検索したい科目/教員名/キーワードを入力し「検索開始」ボタンをクリックしてください。
※教員名では姓と名の間に1文字スペースを入れずに、検索してください。
令和元年度以前入学者 | 日本語史4 | ||||
---|---|---|---|---|---|
教員名 | 染谷裕子 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 国文学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業の形態 | オンデマンド型授業(PwerPointによるスライド資料配信)12回 課題研究(Blackboardを通じた学習資料配信)3回 |
---|---|
授業概要 | 日本語の語彙および文章の変遷を概説する。 |
授業のねらい・到達目標 | 日本語の語彙と文章の変遷を、「古代」と「近代」という大きな流れでとらえ、その変化の背景、現代語との関わりについて理解し、説明できることを目標とする。 この科目は、文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応している。 なお、新カリキュラム(令和2年度以降の入学者)では、この科目は文理学部(学士)のディプロマポリシーDP1,2及びカリキュラムポリシーCP1,2に対応している。 ・経験や学修から得られた豊かな知識と教養に基づいて,自己の倫理観をもって,日本文学・日本語学研究、ひいては人文学の役割や、倫理的な課題に向き合うことができる。(A-1-2) ・日本文学・日本語学研究を学びながら、それらと深く関わる世界諸国の歴史や政治,経済,文化,価値観,信条などの現状および相互関係を,自己の世界観をもって説明できる。(A-2-2) |
授業の方法 | 全授業のうち12回は、プリントをもとにして講義形式で進め、毎回リアクションペーパーの提出を求める。3回は、講義に関係するテーマについてレポートを課し、各自にフィードバックする。 |
授業計画 | |
---|---|
1 |
ガイダンス:今年度の流れと参考書の紹介、「語彙史」と時代区分
【事前学習】日本史の大きな流れを復習しておく (2時間) 【事後学習】日本語史を二分した根拠を確認し、それぞれの特徴について復習する。 (2時間) |
2 |
古代の語彙と文章1(和語と漢語、古代語の特徴、奈良時代の語彙と文章)
【事前学習】語種(和語・漢語・外来語・混種語)の違いを確認しておく。配付資料を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】奈良時代語の特徴について復習する。 (2時間) |
3 |
古代の語彙と文章2(平安時代の文体と語彙、漢文訓読文と訓読語)
【事前学習】漢文の「読み下し」の復習しておく。配付資料を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】漢文訓読語の特徴について復習する。 (2時間) |
4 |
古代の語彙と文章3(和文と和文語、和歌と歌語)
【事前学習】和歌と物語に使われている語彙の違いについて考えておく。配付資料を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】和文語の特徴について復習する。 (2時間) |
5 |
古代の語彙と文章4(変体漢文と記録語、和漢混淆文と語彙)
【事前学習】配付資料を読んで、例文の解釈をしておく。 (2時間) 【事後学習】記録語の特徴について復習する。 (2時間) |
6 |
古代の文章の変遷
【事前学習】平安時代の文学史を復習しておく。配付資料を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】古代の文章の流れについて復習する。 (2時間) |
7 |
課題研究1古代語の語彙に関するレポート
【事前学習】課題作成をする (2時間) 【事後学習】課題作成をする (2時間) |
8 |
近代の語彙と文章1(漢語の増加と通俗化)
【事前学習】古代語の特徴(第2回)を復習しておく。配付資料を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】室町・江戸時代の擬音語と擬態語について、現代語との意味の違いをまとめておく。 (2時間) |
9 |
近代の語彙と文章2(口頭資料と俗語)
【事前学習】狂言(の台本)や『浮世風呂』などを読んでみて、言葉の特徴について考えておく。配付資料を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】室町・江戸時代の俗語について、現代語との意味の違いをまとめておく。 (2時間) |
10 |
近代の語彙と文章3(外来語と位相語)
【事前学習】位相語について調べておく。配付資料を読んでおく。 (2時間) 【事後学習】授業で扱った外来語の歴史についてまとめ、現代の外来語とどうつながっているか考える。 (2時間) |
11 |
近代の語彙と文章4(明治以後の語彙)
【事前学習】配付プリントを読んで、用例の読みと意味を確認しておく。 (2時間) 【事後学習】授業で扱えなかった近代後半以降の語彙について、参考書等を読んで補充しておく。 (2時間) |
12 |
課題研究2 近代語の語彙に関するレポート
【事前学習】課題作成をする。 (2時間) 【事後学習】課題作成をする。 (2時間) |
13 |
近代の文章の変遷1(室町・江戸時代の文章)
【事前学習】配付プリントを読み、例文を解釈しておく。 (2時間) 【事後学習】例文としてあげた文章の中で、興味を持った作品を実際に読んでみる。 (2時間) |
14 |
近代の文章の変遷2(明治以降の文章)
【事前学習】配付プリントを読み、例文を解釈しておく。 (2時間) 【事後学習】言文一致の歴史をまとめ、その意義について考える。 (2時間) |
15 |
課題研究3 語彙史と現代語との関わりについてのレポート
【事前学習】課題作成をする。 (2時間) 【事後学習】知識の確認と定着を図るために参考書、配付資料に示した参考文献を読む。 (2時間) |
その他 | |
---|---|
教科書 | なし |
参考書 | 山口仲美 『日本語の歴史 (岩波新書)』 岩波書店 2006年 沖森卓也 『日本語全史 (ちくま新書)』 筑摩書房 2017年 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:課題研究(50%)、授業参画度:リアクションペーパー(50%) 授業参画度は,毎回のリアクションペーパーで評価する。 |
オフィスアワー | 質問等はメールで受け付ける。 |