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令和元年度以前入学者 | 書学3 | ||||
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教員名 | 徳泉さち | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 3・4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 国文学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業の形態 | zoomを使用したリアルタイム配信の授業を予定しています。 Black bordにて、最新の情報を発信しますので、各自チェックしてください。 なお、本講義のBlack bordコースIDは20201506です。履修者は必ず登録してください。 |
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授業概要 | 「書」は絵画や彫刻などの他の美術作品とは何が違うのでしょうか。 作品、作家、それをうみだす社会や文化の背景を踏まえて、書の特質を改めて問い直してみます。 また、中国や日本における古典の受容の様相を具体的にみながら、書の伝統がどのように形づくられていったのかを検討していきます。 |
授業のねらい・到達目標 | 文字を扱う芸術である書が、ほかの美術と異なる特徴を持つことを理解する。 また、講義で提示する具体的な事例を手がかりにして、中国書法における伝統や古典がいつ、誰によってどのように形づくられてきたのかを受講者が検討していくことを目標とする。 この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応しています。 |
授業の方法 | 水曜4限に、zoomを使用して授業を行います。 適宜、課題研究やオンデマンド授業の回を挟んでいく予定です。 なお、授業期間中に開催されている展覧会の状況や、受講者の興味関心や進捗状況により、計画の一部を変更する可能性もあります。 課題の提出方法、フィードバック方法等については、授業内で指示します。 |
履修条件 | 「書学1」「書学2」をすでに履修し、その内容を理解していることを前提に進めます。 書学1→書学2→書学3の順番での履修することを推奨します。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス(授業の概要と進め方について説明)
【事前学習】指定したテキストの「書の変遷」を熟読 (2時間) 【事後学習】提示されたレポートの作成と提出 (2時間) |
2 |
書を学ぶとはどのようなことか
【事前学習】指定したテキストの100から101ページを熟読 (2時間) 【事後学習】提示されたレポートの作成と提出 (2時間) |
3 |
書の伝統は如何に形作られてきたのか。 皇帝コレクションを通して(中国・唐時代) 【事前学習】指定したテキストの104から105ページを熟読 (2時間) 【事後学習】提示されたレポートの作成と提出 (2時間) |
4 |
書の伝統は如何に継承されてきたか 皇帝コレクションを通して(中国・北宋時代) 【事前学習】指定したテキストの62から64ページを熟読 (2時間) 【事後学習】提示されたレポートの作成と提出 (2時間) |
5 |
書の伝統は如何に継承されてきたか 皇帝コレクションを通して(中国・清時代) 【事前学習】指定したテキストの65から66ページを熟読 (2時間) 【事後学習】提示されたレポートの作成と提出 (2時間) |
6 |
中国の書は日本において如何に受容されてきたか1 聖武天皇と持統天皇を通して考える 【事前学習】指定したテキストの69から71ページを熟読 (2時間) 【事後学習】提示されたレポートの作成と提出 (2時間) |
7 |
中国の書は日本において如何に受容されてきたか2 正倉院宝物を通して考える 【事前学習】指定したテキストの72、73ページを熟読 (2時間) 【事後学習】提示されたレポートの作成と提出 (2時間) |
8 |
中国の書は日本において如何に受容されてきたか3 空海の書を通して考える 【事前学習】指定したテキストの74、75ページを熟読 (2時間) 【事後学習】提示されたレポートの作成と提出 (2時間) |
9 |
中国の書は日本において如何に受容されてきたか4 空海が遺したもの 【事前学習】指定したテキストの74、75ページを熟読 (2時間) 【事後学習】提示されたレポートの作成と提出 (2時間) |
10 |
中国の書は日本において如何に受容されてきた5 東山御物を通して考える 【事前学習】指定したテキストの89ページを熟読 (2時間) 【事後学習】提示されたレポートの作成と提出 (2時間) |
11 |
中国の書は日本において如何に受容されてきた6 狩谷棭斎を通して考える 【事前学習】指定したテキストの134、135ページを熟読 (2時間) 【事後学習】提示されたレポートの作成と提出 (2時間) |
12 |
中国の書は日本において如何に受容されてきた7 市川米庵を通して考える 【事前学習】指定したテキストの91、92ページを熟読 (2時間) 【事後学習】提示されたレポートの作成と提出 (2時間) |
13 |
中国の書は日本において如何に受容されてきた8 奥原晴湖を通して考える 【事前学習】指定したテキストの「第三章 書の変遷」を熟読 (2時間) 【事後学習】提示されたレポートの作成と提出 (2時間) |
14 |
中国の書は日本において如何に受容されてきた9 會津八一と松丸東魚を通して考える 【事前学習】指定したテキストの「第三章 書の変遷」を熟読 (2時間) 【事後学習】提示されたレポートの作成と提出 (2時間) |
15 |
全体を通しての総括 試験(授業の内容の理解度をはかる教場試験を行います) 【事前学習】半期を通じて配布した資料の総ざらい (2時間) 【事後学習】半期を通じて配布した資料の総ざらい (2時間) |
その他 | |
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教科書 | 全国大学書道学会編 『書の古典と理論』 光村図書出版 2020年 第1版 |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | 授業参画度:毎授業、課題レポートの提出をしてもらいます。その提出状況や習熟度を評価の対象にします。(100%) |
オフィスアワー | ブラックボードを通して質問などを適宜受け付けます。 |