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臨床心理学研究法特論

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令和3年度以降入学者 臨床心理学研究法特論
教員名 近藤孝司
単位数    2 課程 前期課程 開講区分 文理学部
科目群 心理学専攻
学期 前期 履修区分 選択必修
授業形態 対面授業
授業の形態 課題発表を中心とする授業形態
授業概要 【臨床心理士選択必修科目A群】
主に質的研究を中心に進める。質的研究は,共感と受容を用いた面接法でのデータを収集,俯瞰的視点による語りの分析,個性記述的アプローチによる解釈など,対象者の個別性を重視するため,臨床実践のスキル養成にも貢献する研究法である。修士論文で質的研究法を使用しない学生においても,個別性の観点からの科学的理解に役立つと考えられる。
授業のねらい・到達目標 多様な視点から研究テーマを理解することができるようになること,クリティークな視点を身につけること,周囲のコメントを吟味できるようになること,他者の研究に適切で的確なコメントができるようになること,粘り強く取り組むことができるようになることなど,研究遂行に必要な力を身につける。
授業の形式 演習
授業の方法 この授業では,冒頭では,研究の意義や倫理について説明した後,様々な心理学研究法の中でも質的研究を中心に授業を行う。課題をもとに演習を進め,質的研究の分析に必要な知識と能力を身につける。また質的研究に関連してくる高度な研究方法も紹介する。授業の後半以降は,課題発表に充てる。
履修条件 心理学系以外の学部出身者は,事前に参考書を熟読しておく。
授業計画
1 ガイダンス,研究とは
【事前学習】心理学研究法に必要な知識を確認する。 (2時間)
【事後学習】授業でまとめたノートを振り返る (2時間)
【授業形態】対面授業
2 質的研究:導入
【事前学習】質的研究法に必要な知識を確認する (2時間)
【事後学習】授業でまとめたノートを振り返る (2時間)
【授業形態】対面授業
3 質的研究:KJ法①
【事前学習】質的研究法に必要な知識を確認する (2時間)
【事後学習】授業でまとめたノートを振り返る (2時間)
【授業形態】対面授業
4 質的研究:KJ法②
【事前学習】質的研究法に必要な知識を確認する (2時間)
【事後学習】授業でまとめたノートを振り返る (2時間)
【授業形態】対面授業
5 質的研究:研究事例①
【事前学習】担当するテーマに関する資料を作成する (2時間)
【事後学習】発表と議論を振り返る (2時間)
【授業形態】課題研究
6 質的研究:カテゴリ分析①
【事前学習】担当するテーマに関する資料を作成する (2時間)
【事後学習】発表と議論を振り返る (2時間)
【授業形態】課題研究
7 質的研究:カテゴリ分析②
【事前学習】担当するテーマに関する資料を作成する (2時間)
【事後学習】発表と議論を振り返る (2時間)
【授業形態】課題研究
8 質的研究:モデル図①
【事前学習】担当するテーマに関する資料を作成する (2時間)
【事後学習】発表と議論を振り返る (2時間)
【授業形態】課題研究
9 質的研究:モデル図②
【事前学習】担当するテーマに関する資料を作成する (2時間)
【事後学習】発表と議論を振り返る (2時間)
【授業形態】課題研究
10 事例研究
【事前学習】担当するテーマに関する資料を作成する (2時間)
【事後学習】発表と議論を振り返る (2時間)
【授業形態】課題研究
11 系統的レビュー
【事前学習】担当するテーマに関する資料を作成する (2時間)
【事後学習】発表と議論を振り返る (2時間)
【授業形態】課題研究
12 混合研究法
【事前学習】担当するテーマに関する資料を作成する (2時間)
【事後学習】発表と議論を振り返る (2時間)
【授業形態】課題研究
13 課題発表①
【事前学習】担当するテーマに関する資料を作成する (2時間)
【事後学習】発表と議論を振り返る (2時間)
【授業形態】課題研究
14 課題発表②
【事前学習】担当するテーマに関する資料を作成する (2時間)
【事後学習】発表と議論を振り返る (2時間)
【授業形態】課題研究
15 課題発表③
【事前学習】担当するテーマに関する資料を作成する (2時間)
【事後学習】発表と議論を振り返る (2時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 使用しない
参考書 下山晴彦・佐藤隆夫・本郷一夫・ 三浦麻子・小島康生・平井啓 『心理学研究法 (公認心理師スタンダードテキストシリーズ 4』 ミネルヴァ書房 2020年
成績評価の方法及び基準 授業参画度:授業での発言や議論への参加(30%)、課題発表(70%)
オフィスアワー 授業終了後および木曜2に研究室にて,またはメール or CanvasLMSにて受け付ける。
備考 遅刻欠席は極力しない。15分以上の遅刻で欠席とし,6回以上の欠席で単位認定が不可となる。電車の遅延による遅刻は,遅延証明書の提出で出席として認める。法事や病気などを理由とする欠席の場合,様式自由の欠席届と証拠書類(病院の領収書や法事を証明するメールのスクリーンショット等)の提出で,出席として認める場合がある。

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