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特殊研究ゼミナール2

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令和2年度以降入学者 特殊研究ゼミナール2
教員名 堀井一摩
単位数    2 学年    3 開講区分 文理学部
科目群 国文学科
学期 後期 履修区分 必修
授業形態 対面授業
授業の形態 対面授業
授業概要 【「資本の幽霊屋敷」としての現代日本社会を読む】
この授業では、卒論作成に必要な作品分析の方法と論文作成の技術を身につけていきます。今学期は純文学・ミステリ・ホラーなど様々なジャンルの中・長編小説を取り上げ、それぞれの作品における「家(うち)」の表象を考えます。本演習では、「家」を単なる居住空間としてではなく、資本主義社会における欲望、搾取、そして隠蔽の装置として捉え直していきます。高度経済成長期のマイホーム幻想から、現代の機能的でモダンなマンションに至るまで、日本文学がいかに「家」の変容と、そこに憑依する「資本の亡霊」を描いてきたかを考察する。

作品ごとにグループに分かれ、①先行研究の検討と問いの発見、②作品分析、③全体討論を通して読みを深めていきます。この作業を通じて文学研究の方法を実地で身につけ、最終的にレポートに仕上げていきます。
授業のねらい・到達目標 ①作品分析の方法を身につけることができる。
②論文作成のプロセスを身につけることができる。
③討議を通じて自分の研究を改善できるようになる。

この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP3,4,6及びカリキュラムポリシーCP3,4,6に対応している。
・日本文学・日本語学研究を中心としながら,仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察できる。(A-3-3)
・日本文学・日本語学研究に関わる問題を分析し,複数の解決策を提示した上で,問題を解決することができる。(A-4-3)
・日本文学・日本語学研究の実践的なスキルを活用しながら,さまざまな人々とのコミュニケーションを通じて相互の意思伝達を自由かつ確実に行い,他者との良好な関係を確立することができる。(A-6-3)
授業の形式 演習
授業の方法 ガイダンスの後、第2回以降は担当者を決めて作品に対する報告とディスカッションを行います。なお、受講生の数によって輪読と発表のスケジュールに変更が生じることがあります。

・対面参加が困難な学生については、Canvas LMSのメール機能を用いて、事前に教員に申し出ること。個別事情を勘案し、妥当と判断されれば、課題を課してメールまたはzoomによるフィードバックを行う。

フィードバック方法等については、授業内で指示する。
履修条件 受講を許可された3年生のみ履修可。それ以外で受講を希望する者は、特殊研究ゼミナール1(前期)の第1回目の授業で申し出ること。
授業計画
1 ガイダンス:授業の目標、進め方および成績評価の説明、グループと発表担当の決定(A-6-3)
【事前学習】教科書を購入し、発表担当作品の候補を決める (2時間)
【事後学習】教科書を読み始める (2時間)
【授業形態】対面授業
2 学生1・2による鈴木光司「浮遊する水」の研究報告と討議(A-3-3、A-4-3、A-6-3)
【事前学習】発表者は資料の作成、その他は課題テクストの熟読 (2時間)
【事後学習】議論ふまえて発表内容を改善する (2時間)
【授業形態】対面授業
3 学生3・4による桐野夏生『OUT』の研究報告と討議(A-3-3、A-4-3、A-6-3)
【事前学習】発表者は資料の作成、その他は課題テクストの熟読 (2時間)
【事後学習】議論ふまえて発表内容を改善する (2時間)
【授業形態】対面授業
4 学生5・6による桐野夏生『OUT』の研究報告と討議(A-3-3、A-4-3、A-6-3)
【事前学習】発表者は資料の作成、その他は課題テクストの熟読 (2時間)
【事後学習】議論ふまえて発表内容を改善する (2時間)
【授業形態】対面授業
5 学生7・8による桐野夏生『OUT』の研究報告と討議(A-3-3、A-4-3、A-6-3)
【事前学習】発表者は資料の作成、その他は課題テクストの熟読 (2時間)
【事後学習】議論ふまえて発表内容を改善する (2時間)
【授業形態】対面授業
6 学生9・10による小野不由美『残穢』の研究報告と討議(A-3-3、A-4-3、A-6-3)
【事前学習】発表者は資料の作成、その他は課題テクストの熟読 (2時間)
【事後学習】議論ふまえて発表内容を改善する (2時間)
【授業形態】対面授業
7 学生11・12による小野不由美『残穢』の研究報告と討議(A-3-3、A-4-3、A-6-3)
【事前学習】発表者は資料の作成、その他は課題テクストの熟読 (2時間)
【事後学習】議論ふまえて発表内容を改善する (2時間)
【授業形態】対面授業
8 学生13・14による小山田浩子「工場」の研究報告と討議(A-3-3、A-4-3、A-6-3)
【事前学習】課題テクストを再読し、自分の考えをまとめる (2時間)
【事後学習】議論ふまえて発表内容を改善する (2時間)
【授業形態】対面授業
9 学生15・16による小山田浩子「工場」の研究報告と討議(A-3-3、A-4-3、A-6-3)
【事前学習】発表者は資料の作成、その他は課題テクストの熟読 (2時間)
【事後学習】議論ふまえて発表内容を改善する (2時間)
【授業形態】対面授業
10 学生17・18による村田沙耶香『コンビニ人間』の研究報告と討議(A-3-3、A-4-3、A-6-3)
【事前学習】発表者は資料の作成、その他は課題テクストの熟読 (2時間)
【事後学習】議論ふまえて発表内容を改善する (2時間)
【授業形態】対面授業
11 学生19・20による村田沙耶香『コンビニ人間』の研究報告と討議(A-3-3、A-4-3、A-6-3)
【事前学習】発表者は資料の作成、その他は課題テクストの熟読 (2時間)
【事後学習】議論ふまえて発表内容を改善する (2時間)
【授業形態】対面授業
12 学生21・22による澤村伊智『ししりばの家』の研究報告と討議(A-3-3、A-4-3、A-6-3)
【事前学習】発表者は資料の作成、その他は課題テクストの熟読 (2時間)
【事後学習】議論ふまえて発表内容を改善する (2時間)
【授業形態】対面授業
13 学生23・24による澤村伊智『ししりばの家』の研究報告と討議(A-3-3、A-4-3、A-6-3)
【事前学習】発表者は資料の作成、その他は課題テクストの熟読 (2時間)
【事後学習】議論ふまえて発表内容を改善する (2時間)
【授業形態】対面授業
14 3年生による卒論構想の報告(1)(A-3-3、A-4-3、A-6-3)
【事前学習】発表者は資料の作成 (2時間)
【事後学習】議論ふまえて発表内容を改善する (2時間)
【授業形態】対面授業
15 3年生による卒論構想の報告(2)(A-3-3、A-4-3、A-6-3)
【事前学習】レポートの作成 (2時間)
【事後学習】学んだ概念や方法論を卒論にどう活かすか考える (2時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 『ししりばの家』は角川ホラー文庫版、『OUT』は講談社文庫版、『残穢』「工場」は新潮文庫版、『コンビニ人間』は文春文庫版を用います。いずれも古書での流通量が多いので、安く入手することを勧めます。
参考書 授業の中で適宜紹介します。
成績評価の方法及び基準 レポート(30%)、授業参画度(70%)
授業参画度は、発表とディスカッションによって評価します。
対面授業に参加できない場合は、オンラインで代用し、対面参加者と同じ基準で平等に評価します。
オフィスアワー 水曜4限と木曜3限、7号館4階堀井研究室にて、あるいはメールで質問を受け付けます。

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