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福祉法学基礎

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令和3年度以降入学者 福祉法学基礎
令和2年度以前入学者 福祉法学基礎
教員名 白川泰之
単位数    2 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 社会福祉学科
学期 前期 履修区分 選択
授業の形態 対面授業(全回)
BlackboardコースID:20221034
授業概要 社会福祉の法制度を理解する上で必要となる法学について、法学の基礎と憲法、行政法、刑法、民法、労働法の概要を学ぶ。
授業のねらい・到達目標 法治国家である我が国においては、社会福祉・社会保障の各制度も法を基礎として構築されている。
社会福祉・社会保障の各制度を法の視点からより深く理解するために、関連する法学の基礎知識を習得し、説明できるようになる。
具体的には、①「法」そのものに対する基礎的な理解、②国家と国民の関係を規定する法の基礎、③私人間を規定する法の基礎を習得する。
この科目は文理学部(学士(社会福祉学))のディプロマポリシーDP2及びカリキュラムポリシーCP3に対応しています。

 新カリキュラム(令和2年度以降入学者)では、この科目は文理学部(学士(社会福祉学))のディプロマポリシーDP及びCPの1、3、4に対応しています。
①「法」そのものに対する基礎的な考え方、国家と国民の関係を規定する法の概要、私人間を規定する法の概要を理解し、説明することができる(A-1-2)。
②法の考え方と社会福祉制度との関係を理論的・批判的に考え、説明できる(A-3-2)。
③社会福祉制度の課題を法の考え方に照らして説明できる(A-4-2)
授業の方法 【授業の形式】講義
・対面授業に出席できない学生(※)については、Zoomによる同時双方向型の授業を併用する。
 ※学部が認める者、体調不良者(事前に教員あてBbメールで申請)、その他教員の許可を得た者(事前に教員あてBbメールで申請)
・各回について配布するレジュメに基づいて講義を行う(教科書は指定しない)。
・各回について、リアクションペーパーの提出を求める。
・各回について、復習問題を出題する。
・提出物の提出方法等については、授業開始時に提示する。
授業計画
1 総論①:授業のガイダンス
    「法」とは何か?-道徳その他の行為規範との違い、法の目的について(A-1-2)
【事前学習】シラバスを事前に確認する。また、法を学ぶことの目的意識について、自分の考え方を整理してノートにまとめておく (1時間)
【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題の間違ったところはレジュメを再度確認する。 (1時間)
2 総論②:裁判制度の概要と家庭裁判所の役割、裁判の基準について(A-1-2)
【事前学習】レジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間)
【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間)
3 総論③:告示と通知の類型、法の解釈について(A-1-2)
【事前学習】レジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間)
【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間)
4 各論①:国家と法(1)
 国家と近代憲法の関係、日本国憲法の基本原理について(A-1-2)
 法の下の平等について(A-3-2)
【事前学習】レジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間)
【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間)
5 各論②:国家と法(2)
 生存権の内容について(A-1-2)
 生存権の法的性格に関する論点について(A-4-2)
 労働基本権の内容について(A-1-2)
【事前学習】レジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間)
【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間)
6 各論③:行政機関と法(1)
 「法律による行政の原理」の内容について(A-1-2)
 社会福祉に関連する行政行為について(A-3-2)
【事前学習】レジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間)
【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間)
7 各論④:行政機関と法(2)
 不利益処分に関する事前手続について(A-1-2)
 行政不服審査法に基づく審査請求について(A-1-2)
【事前学習】レジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間)
【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間)
8 各論⑤:犯罪と法
 「罪刑法定主義」の内容について(A-1-2)
 犯罪の成立要件と医療・福祉との関係について(A-4-2)
【事前学習】レジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間)
【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間)
9 各論⑥:財産・取引と法(1)
 財産法の基本原則と取引の主体と客体について(A-1-2)
 権利の消滅と社会福祉に関する権利の取り扱いについて(A-3-2)
【事前学習】レジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間)
【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間)
10 各論⑦:財産・取引と法(2)
 行為能力とその制限度合いに応じた法定後見について(A-3-2)
 不法行為の成立要件と損害賠償の方法について(A-1-2)
【事前学習】レジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間)
【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間)
11 各論⑧:家族と法(1)
 婚姻の要件と夫婦間の義務、離婚の要件とその効果について(A-1-2)
 親権の内容と児童福祉における論点について(A-4-2)
【事前学習】レジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間)
【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間)
12 各論⑨:家族と法(2)
 親族の扶養義務と社会福祉における給付との関係について(A-3-2)
 相続と遺贈の内容、要件、効果について(A-1-2)
【事前学習】レジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間)
【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間)
13 各論⑩:労働者と法
 労働法の理念、労働契約の原則、解雇の制限について(A-1-2)
 労働基準法の災害補償と労働者災害補償保険法の関係について(A-3-2)
【事前学習】レジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間)
【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間)
14 授業の振り返りとまとめ
 これまでの授業を振り返りながら、要点を再度確認する(A-1-2)
 社会福祉を理解するにあたって法を学ぶ意義を再度確認する(A-3-2)
【事前学習】これまでのレジュメを参考にしながら、法を学んで社会福祉の理解が深まった点をノートに整理する。 (2時間)
【事後学習】第14回のレジュメを参考に授業を振り返り、今後の学びにどのように生かしていくかをノートに整理する。 (2時間)
15 試験と解説(A-1-2、A-3-2、A-4-2)
【事前学習】これまでの復習問題を確認しておく。 (4時間)
【事後学習】解説やレジュメを参照しながら試験問題を復習する。 (2時間)
その他
教科書 なし
参考書 伊藤正巳、加藤一郎 『現代法学入門 (有斐閣双書)』 有斐閣 2015年 第4版
成績評価の方法及び基準 授業内テスト:第15回目の試験の結果で評価します。(80%)、授業参画度:リアクションペーパー等で評価します。(20%)
第15回目の授業を対面で受験できない学生については、レポート課題の提出によって評価する。
オフィスアワー ・事前にBbメールなどでアポイントを取ること。
 月曜 12:10~12:50
 火曜 12:10~12:50
・上記のほか、Bbメールでも受け付ける。

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