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令和2年度以降入学者 | 福祉政策論 | ||||
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令和元年度以前入学者 | 福祉政策論 | ||||
教員名 | 諏訪徹 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 3 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 社会福祉学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業の形態 | 対面授業 Blackboard コースID:20223974 |
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授業概要 | 本科目では、社会政策・福祉政策の基本的な概念や日本型の福祉レジーム(社会保障政策の姿やそれを支える政治・経済・社会体制)の成り立ちと背景を解説したうえで、社会政策としての雇用政策、教育政策、住宅政策、ケア政策の論点やありようについて、政策領域を横断して幅広く論じ、考える。これにより、学生が、社会政策的な視点をもって、社会のなかでの福祉の意義を幅広く、俯瞰的にとらえ、そのありようを考えることができるようになることを目指す。 担当教員は全国社会福祉協議会、厚生労働省における実務経験を有し、また現在も各種団体の委員会・審議会等での職務を行っている。この経験を踏まえ、現実の政策や実務と結びつけた講義を行う。 |
授業のねらい・到達目標 | ・社会政策の基本的な概念について説明できる(A-2-3,A-3-3)。 ・日本型福祉レジームの特質、形成過程について説明できる(A-2-3,A-3-3) ・日本型福祉レジームが直面する課題とその社会的背景について説明できる(A-2-3,A-3-3)。 ・各分野の社会政策・福祉政策の論点について説明できる(A-1-3,A-4-3) ・自身の興味のある社会政策の課題について文献・記事・政策動向等を調べ、今後のありようや課題を考察できる(A-1-3,A-4-3)。 この科目は文理学部(学士(社会福祉学))のディプロマポリシーDP1,2,3,4及びカリキュラムポリシーCP1,2,3,4に対応しています。 |
授業の方法 | 授業の形式【講義】 ・資料は印刷し冊子で配布する。冊子を準備し授業に臨むこと。Blackboard(Bb) にもデータを掲載しておく。 ・リアクションペーパーにコメント等を記入し、毎回の授業終了後2日以内に、Bbで提出すること。 ・事前・事後学修課題として確認テストを行う。毎回の授業終了後2週間以内にBbで提出すること ・授業中提示した参考文献等の学習を奨励する。 ・学部が定めるやむを得ない事由により対面授業への参加が困難な学生に対しては、ZOOMでの参加を認める。 |
履修条件 | ・本科目は社会福祉士国家試験の「現代社会と福祉」に対応しており、国家試験受験を考えている者は履修する必要がある。 ・社会福祉士取得希望の有無にかかわらず、将来公務員を志望し政策形成に携わる者、卒業論文等で社会政策や海外比較に関するテーマを検討している者、社会における福祉について幅広く考えたい者には受講を勧める。 ・社会保障制度、各分野の福祉制度について、一定の予備知識が必要。 |
授業計画 | |
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1 |
イントロダクション~社会支出からみる日本の社会保障の姿 他国と比べどのような特徴があるのか、なぜこのような姿なのか(A-1-3.A-2-3,A-3-3,A-4-3)
【事前学習】シラバスを確認すること。社会保障論・各福祉論の概要を復習して臨むこと (3時間) 【事後学習】確認テストによって理解度を確認し、不明な点は配布資料を再度確認すること (1時間) |
2 |
福祉国家と福祉レジーム論(A-1-3.A-2-3,A-3-3,A-4-3)
【事前学習】配布資料を読み、福祉レジームの概念・タイプについて予習すること (1時間) 【事後学習】確認テストによって理解度を確認し、不明な点は配布資料を再度確認すること (3時間) |
3 |
福祉政策をめぐる政治的イデオロギーと思想・哲学(A-1-3.A-2-3,A-3-3,A-4-3)
【事前学習】配布資料を読み、福祉をめぐる政治的イデオロギーについて予習すること (1時間) 【事後学習】確認テストによって理解度を確認し、不明な点は配布資料を再度確認すること (3時間) |
4 |
福祉の供給(A-1-3.A-2-3,A-3-3,A-4-3)
【事前学習】配布資料を読み福祉の供給方法の違いを予習すること (1時間) 【事後学習】確認テストによって理解度を確認し、不明な点は配布資料を再度確認すること (3時間) |
5 |
