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哲学ゼミナール1

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令和7年度以降入学者 哲学ゼミナール1
令和2年度以降入学者 哲学課題研究1
教員名 長綱啓典
単位数    1 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 哲学科
学期 前期 履修区分 選択必修
授業形態 対面授業
授業の形態 原則的に遠隔対応はしません。
授業概要 本授業の目標は、ミシェル・フーコーの方法論(フーコー流の物の見方)を身に付けることです。そのために、第1回から第5回授業では、『快楽の活用』(1984年)の序文を用いて、フーコーの方法論からいくつかの論点を引き出します。そのうえで、第6回から第10回授業では「権力」という論点について、第11回から第15回授業では「主体化」という論点について、それぞれ詳細に検討します。
その際、フーコーが「権力」および「主体化」について述べていることを正確に把握するのはもちろんですが、自分たちの身の回りにフーコーの議論に当てはまる例を探し、私たちが生きているこの社会において、他者とどのような関係を構築できるのか、そして自己とどのような関係を構築できるのかについても考えます。
授業のねらい・到達目標 ・学生はテキストの内容を整理することができる。(A-3-3)(A-3-5)
・学生はテキストの内容に合致した例を挙げることができる。(A-3-3)(A-3-5)
・学生は他者を尊重しながら質疑応答することができる。(A-6-3)
・学生は授業内容を正確に記録することができる。(A-8-3)
この科目は文理学部(学士(文学))のDP3,5,6,8及びCP3,5,6,8に対応しています。
授業の形式 演習、ゼミ
授業の方法 事前学修はふたつです。
①テキストの指定された範囲を読んでください。
②フーコーの議論に当てはまる例を現代日本社会のなかから見つけてください。
授業でやることもふたつです。
①テキストの指定された範囲でフーコーがどのような議論をしているのかを確認します。
②フーコーの議論に当てはまる例を現代日本社会のどこに見出すことができるか議論します。
こうした作業とは別に、毎回の授業でひとり担当者を決め、授業内容を記録してもらいます。
教員はすべての提出物に対してコメントを付しフィードバックします。
授業計画
1 『快楽の活用』序文講読1 訓練としての哲学(A-3-3)(A-5-3)(A-6-3)
【事前学習】『快楽の活用』14ページから16ページを読み、その例を考える。 (2時間)
【授業形態】対面授業
2 『快楽の活用』序文講読2 経験の3つの軸(A-3-3)(A-5-3)(A-6-3)
【事前学習】『快楽の活用』9ページから13ページを読み、その例を考える。 (2時間)
【授業形態】対面授業
3 『快楽の活用』序文講読3 真理ゲーム(A-3-3)(A-5-3)(A-6-3)
【事前学習】『快楽の活用』13ページを読み、その例を考える。 (2時間)
【授業形態】対面授業
4 『快楽の活用』序文講読4 問題化(A-3-3)(A-5-3)(A-6-3)
【事前学習】『快楽の活用』17ページから18ページを読み、その例を考える。 (2時間)
【授業形態】対面授業
5 『快楽の活用』序文講読5 実践(A-3-3)(A-5-3)(A-6-3)
【事前学習】『快楽の活用』18ページから21ページを読み、その例を考える。 (2時間)
【授業形態】対面授業
6 フーコーの権力論1 他者との関係としての権力(A-3-3)(A-5-3)(A-6-3)
【事前学習】『知への意志』119ページから126ページを読み、その例を考える。 (2時間)
【授業形態】対面授業
7 フーコーの権力論2 権力‐知(A-3-3)(A-5-3)(A-6-3)
【事前学習】『知への意志』126ページから132ページを読み、その例を考える。 (2時間)
【授業形態】対面授業
8 フーコーの権力論3 医師とヒステリー患者の関係という例①規範化の権力(A-3-3)(A-5-3)(A-6-3)
【事前学習】『精神医学の権力』373ページから384ページを読み、その例を考える。 (2時間)
【授業形態】対面授業
9 フーコーの権力論4 医師とヒステリー患者の関係という例②医師と患者の共犯関係(A-3-3)(A-5-3)(A-6-3)
【事前学習】『精神医学の権力』384ページから395ページを読み、その例を考える。 (2時間)
【授業形態】対面授業
10 フーコーの権力論5 医師とヒステリー患者の関係という例③患者の抵抗(A-3-3)(A-5-3)(A-6-3)
【事前学習】『精神医学の権力』395ページから405ページを読み、その例を考える。 (2時間)
【授業形態】対面授業
11 フーコーの主体化論1 自己との関係としての主体化(A-3-3)(A-5-3)(A-6-3)
【事前学習】『自己のテクノロジー』16ページから26ページを読み、その例を考える。 (2時間)
【授業形態】対面授業
12 フーコーの主体化論2 少年愛という例①(A-3-3)(A-5-3)(A-6-3)
【事前学習】『快楽の活用』239ページから249ページを読み、その例を考える。 (2時間)
【授業形態】対面授業
13 フーコーの主体化論3 少年愛という例②(A-3-3)(A-5-3)(A-6-3)
【事前学習】『快楽の活用』249ページから258ページを読み、その例を考える。 (2時間)
【授業形態】対面授業
14 フーコーの主体化論4 自己からの離脱①(A-3-3)(A-5-3)(A-6-3)
【事前学習】『ミシェル・フーコー思考集成X』255ページから261ページを読み、その例を考える。
【授業形態】対面授業
15 フーコーの主体化論5 自己からの離脱②(A-8-3)
【事前学習】『ミシェル・フーコー思考集成X』261ページから268ページを読み、その例を考える。
【授業形態】対面授業
その他
教科書 ミシェル・フーコー著、田村俶訳 『性の歴史II 快楽の活用』 新潮社 1986年
ミシェル・フーコー著、渡辺守章訳 『性の歴史I 知への意志』 新潮社 1986年
ミシェル・フーコー著、慎改康之訳 『コレージュ・ド・フランス講義1973-1974年度 精神医学の権力』 筑摩書房 2006年
ミシェル・フーコーほか著、田村俶・雲和子訳 『自己のテクノロジー フーコー・セミナーの記録 (岩波現代文庫)』 岩波書店 2004年
蓮實重彦・渡辺守章監修 小林康夫・石田英敬・松浦寿輝編集 『ミシェル・フーコー思考集成X 1984-88 倫理/道徳/啓蒙』 筑摩書房 2002年
いずれもコピーを配布しますので、教科書を購入する必要はありません。
参考書 使用しない
成績評価の方法及び基準 授業参画度(100%)
「授業参画度」には①テキスト読解の適切さ、②挙げる例の適切さ、③授業記録(プロトコル)の正確さが含まれます。

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