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権利擁護と成年後見制度

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令和3年度以降入学者 権利擁護と成年後見制度
令和2年度以前入学者 権利擁護と成年後見制度
教員名 山田祐子
単位数    2 学年    3 開講区分 文理学部
科目群 社会福祉学科
学期 前期 履修区分 選択
授業の形態 遠隔授業(ZoomとBlackboard を通じたオンデマンド型)。オンライン(Zoom)4回・オンデマンド10回・課題研究1回を行います。実習で欠席する学生に配慮し、ICTを効果的に活用したマルチ・ラーニングシステムでの遠隔授業を実施します。
学生の状況、ネットワーク環境により、授業形態の変更もあり得ます。その際は、Blackboardで連絡するので、注意してください。

Blackboard ID 20221016 水2限
授業概要 権利擁護にかかわる法と支援を理解する科目です。
権利擁護の基本的理解を深めると共に、社会福祉士として、背景と課題を科学的に把握、分析した上で、関連法を理解し活用しての具体的なソーシャルワーク実践について講義します。
一人ひとりの存在と権利を尊重した福祉社会・共生社会を目指し、人に寄り添い支える支援理論と法制度を学ぶとともに、自分自身の支え方も実践的に学修していきます。
授業のねらい・到達目標 人権尊重と尊厳の確保は社会福祉の究極の目的である。DV,児童、障がい者、高齢者への虐待とともに、認知症、老老介護、介護殺人、社会的排除等、人権福祉の重要性は増すばかりであり、取り組むべき喫緊の課題となっている。本講義のねらいは、権利擁護の基本的理解を深めると共に、社会福祉士として、背景と課題を科学的に把握、分析した上で、関連法を理解し活用しての具体的なソーシャルワーク実践を行うことができるようになることを目的とする。
【到達目標】
・権利擁護(アドボカシー)活動における成年後見活動実践を理解し、ソーシャルワーク実践ができる(A-5-3)(A-6-3)。
・社会福祉士が初めて必置となり活動が非常に期待される地域包括支援センターにおける高齢者虐待防止実践を中心に、権利擁護にかかわる法を理解し活用してのソーシャルワーク実践ができる(A-5-3)(A-6-3)。
*カッコ内は日本大学教育憲章との関係性を示しています。

