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| 令和4年度以降入学者 | 学問の扉 | ||||
|---|---|---|---|---|---|
| 教員名 | 青木隆 | ||||
| 単位数 | 2 | 学年 | 1 | 開講区分 | 文理学部 |
| 科目群 | 中国語中国文化学科 | ||||
| 学期 | 後期 | 履修区分 | 必修 | ||
| 授業形態 | 対面授業 |
|---|---|
| 授業の形態 | 遠隔授業は行わない |
| 授業概要 | 本学科の中国語カリキュラムでは、1年生の間は会話を中心とした口語文の発音と文法の学習を行い、2年生から論説文を中心とした書面語や古典語文の学習が始まる。現代中国語の口語文しか学んでいない学生にとって、2年生から始まる書面語や古典文の学習はややハードルが高い。中国語は、話し言葉と書き言葉の差異が比較的大きい言語だからである。そのハードルを低くするために設計されたのが本授業である。 そこで、本授業は書面語・古典語を読むうえで必須の文法的知識を講じる。まず漢和辞典で漢字の字体・語義と品詞・字音を確かめること、そして漢字と漢字のつらなりが一定の意味を生じる仕組みを知ることから始めたい。そのためには、実は高校の国語科で学んだ漢文の復習から始めるのが都合がよい。 高校国語の漢文は、日本古典文の一部として学ぶものなので、外国語としての中国語を意識することはあまりない。本授業では、高校国語で学んだ漢文を外国語としての中国語文として意識しなおし、改めて学び直してみたい。 本授業全体の授業内容の配分は以下の通り。前半は漢和辞典の使い方を学び、中間部で漢字熟語の文法と音韻を学び、最後に中国古典文の読み方を学ぶ。中国古典文といってもオーソドックスな文語文ではなく、『三国志演義』という名の通俗的な近世白話文である。それは、中国古典文の入門としてだけでなく、現代中国語の書面語文の入門としても役に立つ教材の一つである。本授業が2年生以降の中国語の学習に資することを願ってやまない。 なお、本授業は、高大連携を強く意識した授業内容であるので、受講生が高校程度の「古文・漢文」を学んでいることを前提にして行う。 |
| 授業のねらい・到達目標 | 現代中国語の書面語文及び中国古典文を学ぶために必要な中国古典語に関する基礎知識を系統的に身につけることができる(A-8-1)。 漢和辞典で未知の漢字を調べ、その記述から役に立つ情報を読み取ることができる(A-3-1)。 漢字の連なりが意味を生じる仕組みを理解することができる(A-4-1)。 漢和辞典の付録を活用することができる(A-4-1)。 漢文訓読文の仕組みを理解することができる(A-4-1)。 仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察することの重要性を説明できる。(A-3-1) 事象を注意深く観察して,解決すべき問題を認識できる。(A-4-1) 自己の学修経験の振り返りを継続的に行うことができる。(A-8-1) この科目は、文理学部のDP及びCPの3,4,8に対応しています。 |
| 授業の形式 | 講義 |
| 授業の方法 | ・原則として講義形式で行うが、随時漢和辞典を用いる実習も行うので漢和辞典を携帯すること。授業は『漢辞海』第五版(三省堂2025)に準拠して行う。 ・実習は、基本的に各個人で行うが、時にグループワークの形式をとることもあり、質疑応答の形式をとることもある。 ・各授業回ごとにA4版授業プリント4枚をLMSにアップする。これを必ずプリントアウトして予習し、授業に携帯すること。 ・各授業回において課題提出を求めることがある。提出課題は可能な限り採点や添削等のフィードバックを行う。 ・LMSを通じて各授業回の内容確認テストを行う。授業終了後所定の期間に済ませること。 ・本授業の事前・事後学習の時間はそれぞれ2時間を目安とする。 |
| 履修条件 | 原則として中国語中国文化学科1年生(再履修者・編入生等を含む)。高校卒業程度の古文・漢文の知識があること。 |
| 授業計画 | |
|---|---|
| 1 |
「ガイダンスと漢和辞典の引き方」 ①ガイダンス。授業方法と到達目標について理解する。 ②漢和辞典で漢字を引く方法をマスターする。その際、必要に応じてグループの中で漢字の引き方を教えあう。 【事前学習】シラバスを読み、到達目標について理解する。授業第1回授業プリントを読んで演習をやってみる。(A-3-1)。 (2時間) 【事後学習】授業でできなかった問題を解いてみる(A-8-1)。授業で出された課題に取り組む。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
| 2 |
