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| 令和7年度以降入学者 | 美学ゼミナール4 | ||||
|---|---|---|---|---|---|
| 令和2年度以降入学者 | 美学課題研究4 | ||||
| 教員名 | 高橋陽一郎 | ||||
| 単位数 | 1 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
| 科目群 | 哲学科 | ||||
| 学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 | ||
| 授業形態 | 対面授業 |
|---|---|
| 授業概要 | (1)今年度は「藝術における時代性と超時代性」をテーマとし、参加者各自の関心に合わせるかたちで、美学のアンソロジーを原典で読んで行く。後学期に扱うテキストとしては、各種の崇高論、ニーチェの『悲劇の誕生』、ハイデガーの『藝術作品の根源』を予定している。なお取り上げるテキストや順番には、変更の可能性がある。 (2)受講者各自が専門とする美学藝術学研究のプレゼンテーションを行ってもらい、受講者間で議論する。 なお、冬季に美術館での作品鑑賞を含む合宿を予定している。 |
| 授業のねらい・到達目標 | 上記テキスト群を原典で読解することによって、美学の思想・概念・語法について日本語訳では伝わらないニュアンスに至るまで理解できるようになることが、本授業の第一の目的である。また、上記テキスト群は近現代の美学藝術学を専攻する者がしばしば立ちかえる美学の古典であるので、これを読解することにより、受講者の専門研究が近現代においてどのような位置を持ちうるのか、各自に意識してもらうことが本授業の第二の目的である。 ・自他の主張や論証を論理的・批判的に考察して,既存の見解を問い直すことができる(A-3-3)。 ・自らの思想的課題に取り組むために必要な情報を収集し,それを分析して用いることができる(A-5-3)。 ・さまざまな人とコミュニケーションをとり,傾聴力と発表力に基づいて,合理的な議論を推進することができる(A-6-3)。 ・さまざまな集団活動において,より良い成果を上げるために,指導者として他者と協働し,作業を行う姿勢を示すことができる(A-7-3)。 ・自分の学修経験を振り返り分析して,今後の改善計画を立てることができる(A-8-3)。 この科目は文理学部(学士(文学))のDP及びCPの3,5-8に対応しています。 |
| 授業の形式 | ゼミ |
| 授業の方法 | 授業の形式:【ゼミ】 (1)毎回当番がテキストの訳読案や文法の説明を全員に配布(配信)・共有し、議論しながら授業を進めてゆく。 (2)各自の自由研究を前期に一度、発表していただく。他の参加者は発表内容に基づいて質疑応答する(コロキアム形式)。 ・(1)については、発表者以外の受講者もテキストを熟読して参加し、当番の訳読呈示に対し積極的に質疑応答し、理解を深める。また受講者は、復習にも時間を十分にかけ、それぞれのテキストが示す美学思想やそこに使われているドイツ語の学修に努める。 ・(2)においては、他のゼミ生の研究の個性を認め、互いに質疑応答し合うことを通じて、自分の研究の進展に役立てる。 なお、本授業の事前・事後学習は、合わせて4時間を目安とします。 |
| 履修条件 | 受講を許可された者に限る。 |
| 授業計画 | |
|---|---|
| 1 |
F. Nietzsche, Die Geburt der Tragödie, §22を読む:道徳からの離反する藝術(A-3-3)
【事前学習】前期ニーチェの美学思想の概略を調べて、ノートしてくる。 (2時間) 【事後学習】授業で扱った箇所の単語や文法事項を確認し、さらにそこで提示された美学思想を自分の言葉で説明できるようにする。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
| 2 |
F. Nietzsche, Die Geburt der Tragödie, §23を読む:ドイツに何を期待するか(A-3-3)
【事前学習】ヴァーグナーの楽劇がニーチェに与えた意味について調べ、ノートをとる。 (2時間) 【事後学習】授業で扱った箇所の単語や文法事項を確認し、さらにそこで提示された美学思想を自分の言葉で説明できるようにする。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
| 3 |
F. Nietzsche, Die Geburt der Tragödie, §24を読む:音楽の不協和音(A-5-3)
【事前学習】「藝術と不快」というテーマで考えたことをノートしてくる。 (2時間) 【事後学習】授業で扱った箇所の単語や文法事項を確認し、さらにそこで提示された美学思想を自分の言葉で説明できるようにする。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
| 4 |
F. Nietzsche, Die Geburt der Tragödie, §25を読む:藝術の将来(A-5-3)
【事前学習】「ニーチェと将来の藝術」というテーマで考えたことをノートしてくる。 (2時間) 【事後学習】授業で扱った箇所の単語や文法事項を確認し、さらにそこで提示された美学思想を自分の言葉で説明できるようにする。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
