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日本語教育のための日本語学(R7入学者)

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令和7年度入学者 日本語教育のための日本語学(R7入学者)
教員名 野田尚史
単位数    2 学年 1~4 開講区分 文理学部
科目群 コース科目
学期 後期 履修区分 必修
授業形態 対面授業
授業概要 ・日本語を第一言語(母語)としない人たちに対する日本語教育に必要な日本語学の知識や分析方法を身につけるための授業を行う。扱うテーマは,日本語の音韻・音声,文字・表記,形態・語彙,文法,意味,語用論のほか,言語の一般的な構造や日本語と他の言語の共通点と相違点である。また,コミュニケーション能力として,受容・理解能力,言語運用能力,社会文化能力,対人関係能力,異文化調整能力も扱う。
・日本語教育の経験がある教員がその経験を活かして日本語教育に必要な言語知識について指導する。
授業のねらい・到達目標 <授業のねらい>
授業のねらいは,日本語を第一言語(母語)としない人たちに対する日本語教育に必要な日本語学の知識や分析方法を身につけることである。

<到達目標>
到達目標は,日本語教育に必要な日本語学の知識や分析方法を身につけ,それを日本語教育に応用できるようになることである。具体的には(1)から(3)である。
 (1) 日本語学習者が使う不自然な日本語を分析し,その背後にある日本語の規則を見つけ出せるようになる。
 (2) 日本語学習者が不自然な日本語を使う原因を,日本語の規則という観点から説明できるようになる。
 (3) 日本語教育で日本語の規則をどのように指導すればよいかを提案できるようになる。

<日本大学教育憲章との関係>
経験や学修から得られた豊かな知識と教養に基づいて,日本語教育学,ひいては人文学の役割や,倫理的な課題を理解し,説明することができる。(A-1-1)

