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令和元年度以前入学者 | 英米文学演習2 | ||||
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教員名 | 前島洋平 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 2 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 英文学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 必修 |
授業の形態 | 同時双方向型授業(Blackboard 掲示板において時間割通りに実施するグループ・ディスカッション)と課題研究(決められた日時までに課題提出)の混合型授業。 Blackboard ID: 20201708 |
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授業概要 | エミリー・ブロンテ (Emily Bronte, 1818-1848) が書いた唯一の小説にして不朽の名作と名高い Wuthering Heights (1847)を題材に、文学作品の分析の仕方を学ぶ。 |
授業のねらい・到達目標 | 作品の精読とディスカッションを通して、小説における語り手の役割について自然と分析できるようになることを目指す。 英文学科生であれば一度は読んでおかねばならない作品であるから、読んだ対象が原作であれば一層の充実感を得ることができる。また、作品内容に関する議論を通して小説を読む楽しさを発見できる。 この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP3、DP4、DP5、及び、カリキュラムポリシーCP3、CP4、CP5、に対応している。 なお、新カリキュラム(令和2年度以降の入学者)では、この科目は文理学部英文学科(学士(文学))のディプロマポリシーDP3,4,5 及びカリキュラムポリシーCP3,4,5に対応している。 ・既存の知識にとらわれることなく、言語現象や歴史的事象を論理的・批判的に説明することができる(A-3-2)。 ・英語学・英語圏文学に潜む問題を発見し、専門的知識に基づいて説明することができる(A-4-2)。 ・新しい問題に取り組む意識を持ち、そのために必要な情報を収集することができる(A-5-2)。 |
授業の方法 | グループによる発表形式。意見交換の時間をとるなど、全員参加型の授業になるよう工夫を凝らすこと。発表以外の受講者は指定された範囲を事前に読んで意見を持ち寄る。授業前半ではそれを交換・共有したのちに、発表担当のグループがハンドアウトを利用しながら語学的(英語)ならびに文学的(内容)アプローチの点から授業を展開する。授業後半では、指定された範囲の問題点や疑問点を提示してグループ・ディスカッションに移り、各班から寄せられた意見の妥当性を検討する。 |
履修条件 | (1)英文学科2年生で所定の手続きを踏んでいること。 (2)総授業数の3分の2以上の参加が可能であること。 (3)予習に膨大な時間をさけること。 (4)レポート作成に際しては、コピペなどの卑しい行為を慎み、参考文献をもとに自力で完成させる覚悟(忍耐力)を持っていること。 |
授業計画 | |
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1 |
オリエンテーション:授業の進め方、優れたレポートの書き方、本作の批評史について、グループ分け
【事前学習】作品のVol.I を読み返しておくこと (1時間) 【事後学習】授業内容をまとめておくこと (1時間) |
2 |
Wuthering Heights Vol.I Chap.XIV【プレゼンとディスカッション(A-4)】
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-5) (1時間) 【事後学習】授業内容をまとめ、本文を読み直し、問題点に対する解答を導き出すこと (1時間) |
3 |
Wuthering Heights Vol.II Chap.I, II【プレゼンとディスカッション(A-4)】
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-5) (1時間) 【事後学習】授業内容をまとめ、本文を読み直し、問題点に対する解答を導き出すこと (1時間) |
4 |
Wuthering Heights Vol.II Chap.III【プレゼンとディスカッション(A-4)】
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-5) (1時間) 【事後学習】授業内容をまとめ、本文を読み直し、問題点に対する解答を導き出すこと (1時間) |
5 |
Wuthering Heights Vol.II Chap.IV, V, VI【プレゼンとディスカッション(A-4)】
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-5) (1時間) 【事後学習】授業内容をまとめ、本文を読み直し、問題点に対する解答を導き出すこと (1時間) |
6 |
Wuthering Heights Vol.II Chap.VII【プレゼンとディスカッション(A-4)】
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-5) (1時間) 【事後学習】授業内容をまとめ、本文を読み直し、問題点に対する解答を導き出すこと (1時間) |
7 |
Wuthering Heights Vol.II Chap.VIII, IX【プレゼンとディスカッション(A-4)】
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-5) (1時間) 【事後学習】授業内容をまとめ、本文を読み直し、問題点に対する解答を導き出すこと (1時間) |
8 |
Wuthering Heights Vol.II Chap.X, XI【プレゼンとディスカッション(A-4)】
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-5) (1時間) 【事後学習】授業内容をまとめ、本文を読み直し、問題点に対する解答を導き出すこと (1時間) |
9 |
Wuthering Heights Vol.II Chap.XII, XIII【プレゼンとディスカッション(A-4)】
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-5) (1時間) 【事後学習】授業内容をまとめ、本文を読み直し、問題点に対する解答を導き出すこと (1時間) |
10 |
Wuthering Heights Vol.II Chap.XIV, XV【プレゼンとディスカッション(A-4)】
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-5) (1時間) 【事後学習】授業内容をまとめ、本文を読み直し、問題点に対する解答を導き出すこと (1時間) |
11 |
Wuthering Heights Vol.II Chap.XVI, XVII【プレゼンとディスカッション(A-4)】
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-5) (1時間) 【事後学習】授業内容をまとめ、本文を読み直し、問題点に対する解答を導き出すこと (1時間) |
12 |
Wuthering Heights Vol.II Chap.XVIII【プレゼンとディスカッション(A-4)】
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-5) (1時間) 【事後学習】授業内容をまとめ、本文を読み直し、問題点に対する解答を導き出すこと (1時間) |
13 |
Wuthering Heights Vol.II Chap.XIX【プレゼンとディスカッション(A-4)】
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-5) (1時間) 【事後学習】授業内容をまとめ、本文を読み直し、問題点に対する解答を導き出すこと (1時間) |
14 |
Wuthering Heights Vol.II Chap.XX【プレゼンとディスカッション(A-4)】
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-5) (1時間) 【事後学習】授業内容をまとめ、本文を読み直し、問題点に対する解答を導き出すこと (1時間) |
15 |
Wuthering Heights 課題の回収とまとめ【ディスカッション(A-4)】
【事前学習】作品全体の内容を確認し、自分なりのテーマを設定してまとめておくこと(A-3) (5時間) 【事後学習】異なるテーマ設定として可能な候補を考えておくこと (2時間) |
その他 | |
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教科書 | Emily Bronte, Wuthering Heights, Oxford University Press, 2009 ISBN: 9780199541898 |
参考書 | 廣野由美子 『「嵐が丘」の謎を解く』 創元社 2001年 廣野由美子 『謎解き「嵐が丘」』 松籟社 2015年 川口喬一 『「嵐が丘」を読む』 みすず書房 2007年 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:第15回の授業時に回収するレポート(50%)、授業参画度:ディスカッションへの貢献度、毎授業時に配布されるリアクションペーパーの内容に応じた授業参画度(30%)、プレゼンテーション(20%) 毎回の授業時に配布されるリアクションペーパーには、発表グループへの評価、英語や作品解釈に関する質問などを記入する。これは受講者の予習の程度や内容理解の深度を図るもので、成績評価の方法の授業参画度に該当する。 授業時のグループ・ディスカッションに参加しない(発言しない、貢献しない)受講者は欠席遣いとなる。他の受講者と積極的にコミュニケーションを図ること。 |
オフィスアワー | 質問はメールで随時受け付ける。 |
備考 | 本作は過去に何度か映画化されているので、各自で視聴するのが原作の理解を深めるうえで望ましい。 |