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記号と文化

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科目名 記号と文化
教員名 阿部好臣
単位数    2 学年 1~4 開講区分 文理学部
学期 後期 履修区分 選択
授業概要 記号の最たるものとして言語(言葉)が存在するのは言うまでもない。二つの言葉(下衆・下﨟)を特定し、それを巡る価値観を、平安時代を象徴する二つの作品(『源氏物語』『枕草子』)から吟味・味読しつつ、明らかにし、その文化の汎用性について考える。
授業のねらい・到達目標 作品の主人公は、それを支える存在なくしては、機能し得ない。作品世界の現実感(リアリティー)を創る存在に目を向けることで、一つの世界の在り方について学び、視野の拡大と、人としての幅を身に着けて行けるようにする。
この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP3及びカリキュラムポリシーCP6に対応しています。
授業の方法 配布資料に基づき講読することを主体とする。作品の特性なども講じ、平安時代についても理解が届くようにしたい。
本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とします。
授業計画
1 「下衆」「下﨟」とは何か。辞書類の定義をもとに。
【事前学習】両語彙について、てもとの辞書類で調べておく。
【事後学習】両語彙をしっかり理解する。及ばなかったことについては補習する。
2 『源氏物語』について、その概説 
【事前学習】配布資料に目を通しておく。
【事後学習】作品概要が分かるようにする。
3 『枕草子』についての概要
【事前学習】以前(高校時)に学んだことを、復習しておく。
【事後学習】追加された情報などについて、復習する。
4 『源氏物語』の下﨟・本文の講読一
【事前学習】配布資料の当該部分を読んでおく。
【事後学習】講じた部分をしっかり理解出来たか確認する。
5 『源氏物語』の下﨟・本文の講読二
【事前学習】配布資料の当該部分を読んでおく。
【事後学習】講じた部分をしっかり理解出来たか確認する。
6 『枕草子』の下衆・本文講読
【事前学習】配布資料の当該部分を読んでおくこと。
【事後学習】両作品の違いについて考え、それを纏めてみる。
7 『源氏物語』の下衆・本文講読一
【事前学習】配布資料の当該部分を読んでおくこと
【事後学習】理解の届かなかった部分については他のテキストなどで補っておく。
8 『源氏物語』の下﨟・本文講読二
【事前学習】配布資料の当該部分を読んでおくこと
【事後学習】理解の届かなかった部分については他のテキストなどで補っておく。
9 『源氏物語』の下﨟・本文講読三
【事前学習】配布資料の当該部分を読んでおくこと
【事後学習】理解の届かなかった部分については他のテキストなどで補っておく。
10 『枕草子』の下衆・本文講読一
【事前学習】配布資料の当該部分を読んでおくこと
【事後学習】理解の届かなかった部分については他のテキストなどで補っておく。
11 『枕草子』の下衆・本文講読二
【事前学習】配布資料の当該部分を読んでおくこと
【事後学習】理解の届かなかった部分については他のテキストなどで補っておく
12 『枕草子』の下衆・本文講読三
【事前学習】配布資料の当該部分を読んでおくこと
【事後学習】理解の届かなかった部分については他のテキストなどで補っておく
13 両作品の差異についての考察
【事前学習】今までに読んだものを纏めてみる
【事後学習】差異から、普遍的な認識と平安の差異について考えてみる。
14 学習内容の確認・授業内試験
【事前学習】学んだことを復習しておく
【事後学習】不足を補う
15 まとめ・日本の文化から世界の文化へ
【事前学習】平安と今の時代との関連について考えてみる。
【事後学習】さらに日本文化の特質を考え、グローバルの在り方について考える。
その他
教科書 配布資料に基づくので特に指定しないが、一般的な『源氏物語」『枕草子」のテキストなどがあると良い。推奨は『源氏物語」なら、藤井貞和・他の岩波文庫、『枕草子」は、石田譲二の角川文庫。
参考書 必要に応じて授業時に指示する
成績評価の方法及び基準 試験(80%)、レポート(20%)
オフィスアワー 授業時の夕刻、個人研究室にて(要・アポイントメント)

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