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| 令和元年度以前入学者 | アメリカ文学史1 (共通) | ||||
|---|---|---|---|---|---|
| 教員名 | 高橋利明・鈴木孝 | ||||
| 単位数 | 2 | 学年 | 2 | 開講区分 | 文理学部 | 
| 科目群 | 英文学科 | ||||
| 学期 | 前期 | 履修区分 | 必修 | ||
| 授業の形態 | 課題研究 *(CHIPSでの履修登録に加え)初回授業時までにBlackboardでこの科目の登録をしておくこと」 | 
|---|---|
| 授業概要 | テーマは、「アメリカ文学と民主主義」とする。 そして、アメリカ文学の歴史(アメリカ先住民の詩からブライアントまで)を概観するように編まれたアンソロジー形式のテクストを精読しながら、アメリカ文学の流れの全体像と時代ごとの文化的背景を理解し、さらにはアメリカに根付く民主主義の意味を吟味できる。 | 
| 授業のねらい・到達目標 | アメリカ文学の歴史をアンソロジー形式のテクストを用いて概観する。アメリカ先住民の詩からブライアントまで、それぞれの作家の代表作の要所を精読しつつ、アメリカ文学の流れの全体像を把握できるようになることを目標とする。 (A-3-1, A-4-1) この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP3、DP4、及び、カリキュラムポリシーCP3、CP4、に対応している。 | 
| 授業の方法 | 講義科目ではあるが、テクストを精読した結果を学生諸君に発表してもらうことがメインとなる。各作家・作品についての補足説明や時代背景の説明を適宜加えていきたい。アメリカ文学史総論として、最初の3回の授業を当てる。その後、前期では、テクストの40名の作家の内、1. Native American Literature から 10. William Cullen Bryant までを読む予定である。また、適宜関連のビデオ鑑賞によって各作家作品についての理解を深めたい。 なお、授業進度は予定である。 本授業の事前・事後学習は、各2時間の学習を目安とする。 | 
| 授業計画 | |
|---|---|
| 1 | 授業のテーマや到達目標及び授業の方法について説明し、その後アメリカ文学史総論のプリントを配布し簡単な説明を行う。そして、アメリカに対するイメージやこれまでに読んできた英米文学作品について書いて提出してもらう。 【事前学習】シラバスを事前に確認し、テクストで扱う作家・作品について概観しておくこと。 (2時間) 【事後学習】アメリカ文学史総論の配布プリントを読んでおくこと。(A-3-1) (2時間) | 
| 2 | アメリカ文学史総論: 植民地文学からアメリカ・ルネサンス期の文学まで 【事前学習】アメリカ文学史総論の配布プリントを読んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】プリントの復習と予習 (A-3-1) (2時間) | 
| 3 | アメリカ文学史総論: 南北戦争後のリアリズムの文学から「失われた世代」の文学まで 【事前学習】アメリカ文学史総論の配布プリントを読んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】プリントの復習と予習 (A-3-1) (2時間) | 
| 4 | アメリカ文学史総論: 1930年代の文学から現代文学まで 【事前学習】アメリカ文学史総論の配布プリントを読んでおくこと。 (2時間) 【事後学習】プリントの復習 (A-3-1) (2時間) | 
| 5 | §1 Native American Literature 【事前学習】作品原文の精読と音読を行い、意味を把握すること。内容は恋の歌、戦士の歌である。(A-3-1) (2時間) 【事後学習】設問の確認と原文の復習及び、他のアメリカ先住民の作品についても確認すること。(A-4-1) (2時間) | 
| 6 | §2 Captain John Smith 【事前学習】作品原文の精読と音読を行い、意味を把握すること。ポカホンタスと英国人スミスの恋愛感情について理解すること。(A-3-1) (2時間) 【事後学習】設問の確認と原文の復習及び、この話がスミスの虚構であることの意味を考察すること。(A-4-1) (2時間) | 
