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古典文学特殊講義3

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令和3年度以降入学者 古典文学特殊講義3
教員名 久保木秀夫
単位数    2 課程     開講区分 文理学部
科目群 国文学専攻
学期 前期 履修区分 選択必修
授業形態 対面授業(一部遠隔授業)
授業の形態 ・対面授業(zoomによるライブ中継あり)。
・履修者は初回授業開始時までに必ず、Canvas LMSへの登録を済ませておくこと。
授業概要 中古中世文学のさまざまな原本資料(写本・版本・古筆切)などを活用しながら、いわゆる文献学に基づいた、厳密精緻な本文研究方法について学んでいく。特に多種多様な写本の奥書・識語・勘物や、版本の刊記・刊語・序文・跋文の精緻な解読を行い、古典籍1点1点の特有の資料的価値、いわば個性を明らかにしていく。その過程で漢字・平仮名・片仮名のくずし字の解読方法をもおのずと学んでいくことになる。
なお取り上げる作品は『古今和歌集』『新古今和歌集』『源氏物語』などを予定している。
授業のねらい・到達目標 ・書誌学・文献学に関する知識と技術を習得できるようになる。
・くずし字解読の高度なスキルを習得できるようになる。
・古典籍それぞれの固有の価値を見抜けるようになる。
・原本資料それぞれの特性に合わせて臨機応変に調査研究できるようになる。
授業の形式 講義
授業の方法 ・毎回、原本資料(写本・版本・古筆切)・複製本・影印本・デジタル画像、及び配付プリントに基づいての講義形式とする・
・ただし履修者には積極的な発言や、くずし字の解読、漢文・古文の解釈に際しての積極的な参加を求める。
授業計画
1 スタートアップ:文献学・書誌学について
【事前学習】シラバスをよく読み、履修者自身の関心の所在を検討してくること。 (2時間)
【事後学習】テキスト・配布プリントに基づき学修内容を復習しておくこと。 (2時間)
【授業形態】対面授業
2 本文解読:くずし字を読む・解釈する1 写本
【事前学習】テキストの指示部分をあらかじめ読み、問題点・疑問点をまとめておくこと。 (2時間)
【事後学習】テキスト・配布プリントに基づき学修内容を復習しておくこと。 (2時間)
【授業形態】対面授業
3 本文解読:くずし字を読む・解釈する2 古筆切
【事前学習】テキストの指示部分をあらかじめ読み、問題点・疑問点をまとめておくこと。 (2時間)
【事後学習】テキスト・配布プリントに基づき学修内容を復習しておくこと。 (2時間)
【授業形態】対面授業
4 本文解読:くずし字を読む・解釈する3 版本
【事前学習】テキストの指示部分をあらかじめ読み、問題点・疑問点をまとめておくこと。 (2時間)
【事後学習】テキスト・配布プリントに基づき学修内容を復習しておくこと。 (2時間)
【授業形態】対面授業
5 本文比較:諸本と校合する・校本を作る1 中古和歌
【事前学習】テキストの指示部分をあらかじめ読み、問題点・疑問点をまとめておくこと。 (2時間)
【事後学習】テキスト・配布プリントに基づき学修内容を復習しておくこと。 (2時間)
【授業形態】対面授業
6 本文比較:諸本と校合する・校本を作る2 中世和歌
【事前学習】テキストの指示部分をあらかじめ読み、問題点・疑問点をまとめておくこと。 (2時間)
【事後学習】テキスト・配布プリントに基づき学修内容を復習しておくこと。 (2時間)
【授業形態】対面授業
7 本文比較:諸本と校合する・校本を作る3 中古仮名散文
【事前学習】テキストの指示部分をあらかじめ読み、問題点・疑問点をまとめておくこと。 (2時間)
【事後学習】テキスト・配布プリントに基づき学修内容を復習しておくこと。 (2時間)
【授業形態】対面授業
8 本文校訂:解釈する・本文を校訂する1 中古和歌
【事前学習】テキストの指示部分をあらかじめ読み、問題点・疑問点をまとめておくこと。 (2時間)
【事後学習】テキスト・配布プリントに基づき学修内容を復習しておくこと。 (2時間)
【授業形態】対面授業
9 校訂結果の点検:問題点などについて議論する
【事前学習】テキストの指示部分をあらかじめ読み、問題点・疑問点をまとめておくこと。 (2時間)
【事後学習】テキスト・配布プリントに基づき学修内容を復習しておくこと。 (2時間)
【授業形態】対面授業
10 本文校訂:解釈する・本文を校訂する2 中世和歌本文
【事前学習】テキストの指示部分をあらかじめ読み、問題点・疑問点をまとめておくこと。 (2時間)
【事後学習】テキスト・配布プリントに基づき学修内容を復習しておくこと。 (2時間)
【授業形態】対面授業
11 校訂結果の点検:問題点などについて議論する
【事前学習】テキストの指示部分をあらかじめ読み、問題点・疑問点をまとめておくこと。 (2時間)
【事後学習】テキスト・配布プリントに基づき学修内容を復習しておくこと。 (2時間)
【授業形態】対面授業
12 校訂:解釈する・本文を校訂する3 中古仮名散文
【事前学習】テキストの指示部分をあらかじめ読み、問題点・疑問点をまとめておくこと。 (2時間)
【事後学習】テキスト・配布プリントに基づき学修内容を復習しておくこと。 (2時間)
【授業形態】対面授業
13 校訂結果の点検:問題点などについて議論する
【事前学習】テキストの指示部分をあらかじめ読み、問題点・疑問点をまとめておくこと。 (2時間)
【事後学習】議論の結果に基づき学修内容を復習しておくこと。 (2時間)
【授業形態】対面授業
14 基礎研究を踏まえた解釈・表現分析の方法についていっそうの議論を深める
【事前学習】テキストの指示部分をあらかじめ読み、問題点・疑問点をまとめておくこと。 (2時間)
【事後学習】議論の結果に基づき学修内容を復習しておくこと。 (2時間)
【授業形態】対面授業
15 総括:学期末レポートについて
【事前学習】これまでの学修内容全般を振り返っておくこと。 (2時間)
【事後学習】学期末レポートに取り組むこと。 (2時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 笠間影印叢刊刊行会 『字典かな―出典明記』 笠間書院 1972年
・PDF形式のプリントを適宜配布する。
・配布するプリントは、事前にOneDriveの共有フォルダに入れておくので、毎回確認し、印刷して持参すること。
参考書 堀川貴司 『書誌学入門 古典籍を見る・知る・読む』 勉誠出版 2010年
その他、授業中に適宜紹介していく。
成績評価の方法及び基準 レポート:履修者それぞれの専門について、本授業の学習内容に即したテーマを設定し、レポートとして提出する。(50%)、授業参画度:受講姿勢、質問に対する回答内容、くずし字解読、漢文・和文解釈の習熟度などを総合的に判断。(50%)
オフィスアワー 授業の前後やLINEで受け付ける。必要に応じてオンライン面談をも行う。対応までに時間を要することもある。

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