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アジアの歴史・社会・文化

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令和7年度以降入学者 アジアの歴史・社会・文化
令和2年度以降入学者 アジアの歴史・社会・文化
教員名 熱田敬子
単位数    2 学年 1~4 開講区分 文理学部
科目群 総合教育科目
学期 後期 履修区分 選択
授業形態 対面授業(一部遠隔授業)
授業の形態 対面参加を基本とするが、演習上の必要に応じて数回程度遠隔双方向での授業を実施する可能性がある。この場合は、PCなどをもって登校するなど、各自対応できる準備をしておくこと。
なお、対面授業の回について、ハイブリッドや録画などの対応は行わない。
授業回ごとの授業形態についてはガイダンスまたは授業内で提示する。
授業概要 【東アジアにおけるフェミニズムとインターセクショナリティ】
フェミニズムのあり方は、社会の民主化、基礎的な人権擁護の状態と深く関係している。日本はかつて朝鮮半島、台湾を植民地支配し、中国、香港をはじめとした地域を侵略した。その影響は、現在でもそれぞれの社会に残っている。韓国で日本軍性奴隷制被害の掘り起こしにつながった「キーセン観光」への抗議運動は、戦後に継続する日本の経済・性の植民地主義への批判だった。
公娼制、姦通罪、戸籍といった日本が残した制度は、民主化運動とフェミニズムの課題となっていた。
日本でもいまだに、天皇制と一体化し、私たちを血縁と家で統制する戸籍が残りつづけている。

そして、旧帝国である日本に対し、新しい帝国である中国、さらにアメリカとの関係は、ジェンダー、セクシュアリティ、それらの人権を支える民主化運動の在り方にも影響を及ぼす。
なぜ沖縄で米兵による性暴力が起き続け、それは本土のメディアでは大きく取り上げられにくいのだろうか。
なぜ台湾で日本軍性奴隷制のテーマは、「移行期の正義」に組み込まれないのだろうか。
香港で肉体労働に従事する女性たちは、資本主義社会の中でどのように共同体をつくろうとしているのだろうか。

こうした、自分自身が巻き込まれている権力構造を相対化するためには、東アジアの他地域のあり方を相互に参照し、比較することが有効だ。
私たちは、他者の視点を借りずに、自らを見ることはできない。

本講義では、中国・日本・韓国・台湾・香港におけるフェミニズムを、インターセクショナリティ(差別の交差性、社会が様々な差別によって制度化されていること)の視点で学ぶ。
これらの地域のフェミニズム運動の展開を横断的に見、その背後にある歴史、社会構造を知ることで、受講生が生きる日本の国家、社会のジェンダー枠組みを相対化することを目指す。
授業のねらい・到達目標 経験や学修から得られた豊かな知識と教養に基づいて,倫理的な課題を理解し説明することができる(A-1-1)。

