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令和3年度以降入学者 | 福祉政策運営管理 | ||||
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令和2年度以前入学者 | 福祉政策運営管理 | ||||
教員名 | 白川泰之 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 3 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 社会福祉学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業の形態 | 対面授業(全回) BlackboardコースID:20221035 |
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授業概要 | 国家公務員及び地方公務員の実務経験を有する教員が、国家公務員としての政策の企画立案、地方公務員としての制度運用の経験を活かして、社会福祉の政策・制度の形成、福祉行政のチェック機能、適正な事業実施の仕組みについて、実例や職務経験を交えてその仕組みと課題に関する講義を行う。 |
授業のねらい・到達目標 | 社会福祉の政策は、様々なプロセスを経て形成され、また、実施段階においても適正な執行を評価・監視する仕組みが存在する。こうした一連の福祉政策を管理する仕組みについて、具体的な事例も交えて学ぶ講義である。具体的には、①政策の形成過程と民意、関係者の意見の反映、②行政評価等の政策・制度の実施状況の評価・チェック、③適正な制度の実施の確保のそれぞれの仕組みについて学び、これらについて説明できるようになる。 この科目は文理学部(学士(社会福祉学))のディプロマポリシーDP2及びカリキュラムポリシーCP3に対応しています。 新カリキュラム(令和2年度以降入学者)では、 この科目は文理学部(学士(社会福祉学))のDP及CP3、4に対応しています。 ①政策の形成過程と民意、関係者の意見の反映の手法、行政評価等の政策・制度の実施状況の評価・チェック、適正な制度の実施の確保のそれぞれの仕組みを学び、科学的根拠に基づき理論的・批判的に考察し、説明することができる(A-3-3) ②①の学習を踏まえ、政策形成や評価、適正な事業実施に関する課題と自らが考える解決の方向性を説明できる(A-4-3) |
授業の方法 | 【授業の形式】講義 ・対面授業に出席できない学生(※)については、Zoomによる同時双方向型の授業を併用する。 ※学部が認める者、体調不良者(事前に教員あてBbメールで申請)、その他教員の許可を得た者(事前に教員あてBbメールで申請) ・各回について配布するレジュメに基づいて講義を行う(教科書は指定しない)。 ・各回について、リアクションペーパーの提出を求める。 ・各回について、復習問題を出題する。 ・提出物の提出方法等については、授業開始時に提示する。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンスとイントロダクション ・ガイダンス(授業のテーマ、到達目標、授業方法の説明) ・政策の企画立案、実施、評価の流れとこの講義で学ぶ内容(A-3-3) 【事前学習】シラバスによって、授業のねらいや到達目標、各回の構成を確認する。また、この授業で学ぶことの目的意識について、自分の考えを整理してノートにまとめておく (1時間) 【事後学習】レジュメに基づいて授業を振り返り、事前学習でノートにまとめた履修の目的意識を再度整理する。 (1時間) |
2 |
政策の企画立案(1) 政策形成の契機の類型、審議会・検討会の役割について(A-3-3) 審議会・検討会に関する課題について(A-4-3) 【事前学習】レジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間) 【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間) |
3 |
政策の企画立案(2) 住民参加の様々な手法(住民座談会、アンケート。ヒアリング調査、パブリックコメント)の内容と実施例、その意義について(A-3-3) 住民意見の集約と反映に関する課題について(A-4-3) 【事前学習】レジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間) 【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間) |
4 |
政策の企画立案(3) 国及び地方公共団体における行政の内部調整と議会との関係について(A-3-3) 行政の内部調整における課題、議会の政策形成に関する課題について(A-4-3) 【事前学習】レジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間) 【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間) |
5 |
事例研究①-介護保険法の立案過程(1) 高齢者介護の政策課題、介護保険創設に至るプロセスの全体像と審議会での意見集約の過程について(A-3-3) 意見の対立、集約の困難さと議論の経緯について(家族介護手当の論点を例に)(A-4-3) 【事前学習】レジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間) 【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間) |
6 |
事例研究②-介護保険法の立案過程(2) 市民等の立案過程への参加について(一万人市民委員会、福祉自治体ユニットを例に)(A-3-3) 一万人市民委員会、福祉自治体ユニットが果たした役割とその評価について(A-4-3) 【事前学習】レジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間) 【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間) |
7 |
事例研究③-介護保険法の立案過程(3) 国会での議論と法案の可決までの経過について(A-3-3) 政治主導の側面と混乱の功罪に関する評価について(A-4-3) 【事前学習】レジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間) 【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間) |
8 |
実施状況に関する評価・チェック(1) 国における行政評価・監視、事業評価の仕組みと社会福祉に関連した具体的な評価事例について(A-3-3) 【事前学習】レジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間) 【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間) |
9 |
実施状況に関する評価・チェック(2) 地方公共団体における行政評価の実施状況と具体的な評価事例について(A-3-3) 国における会計検査、地方公共団体における監査の仕組みと具体的な検査事例について(A-3-3) 【事前学習】レジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間) 【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間) |
10 |
事例研究④-行政評価の報告書から評価・監視の実際の姿を学ぶ 「公的住宅の供給等に関する行政評価・監視」の結果から、住宅政策と福祉政策の連携上の課題について考察する(A-4-3) 【事前学習】レジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間) 【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間) |
11 |
実施状況に関する評価・チェック(3) 福祉計画の実施状況の管理の手法と具体的な評価指標の考え方について(A-3-3) 【事前学習】レジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間) 【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間) |
12 |
適正な事業実施の確保(1) 社会福祉法人や福祉サービス事業者に対する指導監督の主体やその実施手法、強制力を伴う各種命令について(A-3-3) 【事前学習】レジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間) 【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間) |
13 |
適正な事業実施の確保(2) 行政処分に対する審査請求の仕組みとその意義、限界(A-3-3) 精神障害者や感染症患者の入院に関する人権に配慮した手続とその意義(A-3-3) 【事前学習】レジュメを事前に読み、分からないところをノートに整理しておく。 (2時間) 【事後学習】レジュメに基づいて授業の内容を振り返り、復習問題を解いて間違ったところはレジュメを再度確認する。 (2時間) |
14 |
授業の振り返りとまとめ これまでの授業内容を振り返り、かつ、最近の政策の動向を踏まえつつ、政策の企画立案・評価について考察する視点を再考する(A-4-3) 【事前学習】これまでのレジュメを参考にしながら、この授業で学んだ内容によって社会福祉の理解が深まった点をノートに整理する。 (2時間) 【事後学習】第14回のレジュメを参考に授業を振り返り、今後の学びにどのように生かしていくかをノートに整理する。 (2時間) |
15 |
試験と解説(A-3-3、A-4-3)
【事前学習】これまでの復習問題を確認しておく。 (4時間) 【事後学習】解説やレジュメを参照しながら試験問題を復習する。 (2時間) |
その他 | |
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教科書 | なし |
参考書 | なし |
成績評価の方法及び基準 | 授業内テスト:第15回目の試験の結果で評価します。(80%)、授業参画度:リアクションペーパー等で評価します。(20%) 第15回目の授業を対面で受験できない学生については、レポート課題の提出によって評価する。 |
オフィスアワー | ・事前にBbメールなどでアポイントを取ること。 月曜 12:10~12:50 火曜 12:10~12:50 ・上記のほか、Bbメールでも受け付ける。 |