文理学部シラバスTOP > 文理学部 > 英文学科 > 卒業論文研究ゼミ2
日本大学ロゴ

卒業論文研究ゼミ2

このページを印刷する

令和元年度以前入学者 卒業論文研究ゼミ2
教員名 前島洋平
単位数    1 学年    3 開講区分 文理学部
科目群 英文学科
学期 後期 履修区分 必修
授業の形態 同時双方向型授業(Blackboard 掲示板において時間割通りに実施するグループ・ディスカッション)と課題研究(決められた日時までに課題提出)の混合型授業。
Blackboard ID: 20201791
授業概要 シャーロット・ブロンテ作 Jane Eyre とジーン・リース作 Wide Sargasso Sea を題材として、来るべき卒業論文執筆に向けた研究姿勢を学ぶ。
授業のねらい・到達目標 メモを取りながら原作を丁寧に読んで自分なりの研究テーマを設定し、作家・作品に関する先行研究を収集して読み込み、両者をもとに説得力のある議論を展開するというのが卒業論文執筆のプロセスである。本講座では長編小説を実際に読み、そこから問題点を取り上げ、参考文献を参照しながら各自が設定したテーマにたいする回答作成能力を身につける。
この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP2,DP4,DP5,DP6及びカリキュラムポリシーCP7,CP9に対応している。

