-1-3)(A-3-2)(A-4-2)
【事前学習】これまでの講義の内容を復習し,期末レポートに備える。 (3時間)
【事後学習】授業のまとめを基に理解が足りなかった内容を復習し,学修した内容の整理を行う。 (3時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 特に定めない。必要な資料は授業時に提供する。
参考書 参考書は、授業時に随時指示する。
成績評価の方法及び基準 レポート:期末レポートの提出により評価する。(40%)、授業参画度:リアクションペーパーの提出により評価する。(60%)
期末レポートと毎回のリアクションペーパーの内容で評価する。
対面授業に参加できない要件を満たし、Canvas LMSを介して参加した場合、別途指示する課題の提出によって評価する。対面授業での評価と差が出ることはない。
オフィスアワー Canvas LMSを通して質疑応答を行う。
備考 学芸員課程コースの履修を希望する者は博物館概論とあわせて履修すること。

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