この科目は文理学部(学士(社会福祉学))のディプロマポリシーDP5・6及びカリキュラムポリシーCP5・6に対応しています。
*令和元年度以前の入学者:この科目は文理学部(学士(社会福祉学))のディプロマポリシーDP2、及びカリキュラムポリシーCP3に対応しています。
授業の方法 *2022年度は遠隔授業でのマルチ・ラーニングシステムで実施する。
(1)授業は講義形式で進めるが、より実践的な理解を深めるため演習を行う場合がある。ペアワーク・グループワークを行う。
(2)授業は、板書、パワーポイント、配布資料、視聴覚メディア等を使用する。
*本授業の事前・事後学習は、各2時間の学習を目安とするが、到達目標に達するために必要十分な時間をかけ取り組んでください。
*学生への連絡は、Blackboardで行いますので、こまめにチェックしてください。
*同時双方向型授業にやむを得ない事情で出席できない学生には、ブラックボードやメール等を活用し、課題を出す等で対応し配慮します。
履修条件 社会福祉士国家試験科目である。社会福祉士および公務員を目指す学生の履修を推奨します。
授業計画
1 (同時双方向型オンライン授業Zoom) オリエンテーション(本講義のテーマや到達目標および授業の方法について説明します)(A-5-3)
【事前学習】シラバスを読み、何を学びたいか、考えておいてください。 (2時間)
【事後学習】授業を振り返り、自身の学習課題の明確化をしてください。 (2時間)
2 (オンデマンド)人権とは何かー世界人権宣言にみる人権とその背景(A-5-3)
【事前学習】指示した法の条文について、調べておいてください。 (2時間)
【事後学習】学習した内容をまとめ、法の条文について確認して、整理してください。 (2時間)
3 (オンデマンド)人権と法ー日本国憲法とその背景(A-5-3)
【事前学習】テーマに関する問題意識の確認と指示した資料を読んでおいてください。 (2時間)
【事後学習】学習した内容をまとめ、法の条文について確認して、整理してください。 (2時間)
4 (オンデマンド)1 人権と法ー日本国憲法と関連法規(A-5-3)
2 虐待・ハラスメントについて(A-5-3)(A-6-3)
【事前学習】テーマについて問題意識をもって、資料を読んでおいてください。 (2時間)
【事後学習】学習した内容を簡潔にまとめ、ノート等を整理してください。 (2時間)
5 (オンデマンド)1 虐待とは何か(A-5-3)
2 身体拘束とは何か(A-5-3)
【事前学習】テーマについて、関係する法制度、ソーシャルワーク理論について調べておいてください。 (2時間)
【事後学習】学習した内容をまとめ、ノート等に整理してください。 (2時間)
6 (オンデマンド)1ハラスメントとは何か(アカハラ、パワハラ、セクハラ、デートDV等)(A-5-3)(A-6-3)
2 権利擁護(アドボカシー)とは何か(A-5-3)(A-6-3)
3 虐待防止四法の概要(児童、DV,高齢者、障がい者)(A-5-3)
【事前学習】テーマについて、関係する法制度、ソーシャルワーク理論について調べておいてください。 (2時間)
【事後学習】学習した内容をまとめ、関係する法・条例について確認して、整理してください。 (2時間)
7 (オンデマンド)1 高齢者虐待と権利擁護活動(アドボカシー)(A-5-3)(A-6-3)
2 虐待対応ソーシャルワークモデルとは何か(A-5-3)(A-6-3)
3 地域包括支援センターにおける高齢者虐待防止実践ーセルフネグレクト、孤独死」・「孤立死」等社会的排除、8050問題(A-5-3)(A-6-3)
【事前学習】介護保険法等を調べ、地域包括支援センターの役割と機能について確認してください。 (2時間)
【事後学習】学習した内容をまとめ、関係する法・条例について確認して、整理してください。 (2時間)
8 (オンデマンド)1 成年後見制度の概要(A-5-3)(A-6-3)
2 市民後見、専門職後見
3 成年後見人の権利擁護実践と専門職後見(A-5-3)(A-6-3)
【事前学習】成年後見についての基本知識の確認と指示した資料を読んでください。 (2時間)
【事後学習】学習した内容をまとめ、法の条文について確認して、ノート等に整理してください。 (2時間)
9 (同時双方向型オンライン授業Zoom)1 課題の振り返りと共有
2 グループワーク(A-5-3)(A-6-3)
【事前学習】あなたの身近な人権に関して、思ったことをメモしておいてください。 (2時間)
【事後学習】学習した内容をまとめ、整理してください。 (2時間)
10 (課題研究)権利擁護(出された課題について、自身で調べ、レポートにまとめてもらいます)
【事前学習】今までの学習を振り返り、基本的知識を確認しておいてください。 (2時間)
【事後学習】出された課題に取り組み発表の準備をしておいてください。 (2時間)
11 (オンデマンド)1 民法~成年後見制度における権利擁護活動(A-5-3)(A-6-3)
 2 権利擁護活動の実際ー独立型社会福祉士の権利擁護実践(A-5-3)
【事前学習】成年後見と権利擁護活動の実際について整理し、課題を行ってください。 (2時間)
【事後学習】学習した内容をまとめ、法制度を確認し、ノート等に整理してください。 (2時間)
12 (オンデマンド) 意思決定支援とは何か(A-5-3)(A-6-3)
【事前学習】成年後見と権利擁護活動の実際について整理してください。 (2時間)
【事後学習】意思決定支援について、その実際を振り返りまとめてください。 (2時間)
13 (オンデマンド)1 高齢者の消費者被害(A-5-3)(A-6-3)
2 日常生活自立支援事業と権利擁護活動(A-5-3)(A-6-3)
【事前学習】消費者被害の身近な例について考えてください。指示した資料を読んでください。 (2時間)
【事後学習】学習した内容をまとめ、整理してください。 (2時間)
14 (同時双方向型オンライン授業Zoom) 1 プレゼンテーション(A-5-3)(A-6-3)
2 人権福祉のワーク(ワーク・ペアワーク・グループワーク・ロールプレイ)(A-5-3)(A-6-3)
【事前学習】あなたの身近な人権に関して、思ったことをメモしておいてください。 (2時間)
【事後学習】学習した内容をまとめ、整理してください。 (2時間)
15 (同時双方向型オンライン授業Zoom) 1 事例研究~検証から学ぶ
2 評価と総括(これまでの学習の評価と復習を行い、授業の理解を深める)(A-5-3)(A-6-3)
【事前学習】指示した課題を行ってください。これまでの学習内容を振り返り、自己評価をしてください。 (2時間)
【事後学習】指示した課題を、期限内に提出してください。 (2時間)
その他
教科書 メールやBlackboard を⽤いて指示をします。開講時に指示します。
参考書 ミネルヴァ書房編集部編 『社会福祉小六法2021』 ミネルヴァ書房 2021年
日本社会福祉士会 『市町村・地域包括支援センター・都道府県のための養護者による高齢者虐待対応の手引き』 中央法規出版 2011年 第2版
メールやBlackboard を⽤いて指示します。授業中に適宜指示します。
成績評価の方法及び基準 レポート:問題意識、分析力、理解力等を総合的に評価する。(30%)、授業内テスト:学生の習熟度により適宜、判断して実施することがある。(10%)、授業参画度:オンデマンドの視聴、オンライン授業と対面授業における問題意識をもった積極的、主体的な参加姿勢を評価する(発表、ディスカッション、リアクションペーパー)等(60%)
・授業中、記入したものは回収し、評価の対象とする場合もあります。事前学修・事後学修として出した課題も評価の対象とします。
・授業参画度については、真摯で誠実な学習姿勢に基づく授業内容の適切な理解も重視します。
・授業内テスト、授業内レポートを実施する場合があります。学生の習熟度により適宜、判断して実施します。
オフィスアワー メールやBlackboard を⽤いて質疑応答を⾏います。
*山田祐子研究室・時間帯は開講時に指示します。
備考 実習で欠席する学生に配慮し、ICTを効果的に活用したマルチ・ラーニングシステムでの遠隔授業を実施します。オンデマンド授業の回数を増やし、コンテンツの視聴期間も余裕をもって設定します。
・課題レポートは必ずコピーし、データはバックアップをとり、学生本人が責任をもって保管しておいてください。
・社会福祉士国家試験科目です。
・授業に関係のない作業を行ったり、集中しない、資料等を忘れる等、授業態度に課題がある場合は、厳重注意を行います。
・受講者は第1回目から参加してください。
・高齢者の権利擁護についてさらに深く学びたい学生は、「高齢者ソーシャルワーク」の受講を推奨します。
【事前学習】 授業内で指示した資料を必ず読んでおくこと。
【事後学習】 ①授業内で指示した資料を必ず読んでおくこと。②授業内で指示した課題を必ず行うこと。授業計画欄の授業内容には記していない場合でも、出された課題は必ず行ってください。

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