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| 令和2年度以降入学者 | 英語学演習2 | ||||
|---|---|---|---|---|---|
| 教員名 | 髙橋洋平 | ||||
| 単位数 | 1 | 学年 | 2 | 開講区分 | 文理学部 |
| 科目群 | 英文学科 | ||||
| 学期 | 後期 | 履修区分 | 必修 | ||
| 授業形態 | 対面授業 |
|---|---|
| 授業概要 | 生成文法に関する問題演習形式のテキストを用いながら,生成文法の基本的理念、統語分析の基本的知識と情報収集,問題点の洗い出し,仮説形成,発表の一連のスキルを習得します。2年次に開講される演習クラスということで、自然言語の一つである英語を題材に統語論のアプローチを用いて科学的に分析する基本的な姿勢と目的について学ぶことに重点を置きます。議論が抽象的になり過ぎないように、適宜経験的なトピックを取り混ぜながら「既習内容の裏付け」を体験できるような授業運営を目指します。 そもそも理論とは何か,理論を使って言語を分析する理論言語学とは何か,何が理論言語学研究で求められているのか,三年次以降の専門的学修に向けた基礎構築が主な目標です。 なお後期の後半では,実際に統語論の領域で最も一般的な研究アプローチである「特定の構文の統語分析」のプロセスを体験します。プロセスを通じて,データの観察,一般化の構築,仮説の設定,説明限界の見極めの一連の流れを学び,英語学研究の各領域で求められる研究手法の基礎を身につけます。 |
| 授業のねらい・到達目標 | ・理論言語学の目的,方法論について学ぶ。(A-1-2) ・統語論研究の一理論である生成文法の基本的な理念や目標,そして研究方法について学ぶ。(A-1-2) ・日英語で書かれた専門的な文章を正確に解釈することができる。(A-4-1) ・議論の要点や疑問点・問題点をノートにまとめることができる。(A-8-1) ・レジュメや発表スライドを使い,他者に分かりやすく説明し,質問の受け答えができる。(A-6-3) ・学修から得られた豊かな知識と教養, 及び, 自己の倫理観に基づいて, 英語学・英語圏文学の役割を説明することができる。(A-1-2) ・既存の知識にとらわれることなく, 言語現象や歴史的事象を論理的・批判的に説明することができる。(A-3-2) ・英語学・英語圏文学に潜む問題を発見し, 専門的知識に基づいて説明することができる。(A-4-2) ・様々な人々とコミュニケーションを取り, 専門的知識について議論することができる。(A-6-3) ・自分の学修経験の振り返りを継続的に行い, 分析することができる。(A-8-2) この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP1 、DP3、DP4、DP5、DP6、DP7、DP8及び、カリキュラムポリシーCP1、CP3、CP4、CP5、CP6、CP7、CP8に対応しています。 |
| 授業の形式 | 演習 |
| 授業の方法 | 原則,以下のサイクルで運営します。 ①演習問題(課題)の発表または小テスト(一定範囲終了ごとに複数回実施) ②講義 ③演習問題(課題) ④担当教員によるフィードバックと解説 |
| 授業計画 | |
|---|---|
| 1 |
オリエンテーション、前期の振り返り(A-1, A-6)
【事前学習】シラバスを熟読すること。英語学演習の前期内容を振り返り,統語論研究のイメージ作りをする。(挑戦力A-5) (0.5時間) 【事後学習】発表範囲の確認を行い,具体的な学修スケジュールを構築する。(コミュニケーション力A-6、リーダーシップ・協働力A-7) (0.5時間) 【授業形態】対面授業 |
| 2 |
第4章「意味解釈規則とは:代名詞の意味解釈,構造依存性,C統御」(A-1, A-3, A-4, A-6,A-8)
【事前学習】テキストP103からP110までを精読し,疑問点を明確にしておく。(論理的・批判的思考力A-3、問題発見力A-4) (0.5時間) 【事後学習】授業内容を復習し,疑問点が解消されたか内省する。(省察力A-8) (0.5時間) 【授業形態】対面授業 |
