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高齢者福祉制度論

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令和3年度以降入学者 高齢者福祉制度論
令和2年度以前入学者 高齢者福祉制度論
教員名 上之園佳子
単位数    2 学年 1・2 開講区分 文理学部
科目群 社会福祉学科
学期 前期 履修区分 選択
授業の形態 対⾯授業(⼀部Zoom によるオンライン授業) 

Blackboard ID :2022235
授業概要 少子高齢社会での高齢期の社会福祉制度、介護保険制度の変遷、理念と枠組みを踏まえ、地域で生活を継続するための地域包括ケアシステムの具体的な動向について講義する。また、将来を見据え高齢期に生きがいをもち自己実現できるための支援と地域共生社会への展開を議論し、今後の社会福祉の学修の基本となる理念、考え方について講義する。
授業のねらい・到達目標 高齢期になっても地域で生活を継続できるための介護保険制度、地域包括ケアシステム、地域参加・地域づくりについて述べることができる。
到達目標
・介護保険法での介護の理念や特色について説明できる。
・介護保険制度の仕組みや課題、動向について説明できる。
・地域包括ケアシステムでの多分野多職種と地域住民による地域包括支援ネットワークの地域展開について述べることができる。
・高齢期のに至るライフコースの視点から地域共生社会について考えを述べることができる。

この科目は文理学部(学士(社会福祉学))のディプロマポリシーDP1及びカリキュラムポリシーCP2に対応しています。

なお、新カリキュラム(令和2年度以降の入学者)では、この科目は文理学部(学士(社会福祉学))のディプロマポリシー DP3,4 及びカリキュラムポリシー CP3,4に対応している。
・物事を論理的に説明することができる(A-3-1)。
・社会や身近な環境に存在する福祉課題を発見することができる(A-4-1)。
授業の方法 授業の形式:【講義,演習】
授業は、講義のみのときと、講義と演習を組み合わせておこなう2様式で実施する。
厚生労働省等の公刊行物・資料での高齢者福祉、地域共生社会に関する基本事項、理論、ライフコース、高齢期に関係する法令等、地域包括ケアシステム資料に基づく実践のPPT教材等を活用しての講義とする。
演習を組み合わせることで、医療制度の現状と課題、諸外国の保健医療の実態についてグループワーク討論を通じて主体的に調べ情報を分析、意見交換することで多角的な視点から考えレポートにまとめるという体験型学習とする。

授業では、Blackboardを通じて教材(パワーポイント)資料配信、また事前・事後学習(リアクションペーパー等)質疑も提出する。質疑・リアクションペーパー・レポートについては,それぞれ翌週授業にて解説・全体講評を⾏う。

