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気候変動論

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令和2年度以降入学者 気候変動論
教員名 森島済
単位数    2 学年    3 開講区分 文理学部
科目群 地理学科
学期 前期 履修区分 選択
授業形態 対面授業
授業の形態 授業の形式:講義形式.パワーポイントを使用する.授業日の前にパワーポイントをPDF形式にした資料をCanvas LMSにアップする.
授業概要 地球誕生から現在までの46億年の間,気候はグローバル~ローカルの空間スケールの中で,長期的にも,短期的にも変動を繰り返してきた.長い気候の歴史からみると,現在の気候は決して「標準的な気候」ではなく,過去1万年間は比較的安定した,人類にとって都合が良い期間であったとも言われている.長い気候の歴史の中では,氷河や氷床が存在しないほど暖かい期間や,全球が凍結した極寒の期間もあり,それぞれに理由が考えられている.気候変動がなぜ起こるのか,どの様な環境が存在していたのか,本講義では様々な気候変動とその要因を解説すると共に,現在の気候温暖化とその影響を考えてみたい.
授業のねらい・到達目標 過去から現在まで私たちが住む地球の気候は変動を繰り返しており,私たちの生活や文化に大きな影響を及ぼしてきた.逆に,産業革命以降,人類は地球温暖化という気候変化を生じさせ,その変化の影響を人間社会は受け止めざるを得ない状況となっている.気候変動が人間社会に大きな影響を与えてきたという歴史を学ぶとともに,気候変動の実態を知ることで,現在問題となっている地球温暖化に対する正しい知識を身につけることができる.また,講義を通して地球温暖化という地球規模の問題に対して,今私たちは何をすべきなのかについて自分の意見を述べるとともに人に説明できるようになる(A-1-3,A-3-3).
この科目は文理学部(学士(地理学))のDP及びCPの1,3に対応しています.
・経験や学修から得られた豊かな知識と教養を基に,自己の倫理観を倫理的な課題に適用することができる(A-1-3)。
・入手した客観的な情報を基に,論理的・批判的な思考をすることができる(A-3-3)。
授業の形式 講義
授業の方法 授業の形式:【講義】
①パワーポイントを使用する.
②授業終了時に理解度確認の小テストを行う回がある.
履修条件 気候学に関する基礎的な知識を有していること
授業計画
1 講義ガイダンス ~気候変動とは~(A-1-3,A-3-3)
【事前学習】「気候変動」というキーワードでweb検索をし,自分が気候変動についてどのようなテーマに興味があるのか事前に考えてくること. (3時間)
【事後学習】今後この講義で何を学んでいくのかを配布資料を見ながら流れを頭に入れノートにまとめること. また,ガイダンスで話した中で興味を持った内容はweb検索してみること. (3時間)
【担当教員】森島済
【授業形態】対面授業
2 過去の気候変動を知る手段~氷床コアや過去の日記などから知る気候変動~(A-1-3,A-3-3)
【事前学習】氷床コアとは何か,そして氷床コアから過去の気候に関してどのようなことがわかるのかについて調べてくること. (1時間)
【事後学習】観測データが存在しない過去の気候変動を知るにはどのような手段があるのかについてノートにまとめること. (2時間)
【担当教員】森島済
【授業形態】対面授業
3 気候変動を引き起こす要因①~地球が受け取る太陽エネルギーを変化させる要因~(A-1-3,A-3-3)
【事前学習】太陽活動について調べておくこと. (1時間)
【事後学習】ミランコヴィッチ・サイクルについてまとめておくこと. (2時間)
【担当教員】森島済
【授業形態】対面授業
4 気候変動を引き起こす要因②~地球の気温を変える内的要因~(A-1-3,A-3-3)
【事前学習】太陽活動や火山活動が気候に及ぼす影響と実際に影響を及ぼした過去の事例について調べること. (2時間)
【事後学習】地球全体の気温を変化させる要因と理由をノートにまとめること. (3時間)
【担当教員】森島済
【授業形態】対面授業
5 氷河期と温暖期~どの様な周期で起こってきたのだろうか?~(A-1-3,A-3-3)
