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日本史特殊講義7

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令和5年度以降入学者 日本史特殊講義7
教員名 長谷川裕子
単位数    2 課程 前期課程 開講区分 文理学部
科目群 史学専攻
学期 前期 履修区分 選択必修
授業形態 対面授業
授業の形態 対面授業(対面参加が困難な場合は、Zoomによる参加を認めます)
授業概要 分国法から読み解く戦国社会
本授業では、日本中世史研究に必須となる史料の読解方法や、史料から研究課題・テーマを立ち上げながら日本中世史を叙述していく歴史研究の方法に習熟することを目的とします。授業では、基本的には受講者による各条文の輪読によって進めていきます。具体的には、戦国大名の分国法を取り上げ、各条文を読み下し、文意を解釈した上で、当該史料の背景にある歴史的事情や出来事を考察していきます。
また、各条文に対する疑問点や具体的な歴史的事象等についても、関係する研究論文を参照しながら検討し、参加者全員で戦国社会について議論していきます。
授業のねらい・到達目標 〈授業のねらい〉
『中世法制史料集』第三巻武家家法Ⅰに掲載されている「六角氏式目」の講読を通じて、戦国期史料の読解方法や史料をもとにした歴史研究の方法について理解することを目的とします。本授業を通じて、各史料の「行間」に含意された意味を読みとることができるようになるとともに、史料を引用して論じられている研究論文の論点の是非について議論できるようになります。
〈到達目標〉
・史料の読み下しができる。
・史料を読み解き、調べたことをまとめた配付レジュメを作成することができる。
・史料の背景にある歴史的状況について理解することができる。
・先行研究に対する理解を深め、通説に対する疑問を持つことができる。
・史料を解読・考察し、仮説を立てることができる。
・史料について調べた内容を他者に適切に説明することができる。
・他者の報告に対して質問し、自身の考えを述べ、議論することができる。
授業の形式 演習
授業の方法 ①授業は、受講者による講読史料の読解・報告を中心に行う。授業では毎回5条の条文を受講者1人が担当して読解していきます。
②報告者は、担当となった条文についてレジュメを作成し、配付します。
③レジュメには、条文の読み下し、語句や地名・人名の説明、現代語訳(解釈)とともに、条文の内容やその背景にある歴史的状況についての解説、先行研究での理解、条文の内容や先行研究の解釈に対する疑問点などを記載します。
④報告者以外の受講者は、授業で講読する古文書をあらかじめ読み解き、質問・議論できるように準備しておいて下さい。
⑤授業で講読した条文を通じて、戦国社会の実像について意見交換・議論をします。
授業計画
1 ガイダンス:テキストの配付・授業の進め方・自己紹介・報告順や報告箇所の決定
【事前学習】テキストに目を通しておく (2時間)
【事後学習】戦国大名六角氏の概要を理解する (2時間)
【授業形態】対面授業
2 史料講読(「六角氏式目」第1~5条)
【事前学習】講読箇所についての予習 (2時間)
【事後学習】講読箇所についての復習 (2時間)
【授業形態】対面授業
3 史料講読(「六角氏式目」第6~10条)
【事前学習】講読箇所についての予習 (2時間)
【事後学習】講読箇所についての復習 (2時間)
【授業形態】対面授業
4 史料講読(「六角氏式目」第11~14条)
【事前学習】講読箇所についての予習 (2時間)
【事後学習】講読箇所についての復習 (2時間)
【授業形態】対面授業
5 史料講読(「六角氏式目」第15~20条)
【事前学習】講読箇所についての予習 (2時間)
【事後学習】講読箇所についての復習 (2時間)
【授業形態】対面授業
6 史料講読(「六角氏式目」第21~24条)
【事前学習】講読箇所についての予習 (2時間)
【事後学習】講読箇所についての復習 (2時間)
【授業形態】対面授業
7 史料講読(「六角氏式目」第25~28条)
【事前学習】講読箇所についての予習 (2時間)
【事後学習】講読箇所についての復習 (2時間)
【授業形態】対面授業
8 史料講読(「六角氏式目」第29~38条)
【事前学習】講読箇所についての予習 (2時間)
【事後学習】講読箇所についての復習 (2時間)
【授業形態】対面授業
9 史料講読(「六角氏式目」第39~43条)
【事前学習】講読箇所についての予習 (2時間)
【事後学習】講読箇所についての復習 (2時間)
【授業形態】対面授業
10 史料講読(「六角氏式目」第44~47条)
【事前学習】講読箇所についての予習 (2時間)
【事後学習】講読箇所についての復習 (2時間)
【授業形態】対面授業
11 史料講読(「六角氏式目」第48~54条)
【事前学習】講読箇所についての予習 (2時間)
【事後学習】講読箇所についての復習 (2時間)
【授業形態】対面授業
12 史料講読(「六角氏式目」第55~59条)
【事前学習】講読箇所についての予習 (2時間)
【事後学習】講読箇所についての復習 (2時間)
【授業形態】対面授業
13 史料講読(「六角氏式目」第60~67条)
【事前学習】講読箇所についての予習 (2時間)
【事後学習】講読箇所についての復習 (2時間)
【授業形態】対面授業
14 史料講読(「六角氏式目」起請文第1~5条)
【事前学習】講読箇所についての予習 (2時間)
【事後学習】講読箇所についての復習 (2時間)
【授業形態】対面授業
15 史料講読(「六角氏式目」追加法第1~5条)
【事前学習】講読箇所についての予習 (2時間)
【事後学習】戦国社会について理解したことを整理する (2時間)
【授業形態】対面授業
その他
教科書 佐藤進一・池内義資・百瀬今朝雄編 『『中世法制史料集』第三巻武家家法Ⅰ』 岩波書店 1965年 第1版
講読史料についてはコピーを配付します。
参考書 村井祐樹 『『戦国大名佐々木六角氏の基礎研究』』 思文閣出版 2013年 第1版
新谷和之編 『近江六角氏 (中世西国武士の研究3)』 戎光祥出版 2015年 第1版
新谷和之 『戦国期六角氏権力と地域社会』 思文閣出版 2018年 第1版
村井祐樹 『『六角定頼―武門の棟梁、天下を平定す』 (ミネルヴァ人物評伝選)』 ミネルヴァ書房 2019年 第1版
成績評価の方法及び基準 授業参画度:発表レジュメの作成・内容と議論における積極的な授業参加(100%)
オフィスアワー 授業終了後およびメールにて質疑応答を行います。

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