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総合研究1~8(「障害」の科学)

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令和2年度以降入学者 総合研究1~8(「障害」の科学)
教員名 田中謙
単位数    2 学年 1~4 開講区分 文理学部
科目群 総合教育科目
学期 履修区分 選択
授業形態 対面授業(一部遠隔授業)
授業の形態 【対面授業(一部変更の可能性あり)】
この授業は、授業担当者と履修者で応答的にコミュニケーションをとりながら授業を展開するため、対面授業で行うこととする。また一部授業では「オンデマンド」等オンラインでの授業も行われる。授業担当者からの質疑に応答することが授業参加の条件となるため、対面授業やオンラインでの参加が履修上の必須条件となる点に留意されたい。
Canvas LMSコースID・コース名称 2131550A7 2024総合研究1~8(「障害」の科学)(田中謙・後・月5)
授業概要 本科目は「障害」および「障害」のある人々にかかわる社会問題について、人文・社会・自然科学から多角的に学修することを通して、「障害」とは何なのかを考え、学修者一人ひとりの「障害」観を問うために求められる基礎的知識の習得と、思考フレームワーク体験を目的とする。
授業のねらい・到達目標 本科目は以下3点を目的(授業のねらい・到達目標)に設定する。
①「障害」概念に係る基本的な考えについて理解を深める。
②日本における「障害」の社会認識について理解を深める。
③今後の日本における「障害」を考える上で必要な思考フレームについて理解を深める
 上述の目的(授業のねらい・到達目標)の達成を通して、以下の2つの資質・能力の育成をめざす。
・仮説に基づく課題や問題を提示し,客観的な情報を基に,論理的・批判的に考察することの重要性を説明できる(A-6-3)。
・事象を注意深く観察して,解決すべき問題を認識できる(A-7-3)。
授業の形式 講義
授業の方法 授業の形式:【講義】
(1)本講義は2024(令和6)年9月23日(月)から2025(令和7)年1月27日(月)までの授業期間中の授業日に実施する。
(2)授業資料を参考に、自ら各文献・webサイト等での自主的な調べ学習に取り組みながら、対面授業、オンライン、オンデマンド等に参加して学修を行う。
(3)授業資料を基に、各自で事前学習・事後学習を行うこと。授業資料や各回の学習に関しては、オムニバス科目のため毎回授業担当者より指示がなされる。
(4)期末レポートを実施する。
(5)授業資料配布は「Canvas」での提出を予定しているため、「Canvas」が使用できるように準備しておくこと。ただし、授業資料や各回の学習に関しては、オムニバス科目のため毎回授業担当者より指示がなされるため、その指示に従うこと。
授業計画
1 オリエンテーション:科目説明、授業の進め方、「障害」とは何かの概略について概説を行う。
【事前学習】シラバスを読み込み、授業概要について学習ノートをあらかじめ作成する。 (2時間)
【事後学習】授業内容を振り返り、学習ノート・配布資料の加筆・修正等整理を行う。 (2時間)
【担当教員】田中謙(教育学科)
【授業形態】対面授業
2 人間と「障害」:現象学的・人間学的立場から「障害」を理解するということについて学びます。特に、発達障害を持つ人たちの生きる世界についての現象学的精神病理学の知見を紹介し、他者理解についてあらためて考える機会とします。
【事前学習】学習ノートを作成する (2時間)
【事後学習】授業内容を振り返り、学習ノート・配布資料の加筆・修正等整理を行う。 (2時間)
【担当教員】土屋弥生(総合文化研究室)
【授業形態】オンデマンド型授業
3 障害とジェンダーの交差性を考える:谷崎潤一郎『春琴抄』を例に:
交差性とは、性差、人種、民族、階級、障害の有無などの複数の要因がからみあって生じる差別の構造を理解するための概念です。本授業では、谷崎潤一郎『春琴抄』を例に挙げて女性視覚障害者が直面していた困難を理解し、「自律的主体」という近代的概念について問い直します。
【事前学習】青空文庫で『春琴抄』を読む (4時間)
【事後学習】授業で学んだ概念について整理し、作品を読み直す (2時間)
【担当教員】堀井一摩(国文学科)
【授業形態】対面授業
4 発達障害について:発達障害の主なタイプについて,それぞれの特性と日常生活で生じる問題について解説を行う。その上で,発達障害を持つ人への必要な配慮についても解説を行う。
【事前学習】学習ノートを作成する (2時間)
【事後学習】授業内容を振り返り、学習ノート・配布資料の加筆・修正等整理を行う。 (2時間)
【担当教員】菊島勝也(心理学科)
【授業形態】対面授業
5 「障害」と情報技術:情報技術は,障害者が社会と繋がり,日常生活を自立して送るために,重要な役割と大きな可能性を持っている。この回では,各種の障害者のための情報技術について,理論と実例に基づいて理解を深めることを目指す。
【事前学習】学習ノートを作成する (2時間)
【事後学習】授業内容を振り返り、学習ノート・配布資料の加筆・修正等整理を行う。 (2時間)