世界諸国の歴史や政治,経済,文化,価値観,信条などの現状を概説できる(A-2-1)。

仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察することの重要性を説明できる(A-3-1)。

この科目は文理学部のDP及びCPの1,2,3に対応しています。
授業の形式 講義
授業の方法 講義形式
基本的に対面授業とするが、必要に応じて遠隔双方向の授業を数回程度取り入れる。
フィードバックの方法は授業内で提示する。
履修条件 CHIPSによる抽選を行う。
授業計画
1 ガイダンス。授業の方法、到達目標、評価方法について説明する。
【事前学習】LMSから参考資料・映像を閲覧し、意見、疑問点を書く (2時間)
【事後学習】授業を受けての意見を書く、授業で配布した資料を読む (2時間)
【授業形態】同時双方向型授業
2 帝国主義フェミニズムとインターセクショナリティ(1)(A-2-1)
【事前学習】LMSから参考資料・映像を閲覧し、意見、疑問点を書く (2時間)
【事後学習】授業を受けての意見を書く、授業で配布した資料を読む (2時間)
【授業形態】対面授業
3 帝国主義フェミニズムとインターセクショナリティ(2)(A-2-1)
【事前学習】LMSから参考資料・映像を閲覧し、意見、疑問点を書く (2時間)
【事後学習】授業を受けての意見を書く、授業で配布した資料を読む (2時間)
【授業形態】対面授業
4 日本におけるジェンダー・バックラッシュと保守化1
【事前学習】LMSから参考資料・映像を閲覧し、意見、疑問点を書く (2時間)
【事後学習】授業を受けての意見を書く、授業で配布した資料を読む (2時間)
【授業形態】対面授業
5 日本におけるジェンダー・バックラッシュと保守化2
【事前学習】LMSから参考資料・映像を閲覧し、意見、疑問点を書く (2時間)
【事後学習】授業を受けての意見を書く、授業で配布した資料を読む (2時間)
【授業形態】対面授業
6 日本軍の性暴力1
【事前学習】LMSから参考資料・映像を閲覧し、意見、疑問点を書く (2時間)
【事後学習】授業を受けての意見を書く、授業で配布した資料を読む (2時間)
【授業形態】対面授業
7 日本軍の性暴力2
【事前学習】LMSから参考資料・映像を閲覧し、意見、疑問点を書く (2時間)
【事後学習】授業を受けての意見を書く、授業で配布した資料を読む (2時間)
【授業形態】対面授業
8 中間レポートをもとにしたディスカッション(A-1-1)(A-3-1)
【事前学習】中間レポートを書き、プレゼンテーションの準備をする (2時間)
【事後学習】ディスカッションを終えての意見を書く (2時間)
【授業形態】同時双方向型授業
9 日本軍の性暴力3
【事前学習】LMSから参考資料・映像を閲覧し、意見、疑問点を書く (2時間)
【事後学習】授業を受けての意見を書く、授業で配布した資料を読む (2時間)
【授業形態】対面授業
10 植民地構造からの脱却と#MeToo運動(1)
【事前学習】LMSから参考資料・映像を閲覧し、意見、疑問点を書く (2時間)
【事後学習】授業を受けての意見を書く、授業で配布した資料を読む (2時間)
【授業形態】対面授業
11 植民地構造からの脱却と#MeToo運動(2)
【事前学習】LMSから参考資料・映像を閲覧し、意見、疑問点を書く (2時間)
【事後学習】授業を受けての意見を書く、授業で配布した資料を読む (2時間)
【授業形態】対面授業
12 権威主義国家と歴史無き民主主義(1)
【事前学習】LMSから参考資料・映像を閲覧し、意見、疑問点を書く (2時間)
【事後学習】授業を受けての意見を書く、授業で配布した資料を読む (2時間)
【授業形態】対面授業
13 権威主義国家と歴史無き民主主義(2)
【事前学習】LMSから参考資料・映像を閲覧し、意見、疑問点を書く (2時間)
【事後学習】授業を受けての意見を書く、授業で配布した資料を読む (2時間)
【授業形態】対面授業
14 民主化運動とフェミニズム
【事前学習】LMSから参考資料・映像を閲覧し、意見、疑問点を書く (2時間)
【事後学習】授業を受けての意見を書く、授業で配布した資料を読む (2時間)
【授業形態】対面授業
15 東アジアにおけるポストコロニアル状況とフェミニズム(A-3-1)
【事前学習】LMSから参考資料・映像を閲覧し、意見、疑問点を書く (2時間)
【事後学習】授業を受けての意見を書く、授業で配布した資料を読む (2時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 使用しない
参考書 熱田敬子・金美珍・梁永山聡子・張瑋容・曹曉彤 『ハッシュタグだけじゃ始まらない~東アジアのフェミニズム・ムーブメント』 大月書店 2022年
宋連玉著、ふぇみ・ゼミ&カフェ編 『フェミニズム視点からの在日朝鮮人史ー植民地主義・家父長制・性差別』 一聡舎 2025年
成績評価の方法及び基準 レポート(50%)、授業参画度:課題の提出状況、ディスカッションやグループワークへの参加で評価する(30%)、中間課題を課す(20%)
生成AIに丸投げで論理構成を行った課題は、自分自身が他者に説明可能な論理構成を行うことを怠ったという点で、厳しく評価します。
また生成AIを利用した不正を防ぐため、各回の課題などはコピーアンドペーストができない入力フォーマットを提示する。
オフィスアワー メールで予約すること。
メールアドレスは授業内で提示する。

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