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美学ゼミナール3

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令和7年度以降入学者 美学ゼミナール3
令和2年度以降入学者 美学課題研究3
教員名 高橋陽一郎
単位数    1 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 哲学科
学期 前期 履修区分 選択必修
授業形態 対面授業
授業概要 (1)今年度は「藝術における時代性と超時代性」をテーマとし、参加者各自の関心に合わせるかたちで、美学のアンソロジーを原典で読んで行きます。扱うテキストは、H. Sedlmayrの「藝術、非藝術、反藝術」、「精神史としての藝術史―ドヴォルジャックの遺産」、G. Simmelの『レンブラント』より「死」、ベンヤミンの「複製技術時代の藝術作品」(後学期には、各種の崇高論、ニーチェの『悲劇の誕生』、ハイデガーの『藝術作品の根源』を予定する)。なお取り上げるテキストや順番には、変更の可能性があります。
(2)受講者各自が専門とする美学藝術学研究のプレゼンテーションを行ってもらい、受講者間で議論する。
なお、冬季に美術館での作品鑑賞を含む合宿を予定している。
授業のねらい・到達目標 上記テキスト群を原典で読解することによって、美学の思想・概念・語法について日本語訳では伝わらないニュアンスに至るまで理解できるようになることが、本授業の第一の目的である。また、上記テキスト群は近現代の美学藝術学を専攻する者がしばしば立ちかえる美学の古典であるので、これを読解することにより、受講者の専門研究が近現代においてどのような位置を持ちうるのか、各自に意識してもらうことが本授業の第二の目的である。
・自他の主張や論証を論理的・批判的に考察して,既存の見解を問い直すことができる(A-3-3)。
・自らの思想的課題に取り組むために必要な情報を収集し,それを分析して用いることができる(A-5-3)。
・さまざまな人とコミュニケーションをとり,傾聴力と発表力に基づいて,合理的な議論を推進することができる(A-6-3)。
・さまざまな集団活動において,より良い成果を上げるために,指導者として他者と協働し,作業を行う姿勢を示すことができる(A-7-3)。
・自分の学修経験を振り返り分析して,今後の改善計画を立てることができる(A-8-3)。

