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人文地理学調査法Ⅱ

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令和3年度以降入学者 人文地理学調査法Ⅱ
教員名 任海
単位数    2 課程 前期課程 開講区分 文理学部
科目群 地理学専攻
学期 前期 履修区分 選択必修
授業形態 対面授業
授業概要 本講義では、修士論文作成に必要となる人文地理学の調査方法を体系的に習得することを目的とします。具体的には、

・データ収集・処理技法(質的調査/量的調査の設計と実施)

・分析結果の論文構成法(データ解釈・論理展開・執筆技法)

・研究成果の効果的提示法(学術発表の技術と質疑応答戦略)

の3領域を、受講生の実践的作業と個別フィードバックを通じて指導します。
授業のねらい・到達目標 ・文献レビューを通じて他者の研究を批判的に評価できる。

・質的調査と量的調査の設計ができる。

・収集データを適切に処理・解釈し、GISや統計ソフトを用いた分析ができる。

・発表時間内で研究内容を効果的に伝える構成ができる。

・研究目的に応じた論文構成を設計できる。

・学術的文章作法に基づき、データ提示と先行研究批判を適切に表現できる。

・修士論文の完成に向けた具体的な進捗を達成する。
授業の形式 講義、演習、実習、研究
授業の方法 調査計画書作成・発表練習・論文執筆などの実践演習
履修条件 「人文地理学調査法Ⅰ」を修得していること。受講希望者は入学年度のはじめに申し出ること。
令和5年度以降入学者は、2年次に履修すること。
授業計画
1 ガイダンス:到達目標及び授業の方法について説明する。夏季調査結果の発表準備
【事前学習】シラバスを事前に確認すること。夏季調査についてまとめておくこと。 (2時間)
【事後学習】夏季調査についてまとめ、必要に応じて分析をすること。 (2時間)
【授業形態】対面授業
2 夏季調査結果の発表と報告書の提出
【事前学習】夏季調査とその結果について、発表できるようにパワーポイントを作成しておくこと。 (2時間)
【事後学習】授業で指摘された点を考慮して報告書を作成して、提出すること。 (2時間)
【授業形態】対面授業
3 研究課題に関する文献収集
【事前学習】研究課題に関する文献リストを作成しておくこと。 (2時間)
【事後学習】授業で選んだ文献について読んで、その内容をまとめておくこと。 (2時間)
【授業形態】対面授業
4 研究課題に関する文献購読とまとめ
【事前学習】文献の内容を発表できるようにパワーポイントを作成しておくこと。 (2時間)
【事後学習】発表で指摘された点などを考慮して、文献発表の内容をまとめておくこと。 (2時間)
【授業形態】対面授業
5 学会発表の準備
【事前学習】学会発表の内容についてまとめておくこと。 (2時間)
【事後学習】授業で検討した学会発表の内容について、問題点などを解決しておくこと。 (2時間)
【授業形態】対面授業
6 学会発表内容(目的・方法・結果)の検討
【事前学習】研究の目的・方法・結果について、授業で説明できるようにパワーポイントを作成しておくこと。 (2時間)
【事後学習】学会発表のためのスライド(パワーポイント)と発表の説明文を完成しておくこと。 (2時間)
【授業形態】対面授業
7 文献ゼミ(1):方法論の文献
【事前学習】研究課題に関する方法論の文献を用意し、読んでおくこと。 (2時間)
【事後学習】自身の研究の方法論について、再構築しておくこと。 (2時間)
【授業形態】対面授業
8 文献ゼミ(2):結果に関する文献
【事前学習】結果に関する文献を用意し、読んでおくこと。 (2時間)
【事後学習】文献の結果についてまとめるとともに、今後の問題点や自身の研究への応用を考えてまとめておくこと。 (2時間)
【授業形態】対面授業
9 データの収集と各種の空間分析の実施
【事前学習】分析に必要な地理空間データを収集し、空間分析の方法について考えておくこと。 (2時間)
【事後学習】空間分析の結果について考察し、レポートを作成しておくこと。 (2時間)
【授業形態】対面授業
10 調査地域での再調査の検討
【事前学習】再調査をする内容についてまとめておくこと。 (2時間)
【事後学習】再調査の計画書を作成し、提出すること。 (2時間)
【授業形態】対面授業
11 修士論文作成のための研究計画作成
【事前学習】修士論文の研究計画を考えて、教員に説明できるようにしておくこと。 (2時間)
【事後学習】授業で指摘された点を考慮して、修士論文研究計画を作成し、提出すること。 (2時間)
【授業形態】対面授業
12 修士論文研究課題の検討(1):方法論
【事前学習】修士論文の方法論をまとめて、教員に説明できるようにしておくこと。 (2時間)
【事後学習】授業で検討された点を考慮して、自身の研究の方法論についてまとめておくこと。 (2時間)
【授業形態】対面授業
13 修士論文研究課題の検討(2):調査分析結果
【事前学習】第12回の授業でまとめた方法論にもとづき、調査・分析を行っておくこと。 (2時間)
【事後学習】授業で指摘された点を考慮して、調査・分析結果をまとめておくこと。 (2時間)
【授業形態】対面授業
14 修士論文研究計画の発表
【事前学習】第10回から第13回の授業の内容をまとめ、修士論文研究計画を発表できるようにパワーポイントを作成しておくこと。 (2時間)
【事後学習】授業で指摘された点を考慮して、修士論文研究計画書を完成し、提出すること。 (2時間)
【授業形態】対面授業
15 授業のまとめ:学習内容の整理、授業の理解度・到達度・達成度の確認
【事前学習】第2回から第14回の内容を復習すること。 (2時間)
【事後学習】学修した内容の整理をする。 (2時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 使用しない
参考書 授業中に適宜指示します。
成績評価の方法及び基準 授業参画度(40%)、調査分析結果の内容(60%)
詳細は、第1回の授業で説明いたします。
オフィスアワー 水曜日12:00~13:00 8号館4階A-407号室

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