「字体」 ①「字体」という概念を学ぶ(A-4-1)。 ②新旧の漢字体、異体字の関係を理解する(A-4-1)。 【事前学習】授業プリントを読んで演習をやってみる(A-3-1)。自分の氏名を新字体・旧字体・簡体字の3通りでノートに手書きしてみる。新旧の字体及び簡体字は、『漢辞海』・『中日辞典』等で調べるとよい。 (2時間) 【事後学習】授業でできなかった問題を解いてみる(A-8-1)。授業で出された課題に取り組む。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
| 3 |
「漢和辞典の構成」 「凡例」(『漢辞海』の場合は「本辞典の構成ときまり」)を参照しながら、漢和辞典の一項目を読み、漢和辞典の構成を理解する(A-4-1)。 【事前学習】授業プリントの説明を読んで演習をやってみる(A-3-1)。 (2時間) 【事後学習】授業でできなかった問題を解いてみる(A-8-1)。授業で出された課題に取り組む。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
| 4 |
「漢字の成り立ちと音訓」 古代中国で権威ある漢字書として有名な後漢・許慎『説文解字』は、漢字の作り方・使い方に関する6つの基本原則を「六書」にまとめている。これは、現代にいたるまで漢字について考える時の基本的考え方を提供するものである。さらに日本語環境で漢字を用いる場合には、音読み(字音)のほかに訓読み(字訓)も併用する。漢字の字形の変遷と「六書」と日本語における漢字の音訓についてその概要を学ぶ。 【事前学習】授業プリントの説明を読んで演習をやってみる(A-3-1)。 (2時間) 【事後学習】授業でできなかった問題を解いてみる(A-8-1)。授業で出された課題に取り組む。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
| 5 |
「字音」 字音について。漢和辞典に記載されている漢字音には、大きく分けて、中国漢字音と日本漢字音がある。練習問題の実習を通じて、字音の調べ方をマスターする(A-4-1)。その際、グループの中で字音の調べ方を教えあうとよい。 事前学習:自分の氏名にある漢字の、日本漢字音を『漢辞海』で調べ、ノートしておく(A-3-1)。授業プリントの説明を読んで例題を解いておく(A-3-1)。(2時間) 事後学習:授業でできなかった問題を解いてみる(A-8-1)。授業で出された課題に取り組む。(2時間) 【事前学習】自分の氏名にある漢字の、日本漢字音を『漢辞海』で調べ、ノートしておく(A-3-1)。授業プリントの説明を読んで演習を解いてみる(A-3-1)。 (2時間) 【事後学習】授業でできなかった問題を解いてみる(A-8-1)。授業で出された課題に取り組む。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
| 6 |
「字訓」 字訓について。練習問題の実習を通じて、字訓の調べ方をマスターする(A-4-1)。その際、グループの中で字訓の調べ方を教えあうこと。 【事前学習】自分の氏名にある漢字にどんな字訓があるか調べて、ノートしておく(A-3-1)。授業プリントの説明を読んで演習を解いておく(A-3-1)。 (2時間) 【事後学習】授業でできなかった問題を解いてみる(A-8-1)。授業で出された課題に取り組む。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
| 7 |
「漢文とは何か?漢文訓読と送り仮名」 日本語環境で漢字を用いる時、字音・字訓に付随して必然的に送り仮名を用いる。その際、漢文訓読文における送り仮名と一般の日本語文における送り仮名の概念の違いを理解し、古典中国語文と漢文訓読文と漢文書き下し文の違いを把握する。練習問題の実習を通じて、字訓の調べ方をマスターする(A-4-1)。その際、グループの中で字訓の調べ方を教えあうとよい。 【事前学習】授業プリントの説明を読んで演習を解いてみる(A-3-1)。 (2時間) 【事後学習】授業でできなかった問題を解いてみる(A-8-1)。授業で出された課題に取り組む。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
| 8 |
「語順と単語から見る中国語の文法」 表語文字としての漢字の性質と中国語の文法的特質について初歩的な考察を行う(A-4-1)。 【事前学習】授業プリントの説明を読んで演習を解いてみる(A-3-1)。 (2時間) 【事後学習】授業でできなかった問題を解いてみる(A-8-1)。授業で出された課題に取り組む。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
| 9 |