| 3 |
第4章「意味解釈規則とは:局所性」(A-1, A-3, A-4, A-6,A-8)
【事前学習】テキストP110からP120までを精読し,疑問点を明確にしておく。(論理的・批判的思考力A-3、問題発見力A-4) (0.5時間) 【事後学習】授業内容を復習し,疑問点が解消されたか内省する。また,文構造の樹形図表記を練習する。(省察力A-8) (0.5時間) 【授業形態】対面授業 |
| 4 |
第4章「意味解釈規則とは:表層構造に関わる意味解釈」(A-1, A-3, A-4, A-6,A-8)
【事前学習】テキストP120からP125までを精読し,疑問点を明確にしておく。(論理的・批判的思考力A-3、問題発見力A-4) (0.5時間) 【事後学習】授業内容を復習し,疑問点が解消されたか内省する。また,統語テストをおさらいする。(省察力A-8) (0.5時間) 【授業形態】対面授業 |
| 5 |
第4章「意味解釈規則とは:作用域の意味解釈」(A-1, A-3, A-4, A-6,A-8)
【事後学習】授業内容を復習し,疑問点が解消されたか内省する。また,専門用語が増えてくるのできちんと整理しておく。(省察力A-8) (0.5時間) 【授業形態】対面授業 |
| 6 |
たびたび援用される論理記号の導入意義の検討とそれを用いた意味表示に関するチュートリアル(A-1, A-3, A-4, A-6,A-8)
【事前学習】演算子や変項といった概念が用いられた事例をおさらいし,疑問点を明確にしておく。(論理的・批判的思考力A-3、問題発見力A-4) (0.5時間) 【事後学習】授業内容を復習し,疑問点が解消されたか内省する。また,テキストPP45-46のまとめの箇所をよくおさらいする。(省察力A-8) (0.5時間) 【授業形態】対面授業 |
| 7 |
第4章「意味解釈規則とは:痕跡理論の誕生」(A-1, A-3, A-4, A-6,A-8)
【事前学習】テキストP135からP145までを精読し,疑問点を明確にしておく。(論理的・批判的思考力A-3、問題発見力A-4) (0.5時間) 【事後学習】授業内容を復習し,疑問点が解消されたか内省する。また,深層構造と表層構造の区別,そしてその区別の動機についてよくおさらいする。(省察力A-8) (0.5時間) 【授業形態】対面授業 |
| 8 |
第4章「意味解釈規則とは:作用域の意味解釈と論理形式」(1)(A-1, A-3, A-4, A-6,A-8)
【事前学習】テキストP145からP154までを精読し,疑問点を明確にしておく。(論理的・批判的思考力A-3、問題発見力A-4) (0.5時間) 【事後学習】授業内容を復習し,疑問点が解消されたか内省する。また,取り上げられた変形規則についてよくおさらいする。(省察力A-8) (0.5時間) 【授業形態】対面授業 |
| 9 |
第4章「意味解釈規則とは:作用域の意味解釈と論理形式」(2)(A-1, A-3, A-4, A-6,A-8)
【事前学習】テキストP154からP164までを精読し,疑問点を明確にしておく。(論理的・批判的思考力A-3、問題発見力A-4) (0.5時間) 【事後学習】授業内容を復習し,疑問点が解消されたか内省する。また,取り上げられた変形規則とその適用順序についてよくおさらいする。(省察力A-8) (0.5時間) 【授業形態】対面授業 |
| 10 |
事例研究「実際の構文を統語分析する:深化された概念,放棄された概念」(A-1, A-3, A-4, A-6,A-8)
【事前学習】テキストの内容をおさらいし,事例研究に備える。(論理的・批判的思考力A-3、問題発見力A-4) (0.5時間) 【事後学習】授業内容を復習し,疑問点が解消されたか内省する。また,取り上げられた変形規則とそれが観察される構文・述部の具体例を整理する。(省察力A-8) (0.5時間) 【授業形態】対面授業 |
| 11 |
事例研究「実際の構文を統語分析する:データの観察,記述的一般化の構築」
【事前学習】前回の内容を整理し,テキストで取り上げた標準理論と現行の理論との相違を捉える。(論理的・批判的思考力A-3、問題発見力A-4) (0.5時間) 【事後学習】授業内容を復習し,疑問点が解消されたか内省する。また,ここで改めてこれまでの用語・概念を整理しておくこと。(省察力A-8) (0.5時間) 【授業形態】対面授業 |
