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| 令和5年度以降入学者 | 宗教学特殊講義2 | ||||
|---|---|---|---|---|---|
| 教員名 | 合田秀行 | ||||
| 単位数 | 2 | 課程 | 前期課程 | 開講区分 | 文理学部 |
| 科目群 | 哲学専攻 | ||||
| 学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 | ||
| 授業形態 | 対面授業 |
|---|---|
| 授業概要 | 空海思想の解明に向けて、比較思想論論の視座も踏まえつつ、指定したテキストを読み解いていきます。前半は比較思想学会の第50回大会のシンポジウムに基づいて昨年、出版された『比較思想と世界哲学』の第Ⅲ部「空海と世界哲学」を取り上げます。空海の専門家以外の研究者からの視点で空海思想を多角的に考察がなされているテキストで比較思想論の実際を学びます。その上で後半では、空海の専門家である高木訷元氏の『空海の座標』を紐解き、存在とコトバの深秘学によって、空海思想、真言密教の思想を掘り下げて行きます。 |
| 授業のねらい・到達目標 | ・日本の仏教者を空海の思想の解明とともに、世界哲学の視点から比較思想論的方法論を理解することができる。 ・真言宗の思想における存在とコトバの深秘学という視点から、より掘り下げた知見を身に着けることができる。 ・密教の真言、陀羅尼を理解するうえで必須とされる悉曇文字(サンスクリットの文字)の基礎知識を習得できる。 |
| 授業の形式 | 講義 |
| 授業の方法 | 受講者の研究分野を考慮して、担当者が用意する関連文献の論文等の輪読・解説を踏まえ、基本的には講義形式で行います。適時、質疑応答・ディスカッションの機会も設けます。授業への取り組む姿勢と講義内容を踏まえて学期末提出レポートをしてもらい、総合的に評価します。 |
| 授業計画 | |
|---|---|
| 1 |
ガイダンス(授業のテーマや到達目標及び授業方法について説明する。 空海という人物とは? 【事前学習】シラバスを読んで講義の進め方を理解しておくこと。 (2時間) 【事後学習】講義内容を踏まえ、空海についての基本的な情報について復習しておくこと。 (2時間) |
| 2 |
空海と世界哲学: イントロダクション(種村隆元論考)
【事前学習】予め配布する講読テキストの指定範囲(pp.167-179)を読み、疑問点などを確認すること。 (2時間) 【事後学習】講読したテキストの内容を踏まえて、密教思想・タントリズムの特徴を整理し、自分なりの見解をまとめる。 (2時間) |
| 3 |
空海の思想概観(1): 空海の比較思想における特徴(大塚伸夫論考)
【事前学習】予め配布する講読テキストの指定範囲(pp.183-191)を読み、疑問点などを確認すること。 (2時間) 【事後学習】講読したテキストの内容を踏まえて、空海の比較思想の視点〔『三教指帰』『弁顕密二教論』『十住心論』等〕を整理し、自分なりの見解をまとめる。 (2時間) |
| 4 |
空海の思想概観(2): 真言密教の思想と世界観(大塚伸夫論考)
【事前学習】予め配布する講読テキストの指定範囲(pp.191-201)を読み、疑問点などを確認すること。 (2時間) 【事後学習】講読したテキストの内容を踏まえて、真言密教の世界観を整理し、自分なりの見解をまとめる。 (2時間) |
| 5 |
中世インドの言語哲学から空海を読む: 『声字実相義』とバルトリハリの『文章単語論』(川村悠人論考)
【事前学習】予め配布する講読テキストの指定範囲(pp.205-211)を読み、疑問点などを確認すること。 (2時間) 【事後学習】講読したテキストの内容を踏まえて、空海とインド哲学の言語観を整理し、自分なりの見解をまとめる。 (2時間) |
| 6 |
比較思想としての天長六本宗論(1): 空海『秘密曼荼羅十住心論』と仏説という権威(師茂樹論考)
【事前学習】予め配布する講読テキストの指定範囲(pp.217-225)を読み、疑問点などを確認すること。 (2時間) 【事後学習】講読したテキストの内容を踏まえて、教相判釈の議論について整理し、自分なりの見解をノートにまとめる。 (2時間) |
