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ドイツ語学演習5

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令和2年度以降入学者 ドイツ語学演習5
教員名 宮澤義臣
単位数    1 学年 3・4 開講区分 文理学部
科目群 ドイツ文学科
学期 前期 履修区分 選択
授業形態 対面授業
授業概要 西洋言語学,特にドイツ語学の柱となった基本文献を美味しいところだけつまみ食いをして、概説書によくある内容を「第一次資料・文献」に当たることで正確に理解します。
ただし文献を精読する事が主な目的ではありません。そのため生成AI等を利用して効率的かつ正確に文献の内容が理解できるよう事前学修をしていただきます。
この授業の中心は文献を理解した上で,ドイツ語学として考えるべき問題点をめいめい見つけていくことです。
授業のねらい・到達目標 授業のねらい・到達目標
1.概説書やドイツ文法に書かれていることの根拠は何なのか,そのルーツを説明できる。
2.重要なドイツ語学の文献名,主な学者の名前を挙げることができる。
3.様々な文献をAIの力を借りて正確に読解するスキルがある。

物事を既存の知識にとらわれることなく,ドイツ語圏,ヨーロッパの理路に基づいて論理的・批判的に考察し,その本質を捉えた上で他者に説明することができる。(A-3-4)
ドイツ語圏,ヨーロッパに関わる資料や事象から見出される問題を発見し,それを自らの問題と結びつけつつ,専門的知識に加えて独自性を持って,解決することができる。(A-4-4)
この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP3,4及びカリキュラムポリシーCP3,4に対応しています。
授業の形式 演習
授業の方法 予め事前学修で毎回の対象テキストを読んできていただきます。
その上で,ドイツ語学・言語学的にテーマになる部分をあぶり出して参加者で討議していくスタイルとなります。
現在はAIによる学習補助も可能ですので,文献を精読することよりも,内容を理解したかの確認を例をだして考えたり,言語学的な問題点を考察することに重点を置きます。

