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第四紀学

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令和2年度以降入学者 第四紀学
教員名 奥野淳一
単位数    2 学年    3 開講区分 文理学部
科目群 地球科学科
学期 前期 履修区分 選択必修
授業形態 対面授業
授業の形態 基本的に対面授業(Zoomによるライブ中継あり)で行う.場合によっては,Canvas LMSを通じたオンデマンド型授業(録画授業配信・電子ファイル資料配信)を組み合わせる.
授業概要 現在私たちが生活している地質年代である第四紀は,約46億年に及ぶ地球史全体の中ではわずか1%にも満たない短い期間である.しかし,地球温暖化が進行する現代の気候を理解し,将来を予測するためには,第四紀に生じた氷期—間氷期サイクルや急激な環境変動といった「直近の過去」の記録を解明することが不可欠である.本講義では,第四紀における気候変動・海水準変化・氷床変動・生態系応答とともに,地球環境と人類社会の相互関係にも簡潔に触れながら,地質記録・地形・年代測定・数値モデルなどの多角的手法を用いて,多圏多階層にわたる地球システムの相互作用を学修する.これらの内容を通して,過去から現在に至る地球環境変動の全体像とそのメカニズムを整理・理解し,将来予測に向けた科学的アプローチについて考察できる包括的な視点を身につけることを目的とする.
授業のねらい・到達目標 <授業のねらい>
基本的な地球の気候システムの特徴を理解し,第四紀におけるグローバルおよびローカルな気候変動の特性を学修する.
大気,海洋,堆積物,数値シミュレーションなど多様な研究対象と手法による最新研究を,包括的な視点から捉える力を身につける.

<到達目標>
•第四紀の環境変動を解明する手法について,基礎的な事柄について述べることができる.
•第四紀・現在の地球環境変動に関するこれまでの研究の流れについて,具体的な事例について説明できる.
•現在における地球環境問題の実態とその人間社会に対する課題について,多様な研究手法によって得られている古気候変動に関する基礎的な知識に基づいて,その将来予測や解決策について議論できる.

学科プログラム(JABEE認定プログラム(令和7年度以前入学生)を含む)の学習・教育到達目標:
「(G)地球科学の専門知識を習得する」(1~15)に寄与する。

<ディプロマポリシーとの関係>
この科目は,文理学部(学士(理学))のディプロマポリシーDP3およびカリキュラムポリシーCP3に対応している.
なお,この科目は旧カリキュラム(令和元年度以前入学者が対象)においては,文理学部(学士(理学))のディプロマポリシーDP6, 及びカリキュラムポリシーCP9に対応している.

<日本大学教育憲章との関係>
•仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察できる.(A-3-3)
•問題を分析し,複数の解決策を提示した上で,問題を解決することができる.(A-4-3)
•自己の学修経験の振り返りを継続的に行うことができる.(A-8-1)
授業の形式 講義
授業の方法 毎回の講義で配布する資料とプレゼン資料について解説を行い,毎回の講義後に小テストを含むリアクションペーパーの提出を実施する.また,中間レポートの作成などを適宜実施する.小テスト・レポートについては,それぞれ翌週に解説・講評を行う.

第14回目に到達度を確認するために,対面での授業内テストを実施する.併せてその内容の解説を行う.対面での受験が困難な場合:授業内テストの問題・答案についてgoogle formsを用いた答案送信方法を準備して実施する.

すべての学生に対して,Canvas LMS, NUメールを通して,質問の機会を設ける.

別途,中間期に小レポートの課題を提示する.これについては,最終提出期限を7月22日として実施する.レポートは,原則返却しないが,解答の解説等は事後の講義で行う.提出方法は,google formsを用いた答案送信方法を準備する.