| 7 |
比較思想としての天長六本宗論(2): 空海『秘密曼荼羅十住心論』とメタ理論の妥当性(師茂樹論考)
【事前学習】予め配布する講読テキストの指定範囲(pp.226-234)を読み、疑問点などを確認すること。 (2時間) 【事後学習】講読したテキストの内容を踏まえて、メタ理論とブッダについて整理し、自分なりの見解をノートにまとめる。 (2時間) |
| 8 |
霊異と即身成仏(1): 『聾瞽指帰』から『秘密曼荼羅十住心論』(安藤礼二論考)
【事前学習】予め配布する講読テキストの指定範囲(pp.237-245)を読み、疑問点などを確認すること。 (2時間) 【事後学習】講読したテキストの内容を踏まえて、『秘密曼荼羅十住心論』への展開について整理し、自分なりの見解をまとめる。 (2時間) |
| 9 |
霊異と即身成仏(2): 「無限」の表現、五大の響き、六大の瑜伽(安藤礼二論考)
【事前学習】予め配布する講読テキストの指定範囲(pp.245-259)を読み、疑問点などを確認すること。 (2時間) 【事後学習】講読したテキストの内容を踏まえて、『聾瞽指帰』『声字実相義』『即身成仏義』のポイントを整理し、自分なりの見解をまとめる。 (2時間) |
| 10 |
存在とコトバの深秘学─「即身」の意味の深みへ(1): 「即身成仏」思想の典拠
【事前学習】予め配布する講読テキストの指定範囲(pp.187-194)を読み、疑問点などを確認すること。 (2時間) 【事後学習】講読したテキストの内容を踏まえて、「即身成仏」思想の形成について整理し、自分なりの見解をまとめる。 (2時間) |
| 11 |
存在とコトバの深秘学─「即身」の意味の深みへ(2): 『即身成仏義』思想の成立
【事前学習】予め配布する講読テキストの指定範囲(pp.194-203)を読み、疑問点などを確認すること。 (2時間) 【事後学習】講読したテキストの内容を踏まえて、『即身成仏義』のポイントを整理し、自分なりの見解をまとめる。 (2時間) |
| 12 |
存在とコトバの深秘学─声字の実相: 『声字実相義』の思想
【事前学習】予め配布する講読テキストの指定範囲(pp.203-213)を読み、疑問点などを確認すること。 (2時間) 【事後学習】講読したテキストの内容を踏まえて、『声字実相義』の本質を整理し、自分なりの見解をまとめる。 (2時間) |
| 13 |
存在とコトバの深秘学─意味の深みへ(1): 悉曇文字の世界
【事前学習】予め配布する講読テキストの指定範囲(pp.213-220)を読み、疑問点などを確認すること。 (2時間) 【事後学習】講読したテキストの内容を踏まえて、空海による梵字の捉え方について整理し、自分なりの見解をまとめる。 (2時間) |
| 14 |
存在とコトバの深秘学─意味の深みへ(2): 『吽字義』の思想
【事前学習】予め配布する講読テキストの指定範囲(pp.220-229)を読み、疑問点などを確認すること。 (2時間) 【事後学習】講読したテキストの内容を踏まえて、麽字の観照について整理し、自分なりの見解をまとめる。 (2時間) |
| 15 |
総括 空海思想を巡る質疑応答・ディカッション、学期末レポートの提出
【事前学習】これまでの講義全体を踏まえて、各自の空海観を作り上げ、ディスカッションに臨み、小レポートの準備を進めること。 (2時間) 【事後学習】総括・ディスカッションをまとめて、レポートを完成させる。 (2時間) |
| その他 | |
|---|---|
| 教科書 | 講読テキストは、担当者がプリントで用意します。 |
| 参考書 | 中島隆博編 『比較思想と世界哲学』 東京大学出版会 2025年 高木訷元 『空海の座標: 存在とコトバの深秘学』 慶応義塾大学出版会 2016年 その他については、授業内で適時指示します。 |
| 成績評価の方法及び基準 | レポート(70%)、授業参画度(30%) レポートは講義内容を十分に踏まえて、学期末に総括的な内容(2000字程度)で作成してもらいます。各自の専門分野からの視点から作成してもらっても構いません。提出方法については、授業内で指示します。授業参画度は、輪読・質疑応答・ディスカッションなどに取り組む姿勢で評価します。 |
| オフィスアワー | 講義終了後、2号館12階の研究室で行う。 |