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博物館資料保存論2

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令和2年度以降入学者 博物館資料保存論2
教員名 佐野千絵
単位数    2 学年    3 開講区分 文理学部
科目群 コース科目
学期 後期 履修区分 必修
授業形態 対面授業
授業概要 博物館・美術館における危機管理および資料の管理方法、保存修復について自然科学的な視点から学ぶとともに、地域資源の保存と活用に果たす役割、自然環境の保護など博物館活動のSDGsについて学ぶ。その方法について、博物館美術館環境についての調査助言の経験を持つ教員が、実務経験をもとに、基礎知識や博物館における実践について授業を行う。
授業のねらい・到達目標 博物館・美術館における資料のリスクは、保管環境だけではない。地球環境の大きな変化の中で、博物館も大きな災害に見舞われており、危機管理についてより具体的な知識を持ち、被害を低減できるような管理が求められる。その達成のため、リスクの種類とハザードの程度、一時保管のための応急処置について説明することができ、博物館の場でレスキュー団体の一員として活動できることを目標とする。また、世界とともに目指す博物館活動と地球環境とのかかわり方について理解する。
到達目標
(1) リスクの種類とハザードの程度について説明できる (A-3-1, A-4-1)
(2) ハザードの際の応急処置について説明できる (A-3-2, A-4-2)
(3)文化財防災体制について説明できる (A-1-1)
(4) 文化財レスキュー活動への関わり方について意見を述べることができる (A-1-2)
(5) 持続可能な発展のための博物館活動について説明できる(A-1-2)
この科目は文理学部のDP及びCP1, 3, 4に対応しています。
授業の形式 講義、演習、実験
授業の方法 (1)対面授業 教科書の基本事項を説明する。気象災害や交通障害時には、オンデマンド形式で授業を配信することもある。
配布資料、課題掲示や提出物の送受信は、Canvas LMSを用いる。初回授業開始までにCanvas LMS のコース登録をすること。受講者への連絡はCanvas LMSの”連絡事項”等の欄に掲示するので随時確認すること。
毎回の授業前に、PDFで配布する配布資料等を確認し、目を通して質問など分からない点をまとめておくこと。
授業最後に毎回、知識の確認のための小テストを受講すること。小テスト受講、リアクションペーパー (100字程度)提出をもって、授業参画度を評定する。
全期で3回程度、授業内容に関連する調査例や事例について調べてレポート作成を適宜実施する。レポート課題締め切りは適宜、授業内およびCanvas LMSで告知する。
グループワークについては、他学科の学生との意見交換を積極的に行い、他者と協力し、他者の意見を尊重する態度を評価する。
小テスト・レポートについては返却しないが、翌週以降随時、周知が必要なものに対して解説・コメントを行う。
(2) 対面授業に参加できない学生の代替方法
①体調不良者 事前に教員あてに連絡・相談すること(当日も可)
②大学による行事、野外実習、就職活動面接など教員が認めたものについては、過去の授業録画をオンデマンド形式で配信する。
教員側の体調不良の場合、オンデマンド配信授業になることがあるので、Canvas LMSやメール経由の連絡事項等をチェックすること。
授業計画
1 博物館のリスク管理ー概要ー
【事前学習】配布資料をよく読み、質問したい内容を考えておく (2時間)
【事後学習】授業内容を復習する (2時間)
【担当教員】佐野千絵
【授業形態】対面授業
2 地域資料の保存と活用
【事前学習】配布資料をよく読み、質問したい内容を考えておく (2時間)
【事後学習】授業内容を復習する (2時間)
【担当教員】佐野千絵
【授業形態】対面授業
3 博物館のSDGs
【事前学習】配布資料をよく読み、質問したい内容を考えておく (2時間)
【事後学習】授業内容を復習する (2時間)
【担当教員】佐野千絵
【授業形態】対面授業
4 博物館のSDGs ーグループ学習1ーテーマ決め
【事前学習】博物館活動と関連するSDGsについて事前に候補を考える (2時間)
【事後学習】班のテーマに沿って資料・情報を収集する (3時間)
【担当教員】佐野千絵
【授業形態】課題研究
5 博物館のSDGs ーグループ学習1ー発表準備
【事前学習】情報を整理し、プレゼン案を考えておく (3時間)
【事後学習】発表用資料を作成する (3時間)
【担当教員】佐野千絵
【授業形態】課題研究
6 博物館のSDGs ーグループ学習1ー発表
【事前学習】発表用資料を準備する (3時間)
【事後学習】他班の発表から学んだことをまとめる (2時間)
【担当教員】佐野千絵
【授業形態】課題研究
7 火災
【事前学習】教科書を事前に読み、質問したい内容を考えておく (2時間)
【事後学習】授業内容を復習する (2時間)
【担当教員】佐野千絵
【授業形態】対面授業
8 地震災害 レポート1
【事前学習】教科書を事前に読み、質問したい内容を考えておく (2時間)
【事後学習】授業内容を復習する (2時間)
【担当教員】佐野千絵
【授業形態】対面授業
9 水害
【事前学習】教科書の気象災害の章を事前に読み、質問したい内容を考えておく (2時間)
【事後学習】授業内容を復習する (2時間)
【担当教員】佐野千絵
【授業形態】対面授業
10 水害被災時のレスキュー活動
【事前学習】配布資料をよく読み、質問したい内容を考えておく (2時間)
【事後学習】授業内容を復習する (2時間)
【担当教員】佐野千絵
【授業形態】対面授業
11 資料のトリアージ
【事前学習】配布資料をよく読み、質問したい内容を考えておく (2時間)
【事後学習】授業内容を復習する (2時間)
【担当教員】佐野千絵
【授業形態】対面授業、オンデマンド型授業
12 資料のレスキュー方法の実際 レポート2
【事前学習】配布資料をよく読み、質問したい内容を考えておく (2時間)
【事後学習】授業内容を復習する (4時間)
【担当教員】佐野千絵
【授業形態】対面授業
13 防災ネットワーク体制、国際協力 レポート3
【事前学習】配布資料をよく読み、質問したい内容を考えておく (2時間)
【事後学習】授業内容を復習する (3時間)
【担当教員】佐野千絵
【授業形態】対面授業
14 防犯
【事前学習】教科書を事前に読み、質問したい内容を考えておく (2時間)
【事後学習】授業内容を復習する (2時間)
【担当教員】佐野千絵
【授業形態】対面授業
15 取り扱い・輸送
【事前学習】教科書を事前に読み、質問したい内容を考えておく (2時間)
【事後学習】授業内容を復習する (2時間)
【担当教員】佐野千絵
【授業形態】対面授業
その他
教科書 三浦定俊・木川りか・佐野千絵 『文化財保存環境学』 朝倉書店 2025年 第3版
学修が深まります
参考書 使用しない
成績評価の方法及び基準 レポート:内容、提出状況をみて評価します。全期で3回程度実施します。(30%)、授業内テスト:小テストを受験した状況から評価します。(10%)、授業参画度:リアクションペーパーの提出をもって評価します。(30%)、グループ学習でディスカッションを深めて、その内容を発表するために積極的に活動したかを評価します(30%)
オフィスアワー 授業前後、CanvasLMS のメッセージ機能は随時対応、

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