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基礎演習1

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令和元年度以前入学者 基礎演習1
教員名 久保木秀夫
単位数    1 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 国文学科
学期 前期 履修区分 必修
授業の形態 Blackboard learn をベースとしたオンデマンド授業を基軸とする。基本的に毎回、PDFファイル+音声による講義と、それを踏まえての小課題への取り組み、回収後の解説とチャット形式の質疑応答、補足、という形態で行っていく。必要に応じて課題研究の回を設ける可能性もある。必要に応じて課題研究の回を設ける可能性もある。
なお履修者は、初回授業開始時までに必ず、blackboardへの登録を済ませておくこと。
授業概要 古今集及びその関連資料(古注釈など)の原本の図版類を活用しながら、書誌学(書物の形態に関する学問)と文献学(書物の内容に関する学問)に基づいた、厳密精緻な本文研究方法について学んでいく。くずし字の解読・他本との校合・解釈と本文整定などを繰り返しながら、原本資料の書写・印刷内容をどのように調査し研究していくか、実践的に学んでいく。
授業のねらい・到達目標 ・書誌学・文献学に関する知識と技術を習得できるようになる。
・くずし字解読のスキルを習得できるようになる。
・翻刻・他本との校合・解釈と本文整定等の専門的なスキルを習得できるよになる。
・原本資料それぞれの特性に合わせて臨機応変に調査研究できるようになる。
・異文と比較しながら古文を的確に解釈できるようになる。
この科目は、文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応している。