〇対⾯授業に参加できない場合,Zoomで参加し,Blackboard に配信する事前・事後課題を提出する。
*Zoom での参加を認める要件:⽇本に⼊国できない留学⽣,遠⽅に居住している学⽣、対面授業に参加できない理由が妥当であると許可した学生
授業計画
1 ガイダンス 授業の概要、形態・方法を紹介し、高齢期の自己実現・生きがいを支える社会と制度について(A-3-1)【対面授業:講義】
【事前学習】介護福祉に関する授業のまとめを確認しておくこと。 (2時間)
【事後学習】自分の高齢期の生活・地域について考えノートしてみること。 (2時間)
2 高齢期に至るライフコースの視点からライフステージ(生涯発達段階)の知識と高齢期の特色について(A-3-1)【対面授業:講義・演習】
【事前学習】ライフコースとライフステージの意味と特色についてまとめておくこと。 (2時間)
【事後学習】自分の高齢期の生活・地域との関りのグループワークディスカッションを踏まえ各自のライフコースについて考えてみること。 (2時間)
3 介護保険制度の仕組みと動向(1)制度導入と介護保険度の変遷と課題について(A-3-1)(A-4-1)【対面授業:講義】
【事前学習】介護保険パンフレットで枠組みを復習しておくこと。 (3時間)
【事後学習】介護保険制度のしくみを整理しまとめておくこと。 (1時間)
4 介護保険制度の仕組みと動向(2)介護予防・介護サービス、生活支援事業とケアマネジメントの理論、現状と課題について(A-3-1)【対面授業:講義】
【事前学習】介護保険パンフレットで介護サービス・ケアプラン(介護サービス計画)についてまとめておくこと。 (2時間)
【事後学習】ケアプラン、ケアマネジメントの意義、目的を整理しまとておくこと。 (2時間)
5 介護保険制度の課題と限界(1)「介護危機」「介護の2050問題」といわれる介護保険制度の限界について(A-4-1)【対面授業:講義・演習】
【事前学習】「介護危機」「介護の2050問題」等について確認しておくこと。 (2時間)
【事後学習】介護人材育成、確保としての政策とグループワークを踏まえ介護人材不足の解決策について自分の意見をまとめておくこと。 (2時間)
6 介護保険制度の課題と限界(2)介護職員の現状と人材確保の課題について(A-4-1)【対面授業:講義・演習】
【事前学習】介護人材不足についてのメディア等の情報を調べておくこと。 (2時間)
【事後学習】人材育成、確保としての政策について整理しまとめておくこと。 (2時間)
7 介護保険制度の課題と限界(3) 高齢期の独居世帯増加による家族介護の限界、家族支援の充実などの課題、認知症ケアについて(A-4-1)【対面授業:講義・演習】
【事前学習】家族介護の状況について確認しておくこと。 (2時間)
【事後学習】家族支援についての課題を整理しまとめておくこと。 (2時間)
8 海外の介護事情(住まいとケア政策)北欧のケア政策から地域で暮らし続けることを支える理念と地域ケア政策について(A-4-1)【Zoomオンライン授業:講義・演習】
【事前学習】北欧の介護・福祉について確認しておくこと。 (2時間)
【事後学習】地域での生活の継続のための体制についてまとめておくこと。 (2時間)
9 海外の介護事情(認知症の人への地域支援)北欧・イギリスでの認知症の人を地域で支える仕組みについて(A-4-1)【対面授業:講義・演習】
【事前学習】認知症の人への理解(介護福祉論)を確認しておくこと。 (1時間)
【事後学習】地域での生活の継続のための地域活動についてまとめておくこと。 (3時間)
10 地域包括ケアシステム(1)地域包括ケアシステム移行への背景と考え方について(A-3-1)【Zoomオンライン授業:講義】
【事前学習】地域包括ケアシステムについて確認しておくこと。 (2時間)
【事後学習】地域包括ケアシステムの考え方について整理しておくこと。 (2時間)
11 地域包括ケアシステム(2)地域包括支援センターの役割と地域包括支援ネットワークについて(A-3-1)【対面授業:講義】
【事前学習】地域包括支援センターの役割(介護福祉論)を確認しておくこと。 (2時間)
【事後学習】地域包括ケアシステムでの地域生活を継続するための支援について整理しておくこと。 (2時間)
12 全対象型地域包括ケアシステム(3)高齢期だけでなく障がいのある人、子育て等制度横断的な支援とライフコースを通じて地域生活を支える住民主体の地域活動について学ぶ。(A-4-1)【対面授業:講義・演習(グループワーク】
【事前学習】横断的な制度について確認をしておくこと。 (2時間)
【事後学習】全世帯型地域包括ケアシステムについて整理しておくこと。 (2時間)
13 ゲストスピーカー 高齢者福祉、地域福祉への実践経験を持つ講師による講義で高齢者福祉の歴史と市民による福祉活動についての理解を深める(A-4-1)【対面授業:講義・演習(グループワーク】
【事前学習】高齢期の生活支援・福祉制度の変遷について確認をしておくこと。 (2時間)
【事後学習】高齢者福祉と地域福祉の横断的な支援についてまとめておくこと。 (2時間)
14 高齢期の自己実現・生きがいと生活を支える制度(1) 高齢期の社会参加と多世代連帯のための制度について(A-4-1)【講義・演習(グループワーク】
【事前学習】「高齢社会対策大綱」について確認をしておくこと。 (2時間)
【事後学習】ライフコースを通じての社会参加について整理しておくこと。 (2時間)
15 高齢期の自己実現・生きがいと生活を支える制度(2)高齢者福祉制度論のまとめ
【事前学習】これまでの振り返りをしておくこと。 (1時間)
【事後学習】高齢期の生きがいのある生活についての考えをまとめておくこと。 (3時間)
その他
教科書 無し
参考書 授業時に適宜、参考書を紹介する。
成績評価の方法及び基準 レポート(30%)、授業内テスト(40%)、授業参画度(30%)
(1)授業内テストは、授業での課題の提出状況及び内容を評価する(40%)。
(2)授業参画度は、出席・授業参加状況、グループワーク進行・発表等をを評価する(30%)。
(3)レポートは、中間・学期末課題レポートの提出・内容を評価する(30%)。
〇対⾯授業に参加できない場合,Zoomで参加し,Blackboard に配信する事前・事後課題を提出する。
*Zoom での参加を認める要件:⽇本に⼊国できない留学⽣,遠⽅に居住している学⽣、対面授業に参加できない理由が妥当であると許可した学生
オフィスアワー 初回授業後に、日程・時間など相談し設定をする。また、メールやBlackboardを用いて質疑応答する。

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