【事前学習】地質年代区分について調べておくこと. (2時間)
【事後学習】古生代ー中生代ー新生代に至る,大まかな気温変動をまとめること. (2時間)
【担当教員】森島済
【授業形態】対面授業
6 第四紀における長期変動-氷期・間氷期サイクル-(A-1-3,A-3-3)
【事前学習】第四紀には何度の氷期があったのか調べておくこと. (1時間)
【事後学習】第四紀という時代の特徴をまとめること. (2時間)
【担当教員】森島済
【授業形態】対面授業
7 氷期の気候変動-最終氷期の気候環境-(A-1-3,A-3-3)
【事前学習】最終氷期という言葉を検索し,気候的な特徴をまとめてみること. (1時間)
【事後学習】最終氷期の気候環境について人に説明できるようにノートにまとめること. (3時間)
【担当教員】森島済
【授業形態】対面授業
8 最終氷期から現間氷期(完新世)への気候急変とその要因(A-1-3,A-3-3)
【事前学習】最終氷期と現在の海面高度の違いについて調べておくこと. (2時間)
【事後学習】最終氷期から完新世に至る過程で生じてきた現象についてまとめておくこと. (3時間)
【担当教員】森島済
【授業形態】対面授業
9 完新世の気候変動と環境変化~文明が発達してきた気候とは~(A-1-3,A-3-3)
【事前学習】縄文海進について調べておくこと. (1時間)
【事後学習】1つの大陸を挙げ,完新世の中で生じてきた気候変動の特徴をまとめてみること. (3時間)
【担当教員】森島済
【授業形態】対面授業
10 歴史時代の気候変動(1) ~中世の温暖期と人間社会への影響~(A-1-3,A-3-3)
【事前学習】中世の温暖期について調べておくこと. (2時間)
【事後学習】人間の歴史と気候変動との関係について,意見をまとめてみること. (2時間)
【担当教員】森島済
【授業形態】対面授業
11 歴史時代の気候変動(2) ~小氷期と人間社会への影響~(A-1-3,A-3-3)
【事前学習】江戸時代に起こった飢饉について調べておくこと. (1時間)
【事後学習】小氷期の期間に,西欧と日本で起こった気候変動の特徴をまとめておくこと. (2時間)
【担当教員】森島済
【授業形態】対面授業
12 観測時代における気候変動の実態と要因(2) ~異常気象と異常天候をもたらすテレコネクション~(A-1-3,A-3-3)
【事前学習】エルニーニョ・ラニーニャ現象について復習しておくこと. (1時間)
【事後学習】授業で挙げたテレコネクションパターンと日本における異常気象との関係をまとめておくこと. (2時間)
【担当教員】森島済
【授業形態】対面授業
13 近年の気候変動と自然環境への影響(A-1-3,A-3-3)
【事前学習】世界で近年生じている異常気象について,幾つか具体的な事例を調べておくこと. (1時間)
【事後学習】日本の自然環境に与える温暖化の影響についてまとめておくこと. (3時間)
【担当教員】森島済
【授業形態】対面授業
14 近年の気候変動と人間社会への影響(A-1-3,A-3-3)
【事前学習】温暖化が与える社会への影響を具体的に挙げておくこと. (1時間)
【事後学習】温暖化と共に生じる自然環境の変化と社会との関係をまとめてみること. (2時間)
【担当教員】森島済
【授業形態】対面授業
15 授業内試験と講義のまとめ(A-1-3,A-3-3)
【事前学習】第1回~第14回の授業資料と自分で作成したノートを再度読み,授業内容を思い出しておくこと.また,授業内容の中で1つテーマを決めて,そのテーマについて自分でさらに調べたレポートを作成すること. (3時間)
【事後学習】気候変動が人類に与える影響について正しく理解し,自分は今後気候変動とどう向き合っていくべきなのかについて考察すること.また,授業で学んだ内容の中で1つテーマを決めて周りの人に説明することで自分の理解度を確かめること. (3時間)
【担当教員】森島済
【授業形態】対面授業
その他
教科書 使用しない
参考書 Mark Maslin 『気候ー変動し続ける地球環境ー』 丸善 2016年 第1版
成績評価の方法及び基準 試験(40%)、授業内テスト:「理解度確認問題」を講義終了時に複数回実施する.(60%)
オフィスアワー 水曜日2限

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