なお、新カリキュラム(令和2年度以降の入学者)では、この科目は文理学部(学士)のディプロマポリシーDP3,4,5,6,7,8及びカリキュラムポリシーCP3,4,5,6,7,8に対応している。
・日本文学・日本語学研究を中心としながら、仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察できる。(A-3-2)
・日本文学・日本語学研究に関わる問題の意味を理解し,助言を受けて複数の解決策を提示し説明できる。(A-4-2)
・日本文学・日本語学研究のスキルを身につけながら、新しい挑戦への計画を立て,準備することができる。(A-5-2)
・日本文学・日本語学研究の実践的なスキルを身につけながら、さまざまな人々とのコミュニケーションを通じて相互に意思を伝達することができる。(A-6-2)
・日本文学・日本語学研究の実践的なスキルを身につけながら、集団の活動において,より良い成果を上げるために,指導者のもとで他者と協働し,作業を行うことができる。(A-7-2)
・日本文学・日本語学研究の専門性を身につけながら、自己の学修に関する経験と考えを振り返り,分析できる。(A-8-2)
授業の方法 ・講義・実習・個別発表・質疑応答を織り交ぜる。
・講義では、取り上げる作品とその原本資料について概説。
・それを踏まえつつ、複数の作品の主要伝本とその本文について解読・比較・読解などを行っていく。
・さらにその結果を踏まえて、担当部分を割り振りながら、異文をも含めた解釈・考察を個別に発表していく。
・発表者は発表の1週間前には配付資料を提出する。それをblackboardに掲載するので、他の受講者は当日までに熟読し、質問事項を掲示板に書き込んでおく。当日発表者はそれらに対する見解を述べ、教員もコメントを加えていく。
履修条件 人数調整を行うため、4月13日(月)17時50分までにグーグルフォームで所定の手続きを取ること。受講許可は、4月18日(土)8時50分頃、コミッツ・国文学科掲示板にて発表する。
なお、手続きについては4月1日(水)に国文学科HP「お知らせ」で指示するので必ず確認すること。
授業計画
1 スタートアップ:書誌学・文献学に基づく古典文学研究について(オンデマンド授業)
個別発表の担当・順番の調整
学期末レポートについての説明
【事前学習】シラバスをよく読み、履修者自身の関心の所在を検討してくること。 (2時間)
【事後学習】配布プリントや講義内容に基づき授業の主旨を復習・理解しておくこと。 (2時間)
2 講義・実習:古今集とその古写本について(オンデマンド授業)
【事前学習】配布プリントの指示部分をあらかじめ読んでおくこと。 (2時間)
【事後学習】くずし字の解読・解釈方法を復習しておくこと。 (2時間)
3 講義・実習:くずし字を解読する・解釈する(オンデマンド授業)
【事前学習】配布プリントの指示部分をあらかじめ読んでおくこと。 (2時間)
【事後学習】くずし字の解読・解釈方法を復習しておくこと。 (2時間)
4 講義・実習:原本資料に関する基礎知識を学ぶ 写本(オンデマンド授業)
【事前学習】配布プリントの指示部分をあらかじめ読んでおくこと。 (2時間)
【事後学習】くずし字の解読・解釈方法を復習しておくこと。 (2時間)
5 講義・実習:原本資料に関する基礎知識を学ぶ 版本(含・近代活版印刷本)(オンデマンド授業)
【事前学習】配布プリントの指示部分をあらかじめ読んでおくこと。 (2時間)
【事後学習】紹介する参考文献を読んでおくこと。 (2時間)
6 講義・実習:諸本と校合する・校本を作る・校訂する 和歌(オンデマンド授業)
【事前学習】紹介した参考文献の疑問・問題箇所を整理しておくこと。 (2時間)
【事後学習】紹介する参考文献を読んでおくこと。 (2時間)
7 講義・実習:諸本と校合する・校本を作る・校訂する 仮名散文(オンデマンド授業)
【事前学習】紹介した参考文献の疑問・問題箇所を整理しておくこと。 (2時間)
【事後学習】紹介する参考文献を読んでおくこと。 (2時間)
8 プレゼンテーション:担当者による異同・校訂本文・解釈・問題点の発表(3名ほど)(オンデマンド授業)
【事前学習】発表者は1週間前までに発表資料を提出。それいがいは事前配布された発表資料を読み込み、事前に質問事項を掲示板に記入すること。 (2時間)
【事後学習】発表者は質疑応答を踏まえて再考。それ以外は次の発表に備えて予習。 (2時間)
9 プレゼンテーション:担当者による異同・校訂本文・解釈・問題点の発表(3名ほど)(オンデマンド授業)
【事前学習】発表者は1週間前までに発表資料を提出。それいがいは事前配布された発表資料を読み込み、事前に質問事項を掲示板に記入すること。 (2時間)
【事後学習】発表者は質疑応答を踏まえて再考。それ以外は次の発表に備えて予習。 (2時間)
10 プレゼンテーション:担当者による異同・校訂本文・解釈・問題点の発表(3名ほど)(オンデマンド授業)
【事前学習】発表者は1週間前までに発表資料を提出。それいがいは事前配布された発表資料を読み込み、事前に質問事項を掲示板に記入すること。 (2時間)
【事後学習】発表者は質疑応答を踏まえて再考。それ以外は次の発表に備えて予習。 (2時間)
11 プレゼンテーション:担当者による異同・校訂本文・解釈・問題点の発表(3名ほど)(オンデマンド授業)
【事前学習】発表者は1週間前までに発表資料を提出。それいがいは事前配布された発表資料を読み込み、事前に質問事項を掲示板に記入すること。 (2時間)
【事後学習】発表者は質疑応答を踏まえて再考。それ以外は次の発表に備えて予習。 (2時間)
12 プレゼンテーション:担当者による異同・校訂本文・解釈・問題点の発表(3名ほど)(オンデマンド授業)
【事前学習】発表者は1週間前までに発表資料を提出。それいがいは事前配布された発表資料を読み込み、事前に質問事項を掲示板に記入すること。 (2時間)
【事後学習】発表者は質疑応答を踏まえて再考。それ以外は次の発表に備えて予習。 (2時間)
13 プレゼンテーション:担当者による異同・校訂本文・解釈・問題点の発表(3名ほど)(オンデマンド授業)
【事前学習】発表者は1週間前までに発表資料を提出。それいがいは事前配布された発表資料を読み込み、事前に質問事項を掲示板に記入すること。 (2時間)
【事後学習】発表者は質疑応答を踏まえて再考。それ以外は次の発表に備えて予習。 (2時間)
14 プレゼンテーション:担当者による異同・校訂本文・解釈・問題点の発表(3名ほど)(オンデマンド授業)
【事前学習】発表者は1週間前までに発表資料を提出。それいがいは事前配布された発表資料を読み込み、事前に質問事項を掲示板に記入すること。 (2時間)
【事後学習】発表者は質疑応答を踏まえて再考。それ以外は次の発表に備えて予習。 (2時間)
15 総括:古典文学に関する原本資料を活用した書誌学・文献学の重要性を再確認し、総括し、受講者それぞれの今後の研究に繋げていけるようにする。
【事前学習】これまでの授業全体を振り返り、修得した知識やスキルを再確認する。 (2時間)
【事後学習】学期末レポートに取り組む。 (2時間)
その他
教科書 笠間影印叢刊刊行会 『字典かな―出典明記』 笠間書院 1972年
教科書の『字典かな』は、同種の字典類をすでに所持している場合は、そちらを用いて構わない(新たに購入する必要はない)。
ほか、PDF形式のプリントを適宜配布する。
参考書 国文学研究資料館 『古典籍研究ガイダンス 王朝文学をよむために』 笠間書院 2012年
成績評価の方法及び基準 レポート:個別発表時の質疑応答やアドバイス等を踏まえて、学術レポートとしてまとめ直す。(50%)、授業参画度:各種実習への積極的な参加、自身のプレゼンテーションの充実度、他の受講生への質問回数と内容、ほか授業に関わる積極的な発言や質問などを総合的に判断。(50%)
オフィスアワー 随時メールで受け付ける。必要に応じてオンライン面談をも行う。ただし対応までに時間を要することもある。
備考 上述した発表資料以外で、講義用に配布するPDF形式のプリントは、事前にblackboardに載せておく。環境的に可能であれば、毎回授業開始前に確認・印刷し、授業時間中に書き込みなどができるよう、準備しておくのが望ましい。

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