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| 令和5年度以降入学者 | 人文地理学特論Ⅱ | ||||
|---|---|---|---|---|---|
| 教員名 | 任海 | ||||
| 単位数 | 2 | 課程 | 前期課程 | 開講区分 | 文理学部 |
| 科目群 | 地理学専攻 | ||||
| 学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 | ||
| 授業形態 | 対面授業 |
|---|---|
| 授業概要 | 本講義では、T. ヘーゲルストランドによって提唱された「時間地理学(Time-Geography)」の思想体系とその現代的深化について論じる。人間の生活を時空間経路として捉える独自の視点に基づき、個人の活動を規定する物理的・社会的制約を分析する。特に、ヘーゲルストランドの古典的議論から、1990年代GISを用いた実証的転回、そしてICT普及後の「活動のハイブリッド化」を論じた最新の研究結果を講読する。後半では、時間地理学を「社会理論」として再定義し、複雑な都市環境における日常活動の秩序を考察する。 |
| 授業のねらい・到達目標 | 授業のねらい; 時間地理学の厳密な概念体系を修得し、それをGISによって実証するプロセスを学ぶことをねらいとする。また、デジタル技術が浸透した現代社会において、時間と空間の結合がいかに変容しているかを、最新の学術的議論を通じて考察する。 到達目標; ・時間地理学の基本思想と概念体系(ルンド学派の系譜)を体系的に理解する。 ・能力・結合・権威の「三つの制約」を用いて、社会的な不平等や排除の構造を分析できる。 ・時空間プリズムやアクセシビリティをGISで計算・可視化するための数理的・論理的背景を説明できる。 ・ICTによる「物理的移動を伴わない活動」が時間地理学をいかに更新したかを論じることができる。 |
| 授業の形式 | 講義、演習、研究、講究 |
| 授業の方法 | 講義、文献講読、発表、実証ワークショップ |
| 授業計画 | |
|---|---|
| 1 |
ガイダンス;授業の目的、評価基準、通年での位置づけ
【事前学習】シラバスを事前に確認し、専門用語について調べておく 【事後学習】第2回以降の授業に備え、文献などを収集しておく 【授業形態】対面授業 |
| 2 |
時間地理学の誕生;ルンド学派の知的背景とヘーゲルストランドの人間主義的視座
【事前学習】文献の収集と精読 (2時間) 【事後学習】授業内容の振り返り (2時間) 【授業形態】対面授業 |
| 3 |
文献講読① ヘーゲルストランド(1970):地域科学における人間 Hägerstrand, T. (1970). What about people in regional science. Transport Sociology: Social aspects of transport planning, 143-158. 【事前学習】文献の収集と精読 (2時間) 【事後学習】授業内容の振り返り (2時間) 【授業形態】対面授業 |
| 4 |
時間地理学の思想的基盤;存在の持続性と空間の有限性
【事前学習】文献の収集と精読 (2時間) 【事後学習】授業内容の振り返り (2時間) 【授業形態】対面授業 |
| 5 |
時間地理学概念体系の整理;経路(Path)、ステーション(Station)、プロジェクト(Project)
【事前学習】文献の収集と精読 (2時間) 【事後学習】授業内容の振り返り (2時間) 【授業形態】対面授業 |
| 6 |
時空間経路の表現;2次元・3次元空間における生活軌跡の記述手法
【事前学習】文献の収集と精読 (2時間) 【事後学習】授業内容の振り返り (2時間) 【授業形態】対面授業 |
| 7 |
制約理論とプリズム;三つの制約
【事前学習】文献の収集と精読 (2時間) 【事後学習】授業内容の振り返り (2時間) 【授業形態】対面授業 |
| 8 |
文献講読②Kwan, M. P. (1998): Space-time and integral measures of individual accessibility: A comparative analysis using a geometric GIS capabilities. Geographical Analysis, 30(3), 191-216.
【事前学習】文献の収集と精読 (2時間) 【事後学習】授業内容の振り返り (2時間) 【授業形態】対面授業 |
| 9 |
新しい時間地理学;1990年代以降の社会理論的・フェミニズム地理学的再解釈
【事前学習】文献の収集と精読 (2時間) 【事後学習】授業内容の振り返り (2時間) 【授業形態】対面授業 |
| 10 |
地方秩序とプロジェクト;活動の地方秩序における時空間編成と調整
【事前学習】文献の収集と精読 (2時間) 【事後学習】授業内容の振り返り (2時間) 【授業形態】対面授業 |
| 11 |
複雑な情景下の日常活動;多様な主体が交錯する都市空間における活動調整の動態
【事前学習】文献の収集と精読 (2時間) 【事後学習】授業内容の振り返り (2時間) 【授業形態】対面授業 |
| 12 |
文献講読③ Li, Chunjiang, Eva Thulin, and Yanwei Chai. "Understanding the hybridization of everyday activities from a time-geographic perspective." Annals of the American Association of Geographers 114.1 (2024): 185-199.
【事前学習】文献の収集と精読 (2時間) 【事後学習】授業内容の振り返り (2時間) 【授業形態】対面授業 |
| 13 |
時間地理学の受容と変容;各国(日本、中国、英米等)における受容と独自展開
【事前学習】文献の収集と精読 (2時間) 【事後学習】授業内容の振り返り (2時間) 【授業形態】対面授業 |
| 14 |
時間地理学の展望;スマートシティ、DX社会における時間地理学の役割
【事前学習】文献の収集と精読 (2時間) 【事後学習】授業内容の振り返り (2時間) 【授業形態】対面授業 |
| 15 |
総括;時空間分析の理論と実証の統合的理解
【事前学習】文献の収集と精読 (2時間) 【事後学習】授業内容の振り返り (2時間) 【授業形態】対面授業 |
| その他 | |
|---|---|
| 教科書 | 使用しない |
| 参考書 | 授業中に適宜指示します。 |
| 成績評価の方法及び基準 | 授業参画度:文献講読などの小レポートで総合的に評価する(100%) |
| オフィスアワー | 水曜日12:00~13:00 8号館4階A‐407号室 |
| 備考 | ・シラバスの内容は、受講生の皆様の学習状況を考慮して変更する場合があります。 |