| 5 |
いくつかの崇高論を読む:偽ロンギノス、バーク、カント(A-3-3)
【事前学習】現代以前における藝術と崇高の問題を考え、ノートしてくる。 (2時間) 【事後学習】各時代の崇高論の特色を書き出してみる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
| 6 |
受講者の研究発表会とディスカッション(1)―四年生―(A-6-3)
【事前学習】ゼードルマイアーの『近代藝術の革命』の議論について調べておく。 (2時間) 【事後学習】四年生受講者の発表内容と自分の専門研究との関係について説明できるようにしておく。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
| 7 |
受講者の研究発表会とディスカッション(2)―三年生―(A-6-3)
【事前学習】ジンメルやディルタイの美学思想について調べ、ノートにまとめておく。 (2時間) 【事後学習】三年生受講者の発表内容と自分の専門研究との関係について説明できるようにしておく。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
| 8 |
受講者の研究発表会とディスカッション(3)―三年生―(A-7-3)
【事前学習】音楽における複製について、考えたことをノートにまとめておく。 【事後学習】三年生受講者の発表内容と自分の専門研究との関係について説明できるようにしておく。 【授業形態】対面授業 |
| 9 |
受講者の研究発表会とディスカッション(4)―二年生―(A-7-3)
【事前学習】ニーチェの美学思想について調べ、ノートにまとめておく。 (2時間) 【事後学習】二年生受講者の発表内容と自分の専門研究との関係について説明できるようにしておく。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
| 10 |
M. Heidegger, Der Ursprung des Kunstwerkesを読む(1):ハイデガーの藝術論における「真理」と「大地」(A-3-3)
【事前学習】ハイデガーの藝術論について調べ、要点をノートしてくる。 (2時間) 【事後学習】ハイデガーの藝術論における「真理」と「大地」について600字でまとめる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
| 11 |
M. Heidegger, Der Ursprung des Kunstwerkesを読む(2):ハイデガーの藝術論における「不気味で途方もないもの」と「崇高」(A-5-3)
【事前学習】授業で予定される箇所の予習(ドイツ語原典の訳読)をする。 (2時間) 【事後学習】ハイデガーの藝術論における「不気味で途方もないもの」と「崇高」について600字でまとめる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
| 12 |
M. Heidegger, Der Ursprung des Kunstwerkesを読む(3):ハイデガーの藝術論に関するラクー=ラバルトの解釈をと読む(A-7-3)
【事前学習】授業で予定される箇所の予習(ドイツ語原典の訳読)をする。 (2時間) 【事後学習】授業で扱ったラクー=ラバルトのハイデガー解釈について600字でまとめる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
| 13 |
今道友信の『東洋の美学』第六章を読む(1)―白について―(A-8-3)
【事前学習】美意識における「日本的なるもの」について調べたり考えたりしたことをノートにまとめてくる。 (2時間) 【事後学習】日本の伝統的美意識における「白」の意味について600字でまとめる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
| 14 |
今道友信の『東洋の美学』第六章を読む(2)―色彩について―(A-8-3)
【事前学習】日本の各種藝術における色彩の価値について調べたり考えたりしたことをノートにまとめてくる。 (2時間) 【事後学習】テキストの内容を600字でまとめる。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
| 15 |
後学期のまとめ―藝術と反美学―(A-3-3, A-5-3, A-6-3, A-7-3, A-8-3)
【事前学習】ニーチェ以降の美学について調べ、ノートにまとめてくる。 (2時間) 【事後学習】「藝術と反美学」というテーマで800字の小レポートを作成する。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
| その他 | |
|---|---|
| 教科書 | なし。使用するテクストは担当者がコピーで用意する。 |
| 参考書 | 使用しない |
| 成績評価の方法及び基準 | 授業参画度:前もって課せられた課題のプレゼンテーション、自分の研究の進捗度、議論への参加によって評価します。(100%) |
| オフィスアワー | 授業後に設けます。 |