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英語文学概説1 (前半)

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令和2年度入学者 英語文学概説1 (前半)
令和元年度以前入学者 英語文学概説1
教員名 牧野理英
単位数    2 学年    1 開講区分 文理学部
科目群 英文学科
学期 前期 履修区分 必修
授業の形態 課題研究(Blackboardを通じた学習資料配信)
8月22日まで遠隔で授業を行わなくてはならないことから、前期のシラバスの内容はかなり変更することがある。
状況により読む量なども変更があるため、この内容は暫定的であることを了解してもらいたい。
授業概要 文学作品が基になった英米の映画を見て、アメリカがどのように描写されているのかを分析する。ここではアメリカ文学がベースとなった映画を見ることで、人種、ジェンダー、表象問題を扱う。教科書の作品を基にするが、そのほとんどがハリウッド映画であるため、それに対抗するインディペンデント映画も随時取り込むことで、さまざまな表象方法があることを学ぶ。また作家はすべてがキャノンと言われている集団だが、これらがなぜ「正典」とみなされたのかという点に焦点をおいても授業をすすめる。したがって作家、作品によっては批判的に見る場合もある。
授業のねらい・到達目標 映像との比較からアメリカ文学が表象問題をどのように提示している(しきれていない)のかを理解することができる。アメリカ文化をグローバル社会に生きる人間として理解することができる。
この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP1 、DP3、及び、カリキュラムポリシーCP1、CP3、に対応している。
なお、新カリキュラム(令和2年度以降の入学者)では、この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP1 、DP3、及び、カリキュラムポリシーCP1、CP3、に対応している。
・学修から得られた豊かな知識と教養に基づいて、英語学・英語圏文学の役割を説明することができる(A-1-1)。
・言語減少や歴史的事象を論理的に理解することができる(A-3-1)。
授業の方法 英文学科であるならば課題となっている小説を事前にすべて読んでくることが理想であるが、授業ではすべてを網羅することができないため、作家の説明、小説の引用部の解説、小説のテーマに絞る。授業内は発言を求めることが多いため、必ず準備をして臨むこと。講義形式。
授業計画
1 文学と映像の狭間:授業のテーマや到達目標、方法などについて説明し、簡単なガイダンスをする。これまでに読んだ英米文学、自身の英語力に関して書いてもらう。
【事前学習】シラバスを事前に確認し、授業全体の流れを理解しておく。 (0.5 時間)
【事後学習】ジェイムズ・フェニモア・クーパーとはどのような人物であったのか? (3.5 時間)
2 ジェイムズ・フェニモア・クーパー『モヒカン族の最後』1826
【事前学習】『モヒカン族の最後」の内容把握 (2 時間)
【事後学習】授業の復習と次回の読みもの (2 時間)
3 ナサニエル・ホーソーン『緋文字』1850
【事前学習】ホーソン 『緋文字』の引用箇所を読んでおくこと (2 時間)
【事後学習】授業の復習と次回の読みもの (2 時間)
4 ホーソン 続き
短編からみるホーソンの罪意識
【事前学習】ホーソンの短編の引用部分をよんでおく (2 時間)
【事後学習】授業の復習と次回の読みもの (2 時間)
5 ハーマン・メルヴィル『白鯨』1851(A-1-1)
メルヴィルの自然にたいする観点とは?
【事前学習】白鯨 引用箇所を読んでおく (2 時間)
【事後学習】授業の復習と次回の読みもの (2 時間)
6 メルヴィル 続き
【事前学習】引用箇所をよんでおくこと (2 時間)
【事後学習】授業の復習と次回の読みもの (2 時間)
7 マーク・トウェイン『ハックルベリー・フィンの冒険』1885
ハックとはどのようなキャラクターなのか?
【事前学習】『ハックルベリー・フィンの冒険』引用箇所をよんでおく (2 時間)
【事後学習】引用箇所をよんでおく (2 時間)
8 トゥエイン 続き
【事前学習】前回の授業で配布したトゥエインの短編を読んでおく (2 時間)
【事後学習】授業の復習と次回の読みもの (2 時間)
9 ヘンリー・ジェイムズ『鳩の翼』1902
視点とは何か
【事前学習】『鳩の翼』 引用箇所をよんでおく (2 時間)
【事後学習】引用箇所を読んで、質問を用意しておく (2 時間)
10 ジェイムズ 続き
【事前学習】前回の授業で配布したジェイムズの短編の引用箇所をよんでおく (2 時間)
【事後学習】授業の復習と次回の読みもの (2 時間)
11 イーディス・ウォートン『無垢の時代』1920
アメリカの無垢(A-3-1)
【事前学習】『無垢の時代』の引用箇所を読んでおく (2 時間)
【事後学習】授業の復習と次回の読みもの (2 時間)
12 シオドア・ドライサー『アメリカの悲劇』1925
資本主義アメリカとは?
【事前学習】『アメリカの悲劇」の引用箇所を読んでおく (2 時間)
【事後学習】授業の復習と次回の読みもの (2 時間)
13 F・スコット・フィッツジェラルド『グレート・ギャツビー』1925
1920年代アメリカとは
【事前学習】『グレート・ギャッツビー』の引用箇所を読んでおく (2 時間)
【事後学習】授業の復習と次回の読みもの (2 時間)
14 試験対策 Q and A
【事前学習】質問等をまとめておくこと (1時間)
【事後学習】試験のための用意 (3時間)
15 期末試験と解説
【事前学習】試験のための用意 (3時間)
【事後学習】今までに学んだことをまとめ確認する (1 時間)
その他
教科書 杉野健太郎 『アメリカ文学と映画』 三修社 2019年
担当箇所の作家の作品部分に関しては別途プリントで配布する。
参考書 使用しない
成績評価の方法及び基準 レポート:前期においては見た映画の中の一つを選び与えられたテーマに沿ってレポートを作成する(40%)、授業内テスト:期末テスト(後期のみ)(30%)、授業参画度:発言 議論 (前期はウェッブ上)(30%)
オフィスアワー 木曜日、牧野研究室にて

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