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| 令和5年度以降入学者 | 人文地理学特論Ⅰ | ||||
|---|---|---|---|---|---|
| 教員名 | 任海 | ||||
| 単位数 | 2 | 課程 | 前期課程 | 開講区分 | 文理学部 |
| 科目群 | 地理学専攻 | ||||
| 学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 | ||
| 授業形態 | 対面授業 |
|---|---|
| 授業概要 | 本講義では、1960年代の計量革命以降、地理学における主要なパラダイムとなった「行動地理学」の理論的系譜と現代的展開を説明する。空間を単なる幾何学的な対象としてではなく、人間の知覚・認知・意思決定のプロセスが反映される動的な場として捉え直す。古典的文献の講読を皮切りに、認知地図の形成、居住地選択、消費者行動、高齢者やジェンダーといった社会属性別の行動特性について、実証研究の成果を交えながら検討する。また、近年の地理情報システムによる行動データの可視化手法についても触れ、理論と手法の両面から行動地理学の可能性を探る。 |
| 授業のねらい・到達目標 | 授業のねらい; 受講者が「行動論的アプローチ」の本質を理解し、ミクロな視点から地域社会の諸問題を分析する視座を養うことをねらいとする。特に、人間が地理的環境に対して抱く主観的なイメージと、実際の時空間行動の相関関係を論理的に説明できる能力を構築する。 到達目標; ・理論の理解: 経済人モデルへの批判から行動地理学が成立した背景を説明できる。 ・概念の習得: 認知地図、限定合理性、空間的選好などの基幹概念を、具体的な社会現象に即して解説できる。 ・分析視角の獲得: 高齢者やジェンダーといった社会的文脈が空間行動に与える影響を、行動論の枠組みを用いて考察できる。 ・文献解読力: 英語文献の精読を通じて、行動地理学のフロンティアを把握できる。 |
| 授業の形式 | 講義、演習、研究、講究 |
| 授業の方法 | 文献講読、解説、発表 |
| 授業計画 | |
|---|---|
| 1 |
ガイダンス:到達目標及び授業の方法、受講のための留意点について説明する。
【事前学習】シラバスを事前に確認し、専門用語について調べておく (2時間) 【事後学習】第2回以降の授業に備え、文献などを収集しておく (2時間) 【授業形態】対面授業 |
| 2 |
計量革命と理論地理学;空間分析の展開と「経済人」モデルの限界 文献講読① Wolpert, J. (1964). The decision process in spatial context. Annals of the Association of American Geographers, 54(4), 537-558. 【事前学習】講読文献を用意すること。 (1時間) 【事後学習】授業時の解説を参考して文献を精読すること。 (3時間) 【授業形態】対面授業 |
| 3 |
行動地理学のパラダイム;認知から行動まで
【事前学習】文献の収集と精読 (2時間) 【事後学習】授業内容の振り返り (2時間) 【授業形態】対面授業 |
| 4 |
空間認知と認知地図;地理的情報の内的表象:認知地図の形成と表現技法
【事前学習】文献の収集と精読 (2時間) 【事後学習】授業内容の振り返り (2時間) 【授業形態】対面授業 |
| 5 |
行動分析の方法;空間行動の単位としての「活動(Activity)」と移動の関係性
【事前学習】文献の収集と精読 (2時間) 【事後学習】授業内容の振り返り (2時間) 【授業形態】対面授業 |
| 6 |
時空間行動;空間行動から時空間行動への展開、GISによる視覚化
【事前学習】文献の収集と精読 (2時間) 【事後学習】授業内容の振り返り (2時間) 【授業形態】対面授業 |
| 7 |
行動決定と空間選択;行動モデルの構築理論
【事前学習】文献の収集と精読 (2時間) 【事後学習】授業内容の振り返り (2時間) 【授業形態】対面授業 |
| 8 |
居住地選好と移動行動;居住地の認知・評価プロセスとライフサイクルに伴う住み替え
【事前学習】文献の収集と精読 (2時間) 【事後学習】授業内容の振り返り (2時間) 【授業形態】対面授業 |
| 9 |
外出行動と生活環境;居住環境が外出頻度や行動範囲に与える影響分析
【事前学習】文献の収集と精読 (2時間) 【事後学習】授業内容の振り返り (2時間) 【授業形態】対面授業 |
| 10 |
消費者行動;買い物行動のメカニズムと都市商業空間の再編
【事前学習】文献の収集と精読 (2時間) 【事後学習】授業内容の振り返り (2時間) 【授業形態】対面授業 |
| 11 |
余暇・レジャー行動;観光・レジャーに伴う空間移動の特性と意思決定
【事前学習】文献の収集と精読 (2時間) 【事後学習】授業内容の振り返り (2時間) 【授業形態】対面授業 |
| 12 |
行動地理学と長寿社会;高齢者の移動制約、アクセシビリティ、生活圏の縮小問題
【事前学習】文献の収集と精読 (2時間) 【事後学習】授業内容の振り返り (2時間) 【授業形態】対面授業 |
| 13 |
ジェンダーと空間行動;性別役割分業と移動の制約、日常生活の空間的差異
【事前学習】文献の収集と精読 (2時間) 【事後学習】授業内容の振り返り (2時間) 【授業形態】対面授業 |
| 14 |
文献講読② Chai et al. (2016):中国における行動地理学の最前線と社会・空間的側面 Chai, Yanwei, Na Ta, and Jing Ma. "The socio-spatial dimension of behavior analysis: Frontiers and progress in Chinese behavioral geography." Journal of Geographical Sciences 26.8 (2016): 1243-1260. 【事前学習】文献の収集と精読 (2時間) 【事後学習】授業内容の振り返り (2時間) 【授業形態】対面授業 |
| 15 |
総括:行動地理学の応用可能性と将来展望
【事前学習】文献の収集と精読 (2時間) 【事後学習】授業内容の振り返り (2時間) 【授業形態】対面授業 |
| その他 | |
|---|---|
| 教科書 | 使用しない |
| 参考書 | 授業中に適宜指示します。 |
| 成績評価の方法及び基準 | 授業参画度:文献講読などの小レポートで総合的に評価する(100%) |
| オフィスアワー | 水曜日12:00~13:00 8号館4階A‐407号室 |
| 備考 | ・シラバスの内容は、受講生の皆様の学習状況を考慮して変更する場合があります。 |