福祉政策の循環過程と利害関係(A-1-3.A-2-3,A-3-3,A-4-3)
【事前学習】配布資料を読み福祉政策の利害関係者の種類を予習すること (1時間) 【事後学習】確認テストによって理解度を確認し、不明な点は配布資料を再度確認すること (3時間) |
6 |
日本型福祉レジームの生成 ~戦前から戦後改革期への展開 (A-1-3.A-2-3,A-3-3,A-4-3)
【事前学習】配布資料を読み戦前から戦後の変化のポイントを予習すること (1時間) 【事後学習】確認テストによって理解度を確認し、不明な点は配布資料を再度確認すること (3時間) |
7 |
日本型福祉レジームの生成 ~高度経済成長期から80年代の展開(A-1-3.A-2-3,A-3-3,A-4-3)
【事前学習】配布資料読み、高度成長期から低成長期の変化の背景を予習すること (1時間) 【事後学習】確認テストによって理解度を確認し、不明な点は配布資料を再度確認すること (3時間) |
8 |
日本型福祉レジーム・雇用レジームの生成 ~経済の停滞と構造改革の時代(A-1-3.A-2-3,A-3-3,A-4-3)
【事前学習】配布資料を読み、2000年代前半の雇用政策によって生じた問題について予習すること (1時間) 【事後学習】確認テストによって理解度を確認し、不明な点は配布資料を再度確認すること (3時間) |
9 |
日本型福祉レジーム・雇用レジームの生成 ~税と社会保障の一体改革(A-1-3.A-2-3,A-3-3,A-4-3)
【事前学習】配布資料を読み、税と社会保障の一体改革の背景を予習すること (1時間) 【事後学習】確認テストによって理解度を確認し、不明な点は配布資料を再度確認すること (3時間) |
10 |
社会政策・福祉政策の論点~雇用のあり方(A-1-3.A-2-3,A-3-3,A-4-3)
【事前学習】配布資料を読み、雇用をめぐる問題点と福祉政策の関連について予習すること (1時間) 【事後学習】確認テストによって理解度を確認し、不明な点は配布資料を再度確認すること (3時間) |
11 |
社会政策・福祉政策の論点~教育政策(A-1-3.A-2-3,A-3-3,A-4-3)
【事前学習】配布資料を読み、教育をめぐる問題点と福祉政策の関連について予習すること (1時間) 【事後学習】確認テストによって理解度を確認し、不明な点は配布資料を再度確認すること (3時間) |
12 |
社会政策・福祉政策の論点~住宅政策(A-1-3.A-2-3,A-3-3,A-4-3)
【事前学習】配布資料を読み、住宅めぐる問題点と福祉政策の関連について予習すること (1時間) 【事後学習】確認テストによって理解度を確認し、不明な点は配布資料を再度確認すること (3時間) |
13 |
ディスカッション~これからどうすべきか(A-1-3.A-2-3,A-3-3,A-4-3)
【事前学習】12回までの授業を踏まえ自分の興味ある福祉政策についてのレポートを作成すること (4時間) 【事後学習】ディスカッションにより事後学習なし (0時間) |
14 |
まとめ~これまでの復習・解説を行い、授業の理解を深める(A-1-3.A-2-3,A-3-3,A-4-3)
【事前学習】第1~13回までの内容を復習し、不明点を整理すること (1時間) 【事後学習】第1~14回までの内容を復習すること (3時間) |
15 |
期末試験とその解説(A-1-3.A-2-3,A-3-3,A-4-3)
【事前学習】第1~14回までの内容を復習すること (3時間) 【事後学習】本科目の学習内容で不明確であった点を復習・整理すること (1時間) |
その他 | |
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教科書 | なし |
参考書 | 坂田周一 『社会福祉政策 第3版』 有斐閣 2014年 第3版 ピート・アルコック ゲイリー・クレイグ 『社会政策の国際的展開』 晃洋書房 2003年 エスピン-アンデルセン 『福祉資本主義の三つの世界』 ミネルヴァ書房 2001年 『社会政策講義 (ポール・スピッカー)』 有斐閣 2001年 |
成績評価の方法及び基準 | 試験(30%)、レポート(25%)、授業内テスト(30%)、授業参画度(15%) ・授業参画度は授業への出席(ZOOMの場合はチャットへの書き込み)、リアクションペーパーの提出で出席・授業参画したものとみなす。リアクションペーパーにコメント等を記入し、毎回の授業終了後2日以内にBbで提出すること。出席・提出が無かった場合は減点する。 ・授業内テストの評価は、確認テストの提出をもって行う。毎回の授業終了後2週間以内にBbで提出すること。提出が無かった場合は減点する。 ・対面授業に参加できない場合の要件を満たし,Zoom で参加した場合も,上記課題の提出によって評価する。 ・一定の要件を満たす者について、追試、再試験を行う(詳細は授業で説明) |
オフィスアワー | メールや Blackboard を用いて質疑応答を行う。 |