(基本的に第一次資料・文献——復刻版を含む——をテキストとして配布いたしますので,その中にはFrakturで印刷された1941年以前の書籍もあります。履修希望者はその事を予めご了承ください。宮澤が担当した2025年度のドイツ語学専門講義1・2,及び2024年度のドイツ語学講義1・2を履修されたかたはこの状況はわかると思います。)
授業計画
1 Dionisios Thrax:アレキサンドリア学派の文法から西洋言語学のルーツを発見する。
問題提起:西洋文法のパラダイムとは何のために存在し続けたのか?
【事前学習】テキストの読解をしておく。 (0.5時間)
【事後学習】CANVASの課題を解く。 (0.5時間)
【授業形態】対面授業
2 Luther派の義務教育のドイツ語教科書 Ickelsamer, Johannes Kromeyerのドイツ語文法教科書 :最初の学校でのドイツ語の授業は何を学んで,何のためにあったのか確認する。
問題提起:母語を学ぶとはどういうことをすればよいのか?
【事前学習】テキストの読解をしておく。 (0.5時間)
【事後学習】CANVASの課題を解く。 (0.5時間)
【授業形態】対面授業
3 17世紀国語協会のドイツ語学 G.J. Schottelius:伝統文法の継承と規範文法の確立。当時の正しいドイツ語の姿を知る。
問題提起:文法において正しい,美しいとは何を意味するのか?
【事前学習】テキストの読解をしておく。 (0.5時間)
【事後学習】CANVASの課題を解く。 (0.5時間)
【授業形態】対面授業
4 August Schleicher:印欧祖語の思想と系統樹説を第一次資料で確認する。
問題提起:ことばの系統とは何をすることだろう?
【事前学習】テキストの読解をしておく。 (0.5時間)
【事後学習】CANVASの課題を解く。 (0.5時間)
【授業形態】対面授業
5 Wilhelm von Humboldt『カヴィ語序説』より:言語類型論の分類方法を原書から理解する。
問題提起:語と語の結びつきにはどんなパターンが考えられるか?
【事前学習】テキストの読解をしておく。 (0.5時間)
【事後学習】CANVASの課題を解く。 (0.5時間)
【授業形態】対面授業
6 Jacob Grimm『ドイツ語文法』より:屈折変化の強弱
問題提起:変化をタイプ分けすると何がわかるのか?
【事前学習】テキストの読解をしておく。 (0.5時間)
【事後学習】CANVASの課題を解く。 (0.5時間)
【授業形態】対面授業
7 Jacob Grimm『ドイツ語辞典』より:辞書は何のために編纂されているのか,初版と第二版を比較する。
問題提起:辞書の存在意義を改めて考えよう。
【事前学習】テキストの読解をしておく。 (0.5時間)
【事後学習】CANVASの課題を解く。 (0.5時間)
【授業形態】対面授業
8 Wilhelm Braune『ゴート語文法』と『古代高地ドイツ語文法』より:ゲルマン人の言葉がどんな姿だったのか、その特徴を知る。
問題提起:古いゲルマン語の姿を洗い出そう。
【事前学習】テキストの読解をしておく。 (0.5時間)
【事後学習】CANVASの課題を解く。 (0.5時間)
【授業形態】対面授業
9 Hermann Paul『中世高地ドイツ語文法』より:版を重ねるとどう変わっていくのか実際に確認する。
問題提起:高地ドイツ語の変遷とは何が具体的に変わったのか?
【事前学習】テキストの読解をしておく。 (0.5時間)
【事後学習】CANVASの課題を解く。 (0.5時間)
【授業形態】対面授業
10 Hermann Paul 『言語史原理』と『ドイツ語文法』より:ことばの変遷をどう観察し、どう捉えているか確認する。
問題提起:言葉が変わる時,何が変わって何が変わらないのかを明らかにしてみよう。
【事前学習】テキストの読解をしておく。 (0.5時間)
【事後学習】CANVASの課題を解く。 (0.5時間)
【授業形態】対面授業
11 Agathe Lasch『中世低地ドイツ語文法』と『ベルリン方言』より:Agathe Lasch の業績と人生をあえてここで辿ります。
問題提起:Agathe Lasch の何を伝える残すべきかを考えてみよう。
【事前学習】テキストの読解をしておく。 (0.5時間)
【事後学習】CANVASの課題を解く。 (0.5時間)
【授業形態】対面授業
12 Karl Brunner『アングロサクソン語文法』より:前著者Eduard Sievers の著作と何が変わったのかを序文と本文から検証する。
問題提起:学問の進歩と書物の関係を知ろう。
【事前学習】テキストの読解をしておく。 (0.5時間)
【事後学習】CANVASの課題を解く。 (0.5時間)
【授業形態】対面授業
13 いままでのまとめ
問題提起:言語研究とは何を追求しているのだろう?
【事前学習】テキストの読解をしておく。 (0.5時間)
【事後学習】CANVASの課題を解く。 (0.5時間)
【授業形態】対面授業
14 授業内試験&解説:授業内試験の実施と試験講評・受験者の振り返り
【事前学習】授業内試験の対策をしておく。 (0.5時間)
【事後学習】授業内試験の解き直し。 (0.5時間)
【授業形態】対面授業
15 前学期の総括
問題提起:中世から20世紀前半までの西洋言語研究(ドイツ語研究)の流れをまとめてみよう。
【事前学習】前学期登場した人物や事柄を箇条書きにまとめる。 (0.5時間)
【事後学習】後学期に扱う人物をシラバスから見つけて事前に調べておく。 (0.5時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 教科書は使用せず,プリントをCANVASよりPDFファイルで配布します。
参考書 使用しない
成績評価の方法及び基準 授業内テスト:授業内試験は第14回授業で行います(50%)、授業参画度:CANVASの事後学習(50%)
授業内テスト:第14回授業で実力考査をします。(50%)、授業参画度:授業後半に解答するCANVAS 上の小テストがこれに該当します。授業を欠席した場合も解答してください。解答期限があります ので注意してください。(50%)
オフィスアワー 要事前アポイントメント 火曜日11:30~12:30に本館講師室を訪ねてください。
メールによる質疑応答はCANVAS上のメーラーでお願いいたします。曜日により出張等で即答できない場合があります。ご了承ください。

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