各回の講義では,毎回の講義の際に配布するプリント資料などを用いて講義を進める.
ただし,場合によってはCanvas LMS上に電子ファイルをアップする.その際は,個別にCanvas LMSにてアナウンスし,個人のパソコン等へのダウンロード不可とする(視聴のみ).
授業計画
1 気温と放射平衡(A-3-3, A-4-3)
初回ガイダンスを行う.
【事前学習】シラバスを事前に確認し、授業全体の流れを理解する. (2時間)
【事後学習】配布資料およびノートを元に,学習した内容を整理し,疑問点や不明な点をまとめておく. (2時間)
【授業形態】対面授業
2 地球システムにおけるフィードバック機構(A-3-3, A-4-3, A-8-1)
【事前学習】放射平衡の詳細について,配布資料およびノートを元に復習すること. (2時間)
【事後学習】配布資料およびノートを元に,学習した内容を整理し,疑問点や不明な点をまとめておく. (2時間)
【授業形態】対面授業
3 現在の気候変動を検出する様々なアプローチ(A-3-3, A-4-3, A-8-1)
【事前学習】フィードバック機構の種類について,復習すること. (2時間)
【事後学習】配布資料およびノートを元に,学習した内容を整理し,疑問点や不明な点をまとめておく. (2時間)
【授業形態】対面授業
4 第四紀気候変動の研究(A-3-3, A-4-3, A-8-1)
【事前学習】気候変動を観測する手法について,復習すること. (2時間)
【事後学習】配布資料およびノートを元に,学習した内容を整理し,疑問点や不明な点をまとめておく. (2時間)
【授業形態】対面授業
5 第四紀の海面変化と固体地球のレスポンス(A-3-3, A-4-3, A-8-1)
【事前学習】第四紀の気候変動の概要について,復習すること. (2時間)
【事後学習】配布資料およびノートを元に,学習した内容を整理し,疑問点や不明な点をまとめておく. (2時間)
【授業形態】対面授業
6 最終氷期以降の氷床変動(A-3-3, A-4-3, A-8-1)
【事前学習】海面変化と固体地球の関係について,復習すること. (2時間)
【事後学習】配布資料およびノートを元に,学習した内容を整理し,疑問点や不明な点をまとめておく. (2時間)
【授業形態】対面授業
7 最終間氷期の環境変動と地形発達(A-3-3, A-4-3, A-8-1)
【事前学習】最終氷期以降の氷床・海水準変動について,復習すること. (2時間)
【事後学習】配布資料およびノートを元に,学習した内容を整理し,疑問点や不明な点をまとめておく. (2時間)
【授業形態】対面授業
8 安定同位体比変動と環境変動1(酸素同位体)(A-3-3, A-4-3, A-8-1)
【事前学習】最終間氷期の環境を示す観測データについて,復習すること. (2時間)
【事後学習】配布資料およびノートを元に,学習した内容を整理し,疑問点や不明な点をまとめておく. (2時間)
【授業形態】対面授業
9 安定同位体比変動と環境変動2(炭素同位体)
【事前学習】環境指標としての酸素同位体比について,復習すること. (2時間)
【事後学習】配布資料およびノートを元に,学習した内容を整理し,疑問点や不明な点をまとめておく. (2時間)
【授業形態】対面授業
10 気候変動と海洋循環(A-3-3, A-4-3, A-8-1)
【事前学習】気候変動における海洋の役割について,復習すること. (2時間)
【事後学習】配布資料およびノートを元に,学習した内容を整理し,疑問点や不明な点をまとめておく. (2時間)
【授業形態】対面授業
11 最終氷期の急激な気候変動(A-3-3, A-4-3, A-8-1)
【事前学習】気候変動における海洋の役割について,復習すること. (2時間)
【事後学習】配布資料およびノートを元に,学習した内容を整理し,疑問点や不明な点をまとめておく. (2時間)
【授業形態】対面授業
12 氷床コアによる気候変動研究(A-3-3, A-4-3, A-8-1)
【事前学習】最終氷期におこった急激な気候変動について,復習すること. (2時間)
【事後学習】配布資料およびノートを元に,学習した内容を整理し,疑問点や不明な点をまとめておく. (2時間)
【授業形態】対面授業
13 ミランコビッチサイクルと多圏地球相互作用(A-3-3, A-4-3, A-8-1)
【事前学習】氷床コアを用いた気候変動研究について,復習すること. (2時間)
【事後学習】配布資料およびノートを元に,学習した内容を整理し,疑問点や不明な点をまとめておく. (2時間)
【授業形態】対面授業
14 達成度の確認のための授業内テストとその内容解説(A-3-3, A-4-3, A-8-1)
【事前学習】第2回から第13回の内容を整理する. (2時間)
【事後学習】授業内テストの内容を復習・再確認しておく. (2時間)
【授業形態】対面授業
15 人類の発展と環境変動,および気候変動の将来予測,達成度結果のまとめ(A-3-3, A-4-3, A-8-1)
【事前学習】配布資料およびノートを元に,内容を整理まとめておく. (2時間)
【事後学習】授業内テストの内容を復習・再確認しておく. (2時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 使用しない
参考書 町田 洋,大場忠道,小野 昭,山崎晴雄,河村善也,百原 新 『第四紀学』 朝倉書店 2003年
松原彰子 『自然地理学 地球環境の過去・現在・未来』 慶應義塾大学出版会 2020年 第6版
日本第四紀学会編 『デジタルブック最新第四紀学』 日本第四紀学会 2013年 第2版
成績評価の方法及び基準 レポート:中間期にそれまでの項目の理解度を評価するためのレポートを実施する(30%)、授業内テスト:第14回目講義に授業内テストを実施し理解度を評価する(60%)、授業参画度:授業参画度はリアクションペーパーの回答状況で評価する(10%)
オフィスアワー NUメールやCanvas LMSを用いて質疑応答を行う(適宜).

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