<ディプロマポリシーとの関係>
この科目は文理学部のディプロマポリシーDP6,およびカリキュラムポリシーのCP9に対応している。
授業の形式 演習
授業の方法 ・授業は毎回グループに分かれて,それぞれのグループに指定された問題を話し合った後,その結果を発表し合い,さらに全体でディスカションするアクティブ・ラーニングの形式で行う。そのため,授業内での積極的な活動が強く求められる。
・レポートに対するフィードバックは,授業内かCanvas LMSで行う。
履修条件 この科目は「登録日本語教員の資格取得に係る経過措置における日本語教員養成課程」による「日本語教育コース」の必修科目である。
授業計画
1 日本語教育のための文字と表記(A-1-1)
【事前学習】配付資料の該当箇所の「問題」について考えておく。 (1時間)
【事後学習】授業で扱ったことを復習した上で,指定された課題についてレポートを書いて提出する。 (3時間)
2 日本語教育のための文法体系(1)―品詞を中心に―(A-1-1)
【事前学習】配付資料の該当箇所の「問題」について考えておく。 (1時間)
【事後学習】授業で扱ったことを復習した上で,指定された課題についてレポートを書いて提出する。 (3時間)
3 日本語教育のための意味体系(A-1-1)
【事前学習】配付資料の該当箇所の「問題」について考えておく。 (1時間)
【事後学習】授業で扱ったことを復習した上で,指定された課題についてレポートを書いて提出する。 (3時間)
4 日本語教育のための文法体系(2)―述語の活用を中心に―(A-1-1)
【事前学習】配付資料の該当箇所の「問題」について考えておく。 (1時間)
【事後学習】授業で扱ったことを復習した上で,指定された課題についてレポートを書いて提出する。 (3時間)
5 日本語教育のための形態・語彙体系(A-1-1)
【事前学習】配付資料の該当箇所の「問題」について考えておく。 (1時間)
【事後学習】授業で扱ったことを復習した上で,指定された課題についてレポートを書いて提出する。 (3時間)
6 社会文化能力・異文化調整能力(A-1-1)
【事前学習】配付資料の該当箇所の「問題」について考えておく。 (1時間)
【事後学習】授業で扱ったことを復習した上で,指定された課題についてレポートを書いて提出する。 (3時間)
7 日本語教育のための文法体系(3)―ヴォイスを中心に―(A-1-1)
【事前学習】配付資料の該当箇所の「問題」について考えておく。 (1時間)
【事後学習】授業で扱ったことを復習した上で,指定された課題についてレポートを書いて提出する。 (3時間)
8 一般言語学・対照言語学(A-1-1)
【事前学習】配付資料の該当箇所の「問題」について考えておく。 (1時間)
【事後学習】授業で扱ったことを復習した上で,指定された課題についてレポートを書いて提出する。 (3時間)
9 日本語教育のための文法体系(4)―文の主題を中心に―(A-1-1)
【事前学習】配付資料の該当箇所の「問題」について考えておく。 (1時間)
【事後学習】授業で扱ったことを復習した上で,指定された課題についてレポートを書いて提出する。 (3時間)
10 言語運用能力・対人関係能力(A-1-1)
【事前学習】配付資料の該当箇所の「問題」について考えておく。 (1時間)
【事後学習】授業で扱ったことを復習した上で,指定された課題についてレポートを書いて提出する。 (3時間)
11 日本語教育のための音韻・音声体系(A-1-1)
【事前学習】配付資料の該当箇所の「問題」について考えておく。 (1時間)
【事後学習】授業で扱ったことを復習した上で,指定された課題についてレポートを書いて提出する。 (3時間)
12 日本語教育のための文法体系(5)―文章・談話を中心に―(A-1-1)
【事前学習】配付資料の該当箇所の「問題」について考えておく。 (1時間)
【事後学習】授業で扱ったことを復習した上で,指定された課題についてレポートを書いて提出する。 (3時間)
13 日本語教育のための語用論的規範(A-1-1)
【事前学習】配付資料の該当箇所の「問題」について考えておく。 (1時間)
【事後学習】授業で扱ったことを復習した上で,指定された課題についてレポートを書いて提出する。 (3時間)
14 受容・理解能力(A-1-1)
【事前学習】配付資料の該当箇所の「問題」について考えておく。 (1時間)
【事後学習】授業で扱ったことを復習した上で,指定された課題についてレポートを書いて提出する。 (3時間)
15 日本語教育のための日本語分析(A-1-1)
【事前学習】配付資料の該当箇所の「問題」について考えておく。 (1時間)
【事後学習】授業で扱ったことを復習した上で,指定された課題についてレポートを書いて提出する。 (3時間)
その他
教科書 資料を配付する。
参考書 野田尚史 『 はじめての人の日本語文法』 くろしお出版 1991年
市川保子編 『日本語誤用辞典―外国人学習者の誤用から学ぶ日本語の意味用法と指導のポイント―』 スリーエーネットワーク  2010年
明治書院企画編集部編 『日本語誤用分析』 明治書院 1997年
成績評価の方法及び基準 レポート:事前学習としての課題1回と事後学習としての課題15回(60%)、授業参画度(40%)
・事前学習としての課題のレポート(1回)は,自分が聞いたり見たりした日本語学習者の不自然な日本語を3例以上示し,どんな人がどこで話したものか(どこに書いたものか)という詳しい情報とともに,A4用紙1枚程度にまとめるものである。提出の締め切りは10月末日の予定。Canvas LMSから提出すること。
・事後学習としての課題のレポート(計15回)は,毎回の授業後に,その回の配付資料にある「問題」の中から2つを選んで,自分が考えたことをA4用紙2枚以上のレポートにまとめるものである。提出の締め切りは原則として次週の授業曜日の前日とする。Canvas LMSから提出すること。
・授業参画度は,授業内でグループ活動を積極的に行ったか,発表や質問,ディスカッションを積極的に行ったかという観点で評価する。
・この科目は国家資格「登録日本語教員」の基礎試験免除を受けるための必修科目に対応したものであるため,その水準の能力に達しなければ不合格になる。
オフィスアワー (1) メールを使って行う。
(2) メールで日時を相談した上で,対面での面談か,Zoomを使った面談を行う。

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