なお、新カリキュラム(令和2年度以降の入学者)では、この科目は文理学部英文学科(学士(文学))のディプロマポリシーDP1,3,4,5,6,7,8 及びカリキュラムポリシーCP1,3,4,5,6,7,8に対応している。
・学修から得られた豊かな知識と教養、及び、自己の倫理観に基づいて、英語学・英語圏文学の役割を説明することができる(A-1-2)。
・既存の知識にとらわれることなく、言語現象や歴史的事象を論理的・批判的に説明することができる(A-3-2)。
・英語学・英語圏文学に潜む問題を発見し、専門的知識に基づいて説明することができる(A-4-2)。
・新しい問題に取り組む意識を持ち、そのために必要な情報を収集することができる(A-5-2)。
・様々な人々とコミュニケーションを取り、専門的知識について議論することができる(A-6-3)。
・学修活動において、積極的にリーダーシップ及び指導力を発揮して、他者と協働して作業をすることができる(A-7-3)。
・自分の学修経験の振り返りを継続的に行い、分析することができる(A-8-2)。
授業の方法 グループによる発表形式。意見交換の時間をとるなど、全員参加型の授業になるよう工夫を凝らすこと。発表以外の受講者は指定された範囲を事前に読んで意見を持ち寄る。授業前半ではそれを交換・共有したのちに、発表担当のグループがハンドアウトを利用しながら語学的(英語)ならびに文学的(内容)アプローチの点から授業を展開する。授業後半では、指定された範囲の問題点や疑問点を提示してグループ・ディスカッションに移り、各班から寄せられた意見の妥当性を検討する。
授業計画
1 CHAPTER ⅩⅩⅤ-ⅩⅩⅥ 【プレゼンとディスカッション(A-4,5,6,7)】
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-5) (2時間)
【事後学習】授業内容をまとめ、本文を読み直し、問題点に対する解答を導き出すこと(A-8) (1時間)
2 CHAPTER ⅩⅩⅦ 【プレゼンとディスカッション(A-4,5,6,7)】
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-5) (2時間)
【事後学習】授業内容をまとめ、本文を読み直し、問題点に対する解答を導き出すこと(A-8) (1時間)
3 CHAPTER ⅩⅩⅧ 【プレゼンとディスカッション(A-4,5,6,7)】
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-5) (2時間)
【事後学習】授業内容をまとめ、本文を読み直し、問題点に対する解答を導き出すこと(A-8) (1時間)
4 CHAPTER ⅩⅩⅨ-ⅩⅩⅩ 【プレゼンとディスカッション(A-4,5,6,7)】
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-5) (2時間)
【事後学習】授業内容をまとめ、本文を読み直し、問題点に対する解答を導き出すこと(A-8) (1時間)
5 CHAPTER ⅩⅩⅩⅠ-ⅩⅩⅩⅡ 【プレゼンとディスカッション(A-4,5,6,7)】
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-5) (2時間)
【事後学習】授業内容をまとめ、本文を読み直し、問題点に対する解答を導き出すこと(A-8) (1時間)
6 CHAPTER ⅩⅩⅩⅢ 【プレゼンとディスカッション(A-4,5,6,7)】
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-5) (2時間)
【事後学習】授業内容をまとめ、本文を読み直し、問題点に対する解答を導き出すこと(A-8) (1時間)
7 CHAPTER ⅩⅩⅩⅣ 【プレゼンとディスカッション(A-4,5,6,7)】
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-5) (2時間)
【事後学習】授業内容をまとめ、本文を読み直し、問題点に対する解答を導き出すこと(A-8) (1時間)
8 CHAPTER ⅩⅩⅩⅤ-ⅩⅩⅩⅥ 【プレゼンとディスカッション(A-4,5,6,7)】
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-5) (2時間)
【事後学習】授業内容をまとめ、本文を読み直し、問題点に対する解答を導き出すこと(A-8) (1時間)
9 CHAPTER ⅩⅩⅩⅦ-ⅩⅩⅩⅧ 【プレゼンとディスカッション(A-4,5,6,7)】
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-5) (2時間)
【事後学習】授業内容をまとめ、本文を読み直し、問題点に対する解答を導き出すこと(A-8) (1時間)
10 Jean Rhys, Wide Sargasso Sea pp.5-24 【プレゼンとディスカッション(A-4,5,6,7)】
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-5) (2時間)
【事後学習】授業内容をまとめ、本文を読み直し、問題点に対する解答を導き出すこと(A-8) (1時間)
11 Jean Rhys, Wide Sargasso Sea pp.25-44 【プレゼンとディスカッション(A-4,5,6,7)】
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-5) (2時間)
【事後学習】授業内容をまとめ、本文を読み直し、問題点に対する解答を導き出すこと(A-8) (1時間)
12 Jean Rhys, Wide Sargasso Sea pp.45-64 【プレゼンとディスカッション(A-4,5,6,7)】
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-5) (2時間)
【事後学習】授業内容をまとめ、本文を読み直し、問題点に対する解答を導き出すこと(A-8) (1時間)
13 Jean Rhys, Wide Sargasso Sea pp.65-84 【プレゼンとディスカッション(A-4,5,6,7)】
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-5) (2時間)
【事後学習】授業内容をまとめ、本文を読み直し、問題点に対する解答を導き出すこと(A-8) (1時間)
14 Jean Rhys, Wide Sargasso Sea pp.85-104 【プレゼンとディスカッション(A-4,5,6,7)】
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-5) (2時間)
【事後学習】授業内容をまとめ、本文を読み直し、問題点に対する解答を導き出すこと(A-8) (1時間)
15 Jean Rhys, Wide Sargasso Sea pp.105-124 【プレゼンとディスカッション(A-4,5,6,7)】
【事前学習】原文を読み、自分なりに問題点を整理しておくこと(A-5) (2時間)
【事後学習】授業内容をまとめ、本文を読み直して課題に取り組むこと(A-1,3) (5時間)
その他
教科書 Charlotte Brontë, Jane Eyre, Penguin Classics, 2006
Jean Rhys, Wide Sargasso Sea:Penguin Modern Classics, Penguin Classics, 2000
参考書 中岡洋、内田能嗣 『ブロンテ姉妹を学ぶ人のために』 世界思想社 2005年
河野多恵子、小野寺健など 『図説 「ジェイン・エア」と「嵐が丘」―ブロンテ姉妹の世界』 河出書房新社 1996年
サンドラ・ギルバート、スーザン・グーバー 『屋根裏の狂女―ブロンテと共に』 朝日出版社 1986年
成績評価の方法及び基準 レポート:第15週終了後1週間以内に提出するレポート(40%)、授業参画度:ディスカッションへの貢献度、毎授業時に配布されるリアクションペーパーの内容に応じた授業参画度(30%)、プレゼンテーション(30%)
毎回の授業時に配布されるリアクションペーパーには、発表グループへの評価、英語や作品解釈に関する質問などを記入する。これは受講者の予習の程度や内容理解の深度を図るもので、成績評価の方法の授業参画度に該当する。
授業時のグループ・ディスカッションに参加していない/で発言していない/に貢献していない学生は欠席扱いとなる。他の受講者と積極的にコミュニケーションを図ること
オフィスアワー メールでの質問を随時受け付ける。
備考 指定された教科書を辞書を丹念に引きながら読んでおくこと。文学史的な資料に目をとおして、シャーロットの生涯についても調べておくと、そのぶん理解が深まる。

このページのトップ