| 12 |
事例研究「実際の構文を統語分析する:説明限界の設定,作業仮説の構築」(A-1, A-3, A-4, A-6,A-8)
【事前学習】構築した記述的一般化が正確か推敲する。(論理的・批判的思考力A-3、問題発見力A-4) (0.5時間) 【事後学習】授業内容を復習し,疑問点が解消されたか内省する。また,ここで改めてこれまでの用語・概念を整理しておくこと。(省察力A-8) (0.5時間) 【授業形態】対面授業 |
| 13 |
事例研究「実際の構文を統語分析する:仮説の検証,他言語との比較」(A-1, A-3, A-4, A-6,A-8)
【事前学習】作業仮説を推敲し,反証可能性を含んでいるか確認する。(論理的・批判的思考力A-3、問題発見力A-4) (0.5時間) 【事後学習】授業内容を復習し,疑問点が解消されたか内省する。変形規則を妨げる境界を有する事例(統語島)を整理しておくこと。(省察力A-8) (0.5時間) 【授業形態】対面授業 |
| 14 |
生成文法研究の現在の研究トピックについて(A-1, A-3, A-4, A-6, A-8)
【事前学習】テキストで取り上げた各事例・データをおさらいし,特に気になったものについて質問できるようにしておく。(論理的・批判的思考力A-3、問題発見力A-4) (0.5時間) 【事後学習】授業内容を復習し,疑問点が解消されたか内省する。変形規則を妨げる境界を有する事例(統語島)を整理しておくこと。(省察力A-8) (0.5時間) 【授業形態】対面授業 |
| 15 |
後期のまとめと期末テスト(A-1, A-4, A-6,A-8)
【事前学習】変形規則に関する内容をおさらいし,授業で取り上げるトピックについて検討する準備をしておく。(論理的・批判的思考力A-3、問題発見力A-4) (0.5時間) 【事後学習】前期に取り上げた概念とデータ,そして研究課題を整理しておくこと。(問題発見力A-4) (0.5時間) |
| その他 | |
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| 教科書 | 阿部潤 著 『問題を通じて学ぶ生成文法』 ひつじ書房 2008年 必ず購入し,初回から持参するようにしてください。 |
| 参考書 | 瀬田 幸人,保坂 靖人,外池 滋生,中島 平三 共著 『[入門] ことばの世界』 大修館書店 2010年 中島 平三 編集 『ことばのおもしろ辞典』 あさくら書店 2016年 上記文献は購入する必要はありませんが,毎回英語の辞書は必ず持参するようにしてください。 |
| 成績評価の方法及び基準 | 授業内テスト:ほぼ毎週行う小テストと期末テスト(70%)、授業参画度:演習問題・発表(30%) ・出席回数が全講義回数の2/3回に満たない場合,成績評価の対象から外れます。 ・遅刻および早退3回で1回分の欠席とし,30分以上の遅刻は欠席とします。 ・公欠は大学が定める事由のみ認めることとします。 ・授業には常識を持って臨みましょう。私語,飲食,居眠り,携帯端末での遊戯,内職,指名をされてから生成系AIで解答を調べるなどの行為は出席と見なしません。 |
| オフィスアワー | アポイントメントを取得の上,出校日に個人研究室にお越しください。(R8年度は火・水・木が高橋の出校日です。) |
| 備考 | ・言語理論の勉強には連続性を伴います。欠席が複数回続くと,理論の全体像を見失い,理解が困難になることが予測されます。 ・上記のように授業を計画していますが,皆さんの理解度に応じて復習の機会を設けるなど,できる限り柔軟に対応する予定です。 ・なお,「こんなこと聞いて不勉強だと思われないだろうか?」という疑問についても,授業内で遠慮なく尋ねるようにしてください。「調べてないのでわからなかった」ことはそうではないですが,「一生懸命調べ考えたけど,どうしても理解できなかった」ことに関する質問は歓迎されるべきですし,他の履修生も疑問に感じている場合が多いです。 ・誠実さと知的好奇心を持って授業参加してくださる方を歓迎します。 |