| 7 | §3 William Bradford 【事前学習】作品原文の精読と音読を行い、意味を把握すること。アメリカという国の起原となったピルグリム・ファーザーズにとって、上陸した大地がどのようなものであったかを読み取ること。(A-3-1) (2時間) 【事後学習】設問の確認と原文の復習及び、メイフラワー盟約とアメリカ国家成立の繋がりを考察すること。(A-4-1) (2時間) | 
| 8 | §4 Anne Bradstreet 【事前学習】作品原文の精読と音読を行い、意味を把握すること。厳格なピューリタン婦人の作者が、夫に対する愛を謳う人間的な詩を残したが、その内容を吟味すること。(A-3-1) (2時間) 【事後学習】設問の確認と原文の復習及び、他のピューリタン詩人についても調べること。(A-4-1) (2時間) | 
| 9 | §5 Jonathan Edwards 【事前学習】作品原文の精読と音読を行い、意味を把握すること。18世紀に入り衰えてきたキリスト教信仰を原点に回帰すべく活動した牧師エドワーズの地獄のイメージに彩られた説教の意味を吟味すること。(A-3-1) (2時間) 【事後学習】設問の確認と原文の復習及び、カルヴァン主義の原罪について再確認すること。(A-4-1) (2時間) | 
| 10 | §6 Benjamin Franklin 【事前学習】作品原文の精読と音読を行い、意味を把握すること。フランクリンの自叙伝に見られる理神論について考えること。(A-3-1) (2時間) 【事後学習】設問の確認と原文の復習及び、エドワーズと正反対なフランクリンの実利主義的思想の意味を確認すること。(A-4-1) (2時間) | 
| 11 | §7 Charles Brockden Brown 【事前学習】作品原文の精読と音読を行い、意味を把握すること。アメリカン・ゴッシク小説の祖であるブラウンは、人間心理の暗黒面を追究したが、その宣言とも言えるテクストを吟味すること。(A-3-1) (2時間) 【事後学習】設問の確認と原文の復習及び、ゴシック小説についてまとめておくこと。(A-4-1) (2時間) | 
| 12 | §8 Washington Irving 【事前学習】作品原文の精読と音読を行い、意味を把握すること。国際的に認知された最初のアメリカ作家であるアーヴィングの『スケッチ・ブック』のロマンチックで旅情を誘う文章を味わうこと。(A-3-1) (2時間) 【事後学習】設問の確認と原文の復習及び、出来れば『スケッチ・ブック』全体を読むこと。(A-4-1) (2時間) | 
| 13 | §9 James Fenimore Cooper 【事前学習】作品原文の精読と音読を行い、意味を把握すること。『モヒカン族の最後の者』の一部を読むが、その冒険に満ちた話の中の自然描写の巧みさを味読すること。(A-3-1) (2時間) 【事後学習】設問の確認と原文の復習及び、革脚絆物語の五部作について再確認すること。(A-4-1) (2時間) | 
| 14 | §10 William Cullen Bryant 【事前学習】作品原文の精読と音読を行い、意味を把握すること。自然の中での感動体験を詩に謳いあげることで、人生に生きる意味を見出した作者に共感すること。(A-3-1) (2時間) 【事後学習】設問の確認と原文の復習及び、ハドソン・リバー派の画家たちとの交友関係を整理すること。(A-4-1) (2時間) | 
| 15 | 授業内試験と解説 【事前学習】第1回から第14回の内容を復習すること (A-8) (2時間) 【事後学習】学修内容の整理をし、アメリカ文学の価値を再確認すること (A-1, A-8) (2時間) | 
| その他 | |
|---|---|
| 教科書 | 『テキスト An Outline of American Literature (アメリカ文学概観) (セメスターシリーズ)(井上謙治、南雲堂)』 | 
| 参考書 | 授業時に、適宜指示する。 | 
| 成績評価の方法及び基準 | レポート:小論文作成(50%)、授業参画度:課題への回答及び議論(50%) 授業参画度は、適宜行うリアクションペーパー等で評価する。 授業内テストは、学期末に授業内で行う試験で評価する。 | 
| オフィスアワー | 授業終了時 |