「漢字熟語から見る中国語文法」その1 漢字二字熟語がどんな文法に従っているか、グループごとに討論をまじえながら考え、中国語の文法について初歩的な考察を行う(A-4-1)。その1では、①主述構造型、②どうも句構造型、③存現文タイプ文法構造を理解する。 【事前学習】授業プリントの説明を読んで演習を解いてみる(A-3-1)。 (2時間) 【事後学習】授業でできなかった問題を解いてみる(A-8-1)。授業で出された課題に取り組む。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
| 10 |
「漢字熟語から見る中国語文法」その2 漢字二字熟語がどんな文法に従っているか、グループごとに討論をまじえながら考え、中国語の文法について初歩的な考察を行う(A-4-1)。その2では、④動補構造型、⑤就職構造型、⑥並列構造型のタイプの文法構造を理解する。 【事前学習】授業プリントの説明を読んで例題を解いてみる(A-3-1)。 (2時間) 【事後学習】授業でできなかった問題を解いてみる(A-8-1)。授業で出された課題に取り組む。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
| 11 |
「漢字熟語から見る中国語音韻」その1 漢字二字熟語のなかには、それぞれの漢字の間に文法的構造をもたず、ただ音声を表わすことによって熟語の意味をあらわすものがある。これを連綿語という。連綿語の音韻構造をもとに中国語の音韻について初歩的な考察を行う(A-4-1)。 【事前学習】授業プリントの説明を読んで例題を解いておく(A-3-1)。 (2時間) 【事後学習】授業でできなかった問題を解いてみる(A-8-1)。授業で出された課題に取り組む。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
| 12 |
「漢字熟語から見る中国語音韻」その2 現代中国語の漢字音表記にはピンインや注音字母などがあり、また旧来の伝統的な漢字音表記法である「反切」という漢字音表記がある。これら漢字音表記の仕組みについてごく簡単に理解する(A-3-1)。 【事前学習】授業プリントの説明を読んで例題を解いておく(A-3-1)。 (2時間) 【事後学習】授業でできなかった問題を解いてみる(A-8-1)。授業で出された課題に取り組む。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
| 13 |
『三国志演義』とその名場面「託孤」その1 テキストの文法的構造を理解しながら正確にテキストを解釈することを試みる。その際、漢文書き下し文をもとに個々の漢字及び漢字熟語の品詞・字訓・語義(熟語義)を漢和辞典で調べてノートする。(A-3-1)(A-4-1)。 【事前学習】授業前にできるだけ演習を解いてみる(A-3-1)。 (2時間) 【事後学習】できなかった箇所を復習する(A-8-1)。授業で出された課題に取り組む。また、書き下し文を滑らかに朗読できるようになるまで何度も口に出して練習する。(A-3-1) (2時間) 【授業形態】対面授業 |
| 14 |
『三国志演義』とその名場面「託孤」その2 テキストの文法的構造を理解しながら正確にテキストを解釈することを試みる。その際、漢文書き下し文をもとに個々の漢字及び漢字熟語の品詞・字訓・語義(熟語義)を漢和辞典で調べてノートする。(A-3-1)(A-4-1)。 【事前学習】授業前にできるだけ演習を解いてみる(A-3-1)。 (2時間) 【事後学習】できなかった箇所を復習する(A-8-1)。授業で出された課題に取り組む。また、書き下し文を滑らかに朗読できるようになるまで何度も口に出して練習する。(A-3-1) (2時間) 【授業形態】対面授業 |
| 15 |
『三国志演義』とその名場面「託孤」その3 文テキストの文法的構造を理解しながら正確にテキストを解釈することを試みる。その際、漢文書き下し文をもとに個々の漢字及び漢字熟語の品詞・字訓・語義(熟語義)を漢和辞典で調べてノートする。(A-3-1)(A-4-1)。 【事前学習】授業前にできるだけ演習を解いてみる(A-3-1)。 (2時間) 【事後学習】できなかった箇所を復習する(A-8-1)。授業で出された課題に取り組む。また、書き下し文を滑らかに朗読できるようになるまで何度も口に出して練習する(A-8-1)。 (2時間) 【授業形態】対面授業 |
| その他 | |
|---|---|
| 教科書 | 佐藤進・濱口富士雄 『漢辞海』 三省堂 2025年 第5版 |
| 参考書 | 適宜授業内で参考書を紹介することがある。 |
| 成績評価の方法及び基準 | 試験(50%)、授業参画度(50%) 学期末試験を行うこともある。授業参画度には、各授業回で提出を求めた課題や小テストの成績を含む。 |
| オフィスアワー | 質問は、CANVASLMSまたはメールで受け付け、随時フィードバックする。または毎週金曜日第5時限中文学科学生閲覧室。 |