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特殊研究ゼミナール3

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令和2年度入学者 特殊研究ゼミナール3
教員名 鈴木晴彦
単位数    1 学年    4 開講区分 文理学部
科目群 国文学科
学期 前期 履修区分 必修
授業の形態 「Blackboard Collaborate Ultra」によるオンデマンド型の遠隔授業
授業概要 前期はすべて「Blackboard Collaborate Ultra」によるオンデマンド型の遠隔授業により、まず日本の能書と古筆の探求のために、第1回はガイダンス、第2回は選定項目の概説と分担の決定を行なう。第3回以降は投稿発表と討議を進めていく。通年目標としては、卒業論文堤出に向け、調査報告および進捗状況等について資料を作成して発表する。前期目標としては、卒業論文の題目・目的・先行研究を盛り込んだ上で、テーマにそって発表をする。また、前期発表をふまえ、後期目標をより完成度の高い発表とするよう指導したい。なお、卒論は冬季休業直前までにほぼ完成させ、冬季休業中は論文体裁の統一や最終的な微調整作業とする。1月末に卒論成果発表会(発表5分・質疑1分)を開催予定。
授業のねらい・到達目標 日本書道史に関わる能書家論、作品論、書論などを検討し、学術的にその位置づけを確認する。本年は古代から室町時代末期までの能書家とその作品をとりあげる。なお、本講座は2年間を通して、日本書道の流れをゼミ生一人ひとりが把握し、そこに内在する諸問題や疑問点をテーマとして徐々に絞り込み、各自が「卒業論文」にまとめあげることを最終目的とする。
この科目は、文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応している。