この科目は文理学部(学士(文学))のDP及びCPの3,5-8に対応しています。
授業の形式 ゼミ
授業の方法 授業の形式:【ゼミ】
(1)毎回当番がテキストの訳読案や文法の説明を全員に配布(配信)・共有し、議論しながら授業を進めてゆく。
(2)各自の自由研究を前期に一度、発表していただく。他の参加者は発表内容に基づいて質疑応答する(コロキアム形式)。
・(1)については、発表者以外の受講者もテキストを熟読して参加し、当番の訳読呈示に対し積極的に質疑応答し、理解を深める。また受講者は、復習にも時間を十分にかけ、それぞれのテキストが示す美学思想やそこに使われているドイツ語の学修に努める。
・(2)においては、他のゼミ生の研究の個性を認め、互いに質疑応答し合うことを通じて、自分の研究の進展に役立てる。
なお、本授業の事前・事後学習は、合わせて4時間を目安とします。
履修条件 受講を許可された者に限る。
授業計画
1 ガイダンス:年間のスケジュール、授業のテーマ、到達目標、授業の方法について説明し、ゼミ生間での自己紹介(自分の研究領域の説明)を行う。(A-3-3)
【事前学習】シラバスを事前に確認し、授業全体の流れについて把握しておく。 (2時間)
【事後学習】第二回以降の授業に備え、ドイツ語文法を復習しておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
2 H. Sedlmayrの論文「藝術、非藝術、反藝術」からKunst und ästhetisches Objekt, S.207-208を読む(A-5-3)
【事前学習】論文の日本語訳を読み、当該箇所の原典(ドイツ語)を予習する。 (2時間)
【事後学習】授業で扱った箇所の単語や文法事項を確認し、さらにそこで提示された美学思想を自分の言葉で説明できるようにする。 (2時間)
【授業形態】対面授業
3 H. Sedlmayrの論文「藝術、非藝術、反藝術」からKunst und ästhetisches Objekt, S. 208-209を読む(A-5-3)
【事前学習】二種類の邦訳を検討し、 ästhetisches Objektの訳語や思想について自分のコメントを記す。 (2時間)
【事後学習】授業で扱った箇所の単語や文法事項を確認し、さらにそこで提示された美学思想を自分の言葉で説明できるようにする。 (2時間)
【授業形態】対面授業
4 H. Sedlmayrの論文「藝術、非藝術、反藝術」からDie Folgen des Ästhetischenの部分を読む(A-6-3)
【事前学習】ゼードルマイアーの本論文と他の著作とを比較し、立場の異同について列挙しておく。 (2時間)
【事後学習】授業で扱った箇所の単語や文法事項を確認し、さらにそこで提示された美学思想を自分の言葉で説明できるようにする。 (2時間)
【授業形態】対面授業
5 H. Sedlmayrの論文「精神史としての藝術史」よりManierismus - Expressionismus - Surrealismusの部分を読む(A-5-3)
【事前学習】M. ドヴォルジャックの思想を事典などで調べておく。 (2時間)
【事後学習】授業で扱った箇所の単語や文法事項を確認し、さらにそこで提示された美学思想を自分の言葉で説明できるようにする。 (2時間)
【授業形態】対面授業
6 受講者の研究発表会とディスカッション(1)―四年生―(A-6-3)
【事前学習】ゼードルマイアーの『中心の喪失』が呼び起こした議論について調べておく。 (2時間)
【事後学習】四年生受講者の発表内容と自分の専門研究との関係について説明できるようにしておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
7 受講者の研究発表会とディスカッション(2)―三年生―(A-6-3)
【事前学習】「生の哲学」の美学思想について調べ、ノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】三年生受講者の発表内容と自分の専門研究との関係について説明できるようにしておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
8 受講者の研究発表会とディスカッション(3)―三年生―(A-7-3)
【事前学習】フランクフルト学派の藝術論について調べ、ノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】三年生受講者の発表内容と自分の専門研究との関係について説明できるようにしておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
9 受講者の研究発表会とディスカッション(4)―二年生―(A-7-3)
【事前学習】ニーチェの美学思想について調べ、ノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】二年生受講者の発表内容と自分の専門研究との関係について説明できるようにしておく。 (2時間)
【授業形態】対面授業
10 H. Sedlmayrの論文「精神史としての藝術史」よりDie Irrtümer der Kunstgeschichte als Geistesgeschichteの部分を読む(A-6-3)
【事前学習】ゼードルマイアーの現代アート批判について調べて、ノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】授業で扱った箇所の単語や文法事項を確認し、さらにそこで提示された美学思想を自分の言葉で説明できるようにする。 (2時間)
【授業形態】対面授業
11 G. Simmelの『レンブラント』よりder Todの部分を読む(1):肖像画について(A-7-3)
【事前学習】レンブラントの絵画作品について調べ、ノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】授業で扱った箇所の単語や文法事項を確認し、さらにそこで提示された美学思想を自分の言葉で説明できるようにする。 (2時間)
【授業形態】対面授業
12 G. Simmelの『レンブラント』よりder Todの部分を読む(2):死について(A-8-3)
【事前学習】ジンメル美学における反リアリズム思想について、600字程度でまとめておく。 (2時間)
【事後学習】授業で扱った箇所の単語や文法事項を確認し、さらにそこで提示された美学思想を自分の言葉で説明できるようにする。 (2時間)
【授業形態】対面授業
13 W. Benjaminの『複製技術時代の藝術作品』の一部を読む(1):複製技術について(A-6-3)
【事前学習】複製技術をめぐるベンヤミンとアドルノの見解について、ノートにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】授業で扱った箇所の単語や文法事項を確認し、さらにそこで提示された美学思想を自分の言葉で説明できるようにする。 (2時間)
【授業形態】対面授業
14 W. Benjaminの『複製技術時代の藝術作品』の一部を読む(2):ファシズムについて(A-6-3)
【事前学習】複製技術の功罪について、ベンヤミンの議論をもとにまとめておく。 (2時間)
【事後学習】授業で扱った箇所の単語や文法事項を確認し、さらにそこで提示された美学思想を自分の言葉で説明できるようにする。 (2時間)
【授業形態】対面授業、課題研究
15 現代批判としての美学:討論(A-5-3, A-6-3, A-7-3, A-8-3)
【事前学習】自分の美学的立場から現代のさまざまなアート作品に対して批評できるようにノートを準備しておく。 (2時間)
【事後学習】「現代批判としての美学」という題名のレポートを作成する。 (2時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 なし。使用するテクストは担当者がコピーで用意する。
参考書 授業中に適宜紹介する。
成績評価の方法及び基準 授業参画度:担当箇所の予習とディスカッションへの参加の度合い(50%)、前期に一度行っていただく研究発表の完成度(50%)で評価します。(100%)
オフィスアワー 授業後に設けます。

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