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令和元年度以前入学者 | 英米文学演習2 | ||||
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教員名 | 牧野理英 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 2 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 英文学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 必修 |
授業の形態 | Zoom による授業と、Blackboard による課題研究20201713 |
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授業概要 | この授業ではイギリス作家 カズオ・イシグロの日米をテーマにした作品を読むことで、第二次世界大戦における日米関係をイギリス作家がどのように見ているのかという問題にせまる。イシグロだけでなく様々な作家も知ってもらいたいため、随時イシグロと対比しうる作家(アメリカやカナダ)をも授業の一環とする。ジェンダー的観点から作品を考察する。 |
授業のねらい・到達目標 | この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP3、DP4、DP5、及び、カリキュラムポリシーCP3、CP4、CP5、に対応している。 第二次世界大戦における日米関係をテーマにしたイシグロの視点を学ぶことによりグローバリズムの中における日系性とはどのような問題なのかを認識することができる。またイシグロの日本に対する視点が、どのように特異なものなのかという点にも着目し、文化の根源に対する多角的な考えを理解することができる。卒業論文にふさわしいトピックを嗅ぎ分ける能力を養うことができる。 |
授業の方法 | ただ英語で書かれた短編をよむことに終始するのではなく、批判的に読み、お互いに議論するということも授業の一環として行っていく。作品を読んできていないと。議論に参加できないため、予習は必須である。履修者のレベルによって読む量は調整する。読む量は暫定的なものであり、シラバスの内容は適宜変更することがある |
授業計画 | |
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1 |
グローバリズムにおける日本とは:授業のテーマや到達目標、方法などについて説明し、簡単なガイダンスをする。これまでに読んだ英米文学、自身の英語力に関して書いてもらう。
【事前学習】シラバスを事前に確認し、授業全体の流れを理解しておく。 (0.5時間) 【事後学習】An Artist of the Floating World p.1-15 をよんでくる (3.5 時間) |
2 |
Kazuo Ishiguro、An Artist of the Floating World p.1 -15 戦後直後の日本とは 【事前学習】p.1-15 までよんでくる (2 時間) 【事後学習】テキストp.16-30まで読み、質問をまとめる (2 時間) |
3 |
An Artist of the Floating World p.16-30 日本人男性からみる敗戦とは 【事前学習】p.16-30 まで読んでわからないところをまとめておく (2 時間) 【事後学習】テキスト p.31-45 まで読んでくる (2 時間) |
4 |
An Artist of the Floating World p.31-45 主人公に何が起こったのか? 【事前学習】p.31-45 まで読んでわからないところをまとめておく (2 時間) 【事後学習】p.46-61 まで読んでくる (2 時間) |
5 |
An Artist of the Floating World p.46-61 視点とは 【事前学習】p.46-61まで読んでわからないところをまとめておく (2 時間) 【事後学習】p.62-77 までよんでくる (2 時間) |
6 |
An Artist of the Floating World p.62- 77 記憶とは 【事前学習】p.62-77 まで読んでわからないところをまとめておく (2 時間) 【事後学習】p.78-92 まで読んでくる (2 時間) |
7 |
An Artist of the Floating World p.78-92 主人公のもつ問題とは何だったのか? 【事前学習】p.78-92まで読んでわからないところをまとめておく (2 時間) 【事後学習】p.93-107 まで読んでくる (2 時間) |
8 |
An Artist of the Floating World p.93-107 前作 A Pale View of Hills との比較 【事前学習】p. 93-107 まで読んでわからないところをまとめておく (2 時間) 【事後学習】p.108-122 まで読んでくる (2 時間) |
9 |
An Artist of the Floating World p.108-122 短編 ”A Family Supper" との比較 【事前学習】p. 108-122 まで読んでわからないところをまとめておく (2 時間) 【事後学習】p.123-137 まで読んでくる (2 時間) |
10 |
An Artist of the Floating World p.123- 137 ”Summer After the War" との比較 【事前学習】p. 123-137 まで読んでわからないところをまとめておく (2 時間) 【事後学習】p. 138-152 まで読んでくる (2 時間) |
11 |
An Artist of the Floating World p.138-152 主人公の描いた絵画の意味 【事前学習】p.138-152まで読んでわからないところをまとめておく (2 時間) 【事後学習】p.153-168 まで読んでくる (2 時間) |
12 |
An Artist of the Floating World p.153-168 主人公の犯した罪とは 【事前学習】p.153-168 まで読んでわからないところをまとめておく (2 時間) 【事後学習】p. 169-185 までよんでくる (2 時間) |
13 |
An Artist of the Floating World p. 169- 185 最終的にはどのような結論を主人公はみいだしているのか? 【事前学習】p.169-185 まで読んでわからないところをまとめておく (2 時間) 【事後学習】p. 186-205までよんでおく (2 時間) |
14 |
An Artist of the Floating World p. 186-205 試験対策 【事前学習】p.186-205まで読んでわからないところをまとめておく (1 時間) 【事後学習】次回の箇所をよんでくる (3 時間) |
15 |
期末試験とフィードバック
【事前学習】試験勉強準備 (3 時間) 【事後学習】今までに学んだことをまとめ確認する (1 時間) |
その他 | |
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教科書 | An Artist of the Floating World. :Kazuo Ishiguro, Faber and Faber , 1986 テキストはプリントで適宜配布 |
参考書 | 『イギリス文学入門』 三修社 |
成績評価の方法及び基準 | レポート:自分のトピックに従ってイシグロに関する論文を提出する(40%)、授業内テスト:期末テスト 小テスト(30%)、授業参画度:発言 発表(30%) |
オフィスアワー | 木曜日、牧野研究室にて |