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比較教育学特論2

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令和3年度以降入学者 比較教育学特論2
教員名 間篠剛留
単位数    2 課程     開講区分 文理学部
科目群 教育学専攻
学期 後期 履修区分 選択必修
授業形態 対面授業
授業概要 比較教育学特論1・2の共通テーマ:AI技術の進展と教育を考える
 AI技術の進展は、教育や学習のあり方に根本的な変化をもたらしつつある。新しい技術を使った教育内容・教育方法の次元の開発が急激に進歩している。こうした状況の中、技術革新がもたらす影響を、教育や学習の根本的な構造の変容として捉え、それに対応する新たな教育・学習モデルを構築しようとする教育哲学的な研究が必要になってくるだろう。本授業では、AI時代の教育を、単なる効率化や利便性の向上としてではなく、教育を考える枠組みの再構築という観点から問い直す。
 日本では、教育・学習への技術革新の適用が国際的に遅れているとしばしば指摘されるが、その関係もあり、特に原理的・批判的観点からの研究は、日本の教育哲学・理論においても必ずしも活発であるとは言えない。本授業では、英語圏における研究に焦点を当て、教育哲学・理論研究の動向を分析する。

比較教育学特論2のテーマ:AI時代の教育を特定テーマから考える
 前期「比較教育学特論2」では「比較教育学特論1」での検討をもとに、AI技術の教育に対するインパクトについて、特定テーマに絞って検討を行う。想
授業のねらい・到達目標 本授業では、AIの教育に対するインパクトを学ぶとともに、これまでの教育が前提としていた枠組みや条件について自覚的に検討できるようになることを目標とする。
授業の形式 ゼミ
授業の方法 授業1回につき1つの論文や書籍の1つの章をとりあげ、検討を進めていく。第2回授業で文献の候補を持ち寄って検討し、第3回以降に読んでいく文献と輪読の発表担当者を決める。発表担当者はレジュメを作成し、担当箇所の発表を行うとともに、授業の議論をリードする。
履修条件 特になし
授業計画
1 イントロダクション(授業のテーマや到達目標及び授業の方法についての説明)及び各人の夏休み中の研究活動報告
【事前学習】自身の研究テーマについて説明準備を行う。 (2時間)
【事後学習】自身の研究テーマと本授業の関係を考える (2時間)
2 検討文献の決定
【事前学習】読みたい文献を1~2点挙げ、なぜそれを扱いたいのか説明する準備をしておく (2時間)
【事後学習】学習内容と自身の研究との関連を整理する (2時間)
3 課題文献の検討1
【事前学習】課題文献を読む (2時間)
【事後学習】学習内容と自身の研究との関連を整理する (2時間)
4 課題文献の検討2
【事前学習】課題文献を読む (2時間)
【事後学習】学習内容と自身の研究との関連を整理する (2時間)
5 課題文献の検討3
【事前学習】課題文献を読む (2時間)
【事後学習】学習内容と自身の研究との関連を整理する (2時間)
6 課題文献の検討4
【事前学習】課題文献を読む (2時間)
【事後学習】学習内容と自身の研究との関連を整理する (2時間)
7 個人研究発表1
【事前学習】課題文献を読む (2時間)
【事後学習】学習内容と自身の研究との関連を整理する (2時間)
8 課題文献の検討5
【事前学習】課題文献を読む (2時間)
【事後学習】学習内容と自身の研究との関連を整理する (2時間)
9 課題文献の検討6
【事前学習】課題文献を読む (2時間)
【事後学習】学習内容と自身の研究との関連を整理する (2時間)
10 課題文献の検討7
【事前学習】課題文献を読む (2時間)
【事後学習】学習内容と自身の研究との関連を整理する (2時間)
11 課題文献の検討8
【事前学習】課題文献を読む (2時間)
【事後学習】学習内容と自身の研究との関連を整理する (2時間)
12 個人研究発表2
【事前学習】課題文献を読む (2時間)
【事後学習】学習内容と自身の研究との関連を整理する (2時間)
13 課題文献の検討9
【事前学習】課題文献を読む (2時間)
【事後学習】学習内容と自身の研究との関連を整理する (2時間)
14 課題文献の検討10
【事前学習】課題文献を読む (2時間)
【事後学習】学習内容と自身の研究との関連を整理する (2時間)
15 総合討論
【事前学習】これまでに読んだ文献のおさらい (2時間)
【事後学習】学習内容と自身の研究との関連を整理する (2時間)
その他
教科書 文献は第2週で決定する。基本的にはオープンアクセスの文献か、文理学部図書館に所蔵されている文献を使用する。
参考書 Urmeneta, A., & Romero, M.,  Creative Applications of Artificial Intelligence in Education, Springer Nature, 2024
Chan, C. K. Y., & Colloton, T., Generative AI in Higher Education The ChatGPT Effect, Taylor & Francis, 2024
上記2冊は2025年2月時点でオープンアクセスの文献である。
成績評価の方法及び基準 授業参画度(50%)、担当回の授業のリード(50%)
以下の観点で評価を行う。
・担当回の授業のリード:文献の解釈、他の文献による補足、履修者を議論に巻き込む工夫
・授業参画度:文献の解釈に関する指摘、文献の内容に関する指摘、他の文献による補足
オフィスアワー 水曜日 16:10-17:00 本館4階教育調査室
その他の時間に面談を希望する場合は、初回授業で案内する連絡先に相談すること。

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