なお、新カリキュラム(令和2年度以降の入学者)では、この科目は文理学部(学士)のディプロマポリシーDP1,2,3,4,5,6,7,8及びカリキュラムポリシーCP1,2,3,4,5,6,7,8に対応している。
・経験や学修から得られた豊かな知識と教養に基づきつつ、日本文学・日本語学研究の高度な専門性を活用し、自己の高度な倫理観を倫理的な課題に適切に適用することができる。(A-1-4)
・日本文学・日本語学研究の高度な専門性をもって、世界諸国の歴史や政治,経済,文化,価値観,信条などの現状および相互関係を,複数の世界観に立って解釈し説明できる。(A-2-4)
・日本文学・日本語学研究を中心としながら、仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報に基づく論理的・批判的な考察を通じて,課題に対し,具体的かつ論理整合的な見解を示すとともに,その限界を認識することができる。(A-3-4)
・日本文学・日本語学研究に関わる問題につき、創造力と独自性をもって解決の方法と手順を立案し,独力または他者と協働して問題を解決することができる。(A-4-4)
・日本文学・日本語学研究のスキルを高度に活用しながら、責任と役割を担い,あきらめない気持ちで新しいことに果敢に挑戦することができる。(A-5-4)
・日本文学・日本語学研究の実践的なスキルを高度に活用しながら、さまざまな人々とのコミュニケーションを通じて他者との信頼関係を確立し,ときに強い影響を与えることができる。(A-6-4)
・日本文学・日本語学研究の実践的なスキルを高度に活用しながら、集団の活動において,より良い成果を上げるために,他者と協働し,作業を行うとともに,指導者として他者の力を引き出し,その活躍を支援することができる。(A-7-4)
・日本文学・日本語学研究の専門性に基づきながら、学修状況の自己分析に基づく評価を,今後の学修に活かすことができる。(A-8-4)
授業の方法 前期は「Blackboard Collaborate Ultra」によるオンデマンド型の遠隔授業により、ゼミ生全員が選定項目を分担し、その研究成果を「Blackboard Collaborate Ultra」へ投稿発表する。その上で、投稿発表を討議し、ゼミ生全員の共通認識として理解を深める。後期は理論の裏づけという意味から、必要に応じて現地調査や博物館などへ行き、理論と実技、および鑑賞との整合性をはかりたい。
履修条件 受講を許可された4年生のみ履修可。それ以外で受講を希望する者は、第1回目の授業で申し出ること。
授業計画
1 ガイダンス(授業の概要と進め方についてオンデマンド説明)
【事前学習】シラバスを事前確認し、授業全体の流れを理解しておくこと。 (2時間)
【事後学習】発表研究計画書への記入。 (2時間)
2 発表とディスカッション(書はどう見ればよいのかについてオンデマンド討議)
【事前学習】発表担当者における資料作成。 (2時間)
【事後学習】書はどう見ればよいのかについて理解を深めること。 (2時間)
3 発表とディスカッション(書くことの考察についてオンデマンド討議)
【事前学習】発表担当者における資料作成。 (2時間)
【事後学習】書くことの考察について理解を深めること。 (2時間)
4 発表とディスカッション(筆蝕と筆触との違いについて)
【事前学習】発表担当者における資料作成。 (2時間)
【事後学習】筆蝕と筆触との違いについて理解を深めること。 (2時間)
5 発表とディスカッション(動きと力についてオンデマンド討議)
【事前学習】発表担当者における資料作成。 (2時間)
【事後学習】動きと力について理解を深めること。 (2時間)
6 発表とディスカッション(尖筆とは何かについてオンデマンド討議)
【事前学習】発表担当者における資料作成。 (2時間)
【事後学習】尖筆とは何かについて理解を深めること。 (2時間)
7 発表とディスカッション(筆と紙との関係についてオンデマンド討議)
【事前学習】発表担当者における資料作成。 (2時間)
【事後学習】筆と紙との関係について理解を深めること。 (2時間)
8 発表とディスカッション(深度についてオンデマンド討議)
【事前学習】発表担当者における資料作成。 (2時間)
【事後学習】深度についてについて理解を深めること。 (2時間)
9 発表とディスカッション(速度についてオンデマンド討議)
【事前学習】発表担当者における資料作成。 (2時間)
【事後学習】速度についてについて理解を深めること。 (2時間)
10 発表とディスカッション(角度についてオンデマンド討議)
【事前学習】発表担当者における資料作成。 (2時間)
【事後学習】角度についてについて理解を深めること。 (2時間)
11 発表とディスカッション(点画の根源についてオンデマンド討議)
【事前学習】発表担当者における資料作成。 (2時間)
【事後学習】点画の根源について理解を深めること。 (2時間)
12 発表とディスカッション(筆画とは何かについてオンデマンド討議)
【事前学習】発表担当者における資料作成。 (2時間)
【事後学習】筆画とは何かについて理解を深めること。 (2時間)
13 発表とディスカッション(点画と筆順についてオンデマンド討議)
【事前学習】発表担当者における資料作成。 (2時間)
【事後学習】点画と筆順について理解を深めること。 (2時間)
14 発表とディスカッション(書学・書道の問題提示についてオンデマンド討議)
【事前学習】発表担当者における資料作成。 (2時間)
【事後学習】書学・書道の問題提示について理解を深めること。 (2時間)
15 発表とディスカッション(書学・書道の総括についてオンデマンド討議)
【事前学習】発表担当者における資料作成。 (2時間)
【事後学習】書学・書道の総括について理解を深めること。 (2時間)
その他
教科書 オンデマンド上での発表担当者によるレジュメ。
参考書 全国大学書道学会編 『書の古典と理論(改訂版)』 光村図書出版 2020年 第改訂版1版
書学書道史学会編 『書道史年表事典』 萱原書房 2007年
井垣清明ほか編 『書の総合事典』 柏書房 2010年
小松茂美編 『二玄社版 日本書道史辞典』 二玄社 1987年
その他、「Blackboard Collaborate Ultra」にて対応する。
成績評価の方法及び基準 授業参画度:オンデマンド討議による参画貢献度評価(40%)、発表内容(60%)
授業参画度は,毎回のオンデマンド討議による参画貢献度を評価。
オフィスアワー 「Blackboard Collaborate Ultra」にて対応する。

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