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令和元年度以前入学者 | 基礎演習2 | ||||
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教員名 | 紅野謙介 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 2 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 国文学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 必修 |
授業の形態 | Zoomを用いたオンライン授業(11回程度)と課題研究(3回)を予定し、状況によって対面による授業数回の実現をめざす。 |
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授業概要 | 小説の冒頭を分析し、小説の構成や組み立てを学ぶとともに、小説一般の解釈に応用できるようにする。 |
授業のねらい・到達目標 | 小説はすべて言葉から出来ている。そしてその言葉で読者をつかまないかぎり、読者は読み進めてはくれない。小説は冒頭にそのエネルギーの大半を注ぎ込む。 ・近現代の著名な小説の冒頭部分だけに注目して、どのような言葉の仕組みや仕掛けがなされているかを詳細に分析できるようにする。 ・文学研究のためのスキルと方法、資料発表や論文作成のための技術を学習する。 ・教職志望者はとりわけ細かく読む手法を身につけることを目指す。 この科目は、文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応している。 なお、新カリキュラム(令和2年度以降の入学者)では、この科目は文理学部(学士)のディプロマポリシーDP3,4,5,6,7,8及びカリキュラムポリシーCP3,4,5,6,7,8に対応している。 ・日本文学・日本語学研究を中心としながら、仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察できる。(A-3-2) ・日本文学・日本語学研究に関わる問題の意味を理解し,助言を受けて複数の解決策を提示し説明できる。(A-4-2) ・日本文学・日本語学研究のスキルを身につけながら、新しい挑戦への計画を立て,準備することができる。(A-5-2) ・日本文学・日本語学研究の実践的なスキルを身につけながら、さまざまな人々とのコミュニケーションを通じて相互に意思を伝達することができる。(A-6-2) ・日本文学・日本語学研究の実践的なスキルを身につけながら、集団の活動において,より良い成果を上げるために,指導者のもとで他者と協働し,作業を行うことができる。(A-7-2) ・日本文学・日本語学研究の専門性を身につけながら、自己の学修に関する経験と考えを振り返り,分析できる。(A-8-2) ・中学高校の教員としての経験、また教科書編集にあたってきた経験にもとづき、発表やプレゼンテーションのしかた、質疑や討論の方法についても指導を行う。 |
授業の方法 | はじめの数回は講義形式で行なう。資料はBlackboardで配布。その後は担当を決めて、資料を作成し、共有。オンラインによる口頭発表、質疑を行なう演習形式とする。積極的な取り組みと活発な議論、楽しい脱線が実現するようにしたい。 |
履修条件 | 人数調整を行うため、4月13日(月)17時50分までにグーグルフォームで所定の手続きを取ること。受講許可は、4月18日(土)8時50分頃、コミッツ・国文学科掲示板にて発表する。 なお、手続きについては4月1日(水)に国文学科HP「お知らせ」で指示するので必ず確認すること。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス、小説の言葉を分析する方法。(オンライン授業)
【事前学習】教科書の入手、確認。 (2時間) 【事後学習】担当希望テクスト複数を探る。 (2時間) |
2 |
調査や分析方法の確認、発表担当の確定。(対面ができるといい)
【事前学習】事例テクストの確認。 (2時間) 【事後学習】発表担当テクストの読み込み。 (2時間) |
3 |
近松秋江「黒髪」をめぐる学生1・2による発表と質疑。(オンライン授業)
【事前学習】発表者は資料の作成、他は「黒髪」の熟読。 (2時間) 【事後学習】資料作成の方法の確認。 (2時間) |
4 |
近松秋江「黒髪」をめぐる学生3・4による発表と質疑。(オンライン授業)
【事前学習】発表者は資料の作成、他は「黒髪」の熟読。 (2時間) 【事後学習】質疑や解説をへて資料の修正と確認。 (2時間) |
5 |
北条民雄「いのちの初夜」をめぐる学生5・6による発表と質疑。(オンライン授業)
【事前学習】発表者は資料の作成、他は「いのちの初夜」の熟読。 (2時間) 【事後学習】質疑や解説をへて資料の修正と確認。 (2時間) |
6 |
北条民雄「いのちの初夜」をめぐる学生7・8による発表と質疑。(オンライン授業)
【事前学習】発表者は資料の作成、他は「いのちの初夜」の熟読。 (2時間) 【事後学習】質疑や解説をへて資料の修正と確認。 (2時間) |
7 |
太宰治「富嶽百景」をめぐる学生9・10による発表と質疑。(オンライン授業)
【事前学習】発表者は資料の作成、他は「富嶽百景」の熟読。 (2時間) 【事後学習】質疑や解説をへて資料の修正と確認。 (2時間) |
8 |
太宰治「富嶽百景」をめぐる学生11・12による発表と質疑。(オンライン授業)
【事前学習】発表者は資料の作成、他は「富嶽百景」の熟読。 (2時間) 【事後学習】質疑や解説をへて資料の修正と確認。 (2時間) |
9 |
林芙美子「晩菊」をめぐる学生13・14による発表と質疑。(オンライン授業)
【事前学習】発表者は資料の作成、他は「晩菊」の熟読。 (2時間) 【事後学習】質疑や解説をへて資料の修正と確認。 (2時間) |
10 |
林芙美子「晩菊」をめぐる学生15・16による発表と質疑。(オンライン授業)
【事前学習】発表者は資料の作成、他は「晩菊」の熟読。 (2時間) 【事後学習】質疑や解説をへて資料の修正と確認。 (2時間) |
11 |
瀬戸内寂聴「場所」をめぐる学生17・18による発表と質疑。(オンライン授業)
【事前学習】発表者は資料の作成、他は「場所」の熟読。 (2時間) 【事後学習】質疑や解説をへて資料の修正と確認。 (2時間) |
12 |
瀬戸内寂聴「場所」をめぐる学生19・20による発表と質疑。(オンライン授業)
【事前学習】発表者は資料の作成、他は「場所」の熟読。 (2時間) 【事後学習】質疑や解説をへて資料の修正と確認。 (2時間) |
13 |
これまでの発表の反省と確認。小説の冒頭分析の重要性と小説全体との関わりについての総括。(課題研究)
【事前学習】これまでの資料の再確認。 (2時間) 【事後学習】今後の勉強計画の検討。 (2時間) |
14 |
まとめ、ゼミや卒論に対する対策。(課題研究)
【事前学習】資料の確認。 (2時間) 【事後学習】研究方法の再チェック。 (2時間) |
15 |
3年ゼミへの準備とレポート作成。(課題研究)
【事前学習】今後のテーマを構想する。 (2時間) 【事後学習】テーマ候補をあげていく。レポートの作成。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 冒頭部分についてはpdfにしてBlackboardで配布する。小説本体について発表者は必ず通読すること。 |
参考書 | 阿部公彦 『名作をいじる 「らくがき式」で読む最初の1ページ』 立東舎 2017年 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(40%)、授業参画度(60%) 授業参画度は,毎回のディスカッション、発表等で評価します。 |
オフィスアワー | 火曜日の昼休みと水曜日の3限、オンラインで実施。事前にメールで連絡ください。 |