【担当教員】宮田章裕(情報科学科)
【授業形態】オンデマンド型授業
6 映画に見る「障害」描写:映画において身体・精神の障害が取り上げられる時、そのリアリティをどのように読み取ればよいのでしょうか。劇映画とドキュメンタリーの具体例から検討します。
【事前学習】障害を扱った映画を自身で探して視聴する (2時間)
【事後学習】授業で扱った映画を通して視聴し、リアクションを提出する (2時間)
【担当教員】渋谷哲也(ドイツ文学科)
【授業形態】対面授業
7 障害・障害者の概念・定義について考えるー障害とはなにか、障害者とはだれかー:障害・障害者の概念・定義はとても難しく、実にバラバラで統一がなく、混沌としています。なかでも知的障害・発達障害はその極みです。そうした問題状況について検討していきます。
【事前学習】学習ノートを作成する (2時間)
【事後学習】授業内容を振り返り、学習ノート・配布資料の加筆・修正等整理を行う。 (2時間)
【担当教員】髙橋智(教育学科)
【授業形態】対面授業
8 世田谷区における障害者の生活:文理学部の所在する世田谷区を事例に、障害者の生活について今後私たちが考えていくべき視座を考える。
【事前学習】授業資料等を基に、授業内容について学習ノートの作成を行う。 (2時間)
【事後学習】授業内容を振り返り、学習ノート・配布資料の加筆・修正等整理を行う。 (2時間)
【担当教員】田中謙(教育学科)
【授業形態】対面授業
9 海外における「障害」と福祉:1970年代の米国カリフォルニア州立大学バークレー校における障害者自立生活運動から学ぶ
【事前学習】エンパワメント、スティグマ、アドボカシーの定義について調べておく (2時間)
【事後学習】障害者の自立に対する考え方について授業で聞いたことを参考にまとめておく (2時間)
【担当教員】吉田仁美(社会福祉学科)
【授業形態】対面授業
10 無気力(アパシー・抑うつ):無気力(アパシー・抑うつ)に関する心理学的な知識に触れることを通じて,自己理解や他者理解を深めるとともに,大学生活をいきいきと過ごすための方法についても考えていきたいと思います。
【事前学習】学習ノートを作成する (2時間)
【事後学習】授業内容を振り返り、学習ノート・配布資料の加筆・修正等整理を行う。 (2時間)
【担当教員】狩野武道(心理学科)
【授業形態】対面授業
11 GSC(グリーンサスティナブルケミストリー)と障害:科学が障害を乗り越えて、どのように人類の発展に貢献してきたのか、具体例を振り返りながらGSC(グリーンサスティナブルケミストリー)の考え方を学習する。
【事前学習】学習ノートを作成する (2時間)
【事後学習】授業内容を振り返り、学習ノート・配布資料の加筆・修正等整理を行う。 (2時間)
【担当教員】野内頼一(総合文化研究室)
【授業形態】対面授業
12 環境汚染と「障害」:有害化学物質による環境汚染と健康の問題について学ぶ
【事前学習】学習ノートを作成する (2時間)
【事後学習】授業内容を振り返り、学習ノート・配布資料の加筆・修正等整理を行う。 (2時間)
【担当教員】飯泉佳子(地球科学科)
【授業形態】対面授業
13 発達障害と脳科学:発達障害は、従来の障害の概念とは違い、正常との境目があやふやなスペクトラムという概念を導入するに及んだ。この講義では、脳科学の知見を取り入れ、脳の認知機能を説明し、なぜスペクトラムという概念が入っていたか、その過程をお話ししたい。
【事前学習】学習ノートを作成する (2時間)
【事後学習】授業内容を振り返り、学習ノート・配布資料の加筆・修正等整理を行う。 (2時間)
【担当教員】西牧謙吾(教育学科)
【授業形態】対面授業
14 杉並区における障害者の生活:世田谷区に隣接する杉並区を事例に、障害者の生活について今後私たちが考えていくべき視座を考える。
【事前学習】授業資料等を基に、授業内容について学習ノートの作成を行う。 (2時間)
【事後学習】授業内容を振り返り、学習ノート・配布資料の加筆・修正等整理を行う。 (2時間)
【担当教員】田中謙(教育学科)
【授業形態】対面授業
15 授業総括:本講義を通して、「障害」とは何か自らの意見をまとめ、授業総括を行う。
【事前学習】授業資料等を基に、授業内容について学習ノートの作成を行う。 (2時間)
【事後学習】授業内容を振り返り、学習ノート・配布資料の加筆・修正等整理を行う。 (2時間)
【担当教員】田中謙(教育学科)
【授業形態】対面授業
その他
教科書  教科書は特に指定しない。授業資料は各回指示があるため、それに従うこと。
参考書 使用しない
成績評価の方法及び基準 レポート:期末レポート(90%)、授業参画度:学習状況の振り返りに関わる自己評価(10%)
授業内容の理解に関わる期末レポート(90%)、学習状況の振り返りに関わる自己評価(10%)により総合的に評価する。
オフィスアワー オリエンテーション資料および第1回授業資料を通してEメールアドレスを伝えるため、必要に応じてメールで受け付ける。なお、必ず授業内で提示するメールアドレスを使用して連絡すること。

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