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英語コーパス演習2

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令和元年度以前入学者 英語コーパス演習2
教員名 塚本聡
単位数    1 学年    3 開講区分 文理学部
科目群 英文学科
学期 後期 履修区分 選択必修
授業の形態 スライド資料提示によるオンデマンド型授業および課題
Blackboard ID: 20201769 : 2020英語コーパス演習2(月曜2時限)
授業概要 コンピュータを利用した言語研究、計量言語学の方法論を実習する。
授業のねらい・到達目標 現在、キーワードは2つのC(Corpus & Collocation)といわるように、多くの辞典では、コーパス利用が謳われている。また、インターネット上には、そのページ自身を含めて電子化された文字データが多数存在している。これらのデータを利用し、以下の点を実習する。
電子データであるコーパスやデータを活用することができる。
コーパス言語学の特徴やその分析手法を実践することができる。
客観的な分析の基礎となる計量分析について実践することができる。

この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP3、DP4、DP5、及び、カリキュラムポリシーCP3、CP4、CP5、に対応している。
授業の方法 PCを利用した演習・実習形式。各段階ごとにレポート課題が課される(添削後返却)。
履修条件 コンピュータ・情報リテラシーを履修し、文理学部のコンピュータ使用アカウントを有すること。
授業計画
1 導入:コーパス言語学、とりわけ統計処理や計量言語学で明らかにできることを理解する。
【事前学習】英語コーパス演習1で行ったソフトウェアの使用方法を確認しておくこと。 (0.5時間)
【事後学習】計量言語学の活用可能な分野を調べておくこと。 (0.5時間)
2 文章の計量において可能な計測方法を理解する。(A-3-2)
【事前学習】単語リスト・コンコーダンスの利用方法を確認しておくこと。 (0.5時間)
【事後学習】実例をもとに、計量分析を行うこと。 (1時間)
3 検索したデータを分析する:χ2乗検定、確率分布、期待値、帰無仮説について理解する。
【事前学習】検定に必要なデータを算出しておくこと。 (0.5時間)
【事後学習】χ2乗検定を多数の実例で実践しておくこと。 (1時間)
4 検索したデータを分析する:1次元データのχ2乗検定(A-3-2)
【事前学習】検定に必要な確率分布、期待値について確認しておくこと。 (1時間)
【事後学習】実際の言語データを各自準備し、χ2乗検定を行っておくこと。 (1時間)
5 検索したデータを分析する:2次元データのχ2乗検定
【事前学習】χ2乗検定の原理、手順を理解しておくこと。 (1時間)
【事後学習】実際の言語データを利用し、χ2乗検定を行っておくこと。 (1時間)
6 残差の計算・表示を実習し、その意味することを理解する。(A-4-2)
【事前学習】帰無仮説が棄却される場合の意味を理解しておくこと。 (1時間)
【事後学習】実際の言語データを利用し、残差を計算、表示しておくこと。 (1時間)
7 χ2乗検定の応用を言語研究に利用する。(A-5-3)
【事前学習】χ2乗検定を理解しておくこと。 (0.5時間)
【事後学習】多様な方法で統計処理を言語研究に取り入れることを行っておくこと。 (1時間)
8 統計処理を利用した単語長の比較を行う。(A-3-2)
【事前学習】単語リストの作成、Excelを利用した集計について復習しておくこと。 (0.5時間)
【事後学習】単語長の比較からテキストの特徴づけを実践しておくこと。 (1時間)
9 統計処理を利用した高頻度語の比較を行う。(A-3-2)
【事前学習】単語リストの作成、Excelを利用した集計について習熟しておくこと。 (0.5時間)
【事後学習】高頻度語の比較から客観的なテキスト比較を実践しておくこと。 (1時間)
10 大規模コーパスを利用した単語長・高頻度語の比較をおこなう。(A-3-2)
【事前学習】単語リストの作成、Excelを利用した集計について復習しておくこと。 (0.5時間)
【事後学習】レジスターの観点から言語の特徴を調査しておくこと。 (1時間)
11 オンラインコーパスを活用する。
学習者コーパスを活用する。
【事前学習】前期第2・3回目を参照し、コーパスデザインを確認しておくこと。 (0.5時間)
【事後学習】オンラインコーパスを利用し、複数の言語項目について調査しておくこと。 (1時間)
12 辞典、文法書の説明の妥当性を検証する。(A-4-2)
辞典や文法書の記述が必ずしも実際の言語使用には該当しないことを学ぶ。
【事前学習】辞典に記載の語義、語法を確認しておくこと。 (0.5時間)
【事後学習】複数の辞典・文法書記述の妥当性を確認しておくこと。 (1時間)
13 統計ソフトRを使用した言語処理を学ぶ。
Rの基本操作(オブジェクトの使用、データの代入)、および統計計算を行い、Rの操作方法を学ぶ。
【事前学習】Excelを使用したχ2乗検定について手順・結果を確認しておくこと。 (0.5時間)
【事後学習】各自データを準備し、χ2乗検定をRを使用して実習しておくこと。 (1時間)
14 統計ソフトRを使用した多変量解析を学ぶ。
クラスター分析、対応分析を使用し、言語データを分析することを学ぶ。
【事前学習】統計ソフトRの使用方法を確認しておくこと。 (1時間)
【事後学習】多変量解析を実例に当てはめ調査しておくこと。 (1時間)
15 オンラインコーパスおよび大規模コーパスの検索結果と、統計ソフトRを連携使用し、言語研究を行うことを実習する。(A-5-3)
【事前学習】Rを用いた多変量解析に習熟しておくこと。 (1時間)
【事後学習】統計処理を行ったコーパスによる言語研究を行っておくこと。 (1時間)
その他
教科書 齊藤俊雄 他 『改訂新版 英語コーパス言語学-基礎と実践』 研究社 2005年
参考書 石川 慎一郎 『ベーシックコーパス言語学』 ひつじ書房 2012年
成績評価の方法及び基準 レポート:レポートは、授業時2~15回の課題レポート及び期末のレポートにより評価(100%)
オフィスアワー 月・火 12:20~13:00 研究室

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