検索したい科目/教員名/キーワードを入力し「検索開始」ボタンをクリックしてください。
※教員名では姓と名の間に1文字スペースを入れずに、検索してください。
令和2年度以降入学者 | 西洋史研究法入門 | ||||
---|---|---|---|---|---|
教員名 | 土屋好古 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 史学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業形態 | 対面授業 |
---|---|
授業の形態 | 対面授業、正当な理由で対面授業に出席できない学生に対しては音声を同時配信する。 |
Canvas LMSコースID・コース名称 | B00502A03 2024西洋史研究法入門(土屋好古・前・火4) |
授業概要 | 卒業論文作成は史学科での学びの最終的到達点である。本授業では、西洋史分野で卒業論文作成までを見通した上で研究を進めるための必要な方法を学ぶ。歴史そのものの内容ではなく、歴史学を研究するための方法の「技術的」側面を学ぶことになる。 |
授業のねらい・到達目標 | 西洋史とよばれる分野において、大学生として自律的に研究が進められるように基礎的な研究法を身につけることを目標とする。授業中に指示される課題をこなしていくことで、卒業論文作成までを見通した研究法に習熟することができる。 ・現代社会における人文学・歴史学の役割を理解し、そのことを踏まえて、国際社会が直面している問題を説明することができる。(A-2-2) ・既存の知識にとらわれることなく、物事を論理的・批判的に説明することができる。(A-3-2) この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP2,3及びカリキュラムポリシーCP2,3に対応しています。 |
授業の形式 | 講義 |
授業の方法 | 授業の形式: 文献の検索方法やリストの作成の仕方などに関して複数回の課題が出されるので、それをこなさなければならない。またそれ以外にも授業に対するリアクションペーパーの提出を求めることがある。出席者の積極的な受講態度が求められる。 初回講義開始までにCanvas LMSのコース登録をすること。受講者への連絡はCanvas LMSの“連絡事項”欄に掲示するので随時確認すること。 |
授業計画 | |
---|---|
1 |
イントロダクション:大学で学ぶ「歴史学」とはいかなる学問か、および史学科のカリキュラムはどのように組み立てられているかを説明する。
【事前学習】大学で自分はどのような歴史を学びたいのかを考えてくること (2時間) 【事後学習】事前学習で考えてきた構想が授業でどのように変化したか/あるいは変化しなかったかをふり返り、自分の学びたいテーマを整理すること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
2 |
卒業研究までの道筋:卒論制作から逆算して、どのようなスケジュールで研究を進めなければならないかを考察する (A-2-2)(A-3-2)
【事前学習】自分は何を学びたいか、それはなぜかを整理確認し、自分なりに可視化しておくこと (2時間) 【事後学習】どのような履修モデルがあるか、自分の履修計画を複数立ててみること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
3 |
史料・文献リストの作成法(1)-ビブリオグラフィーを用いて(和文) (A-2-2)(A-3-2)
【事前学習】前回授業の内容をよく復習したうえで授業に臨むこと (2時間) 【事後学習】ビブリオグラフィーとは何か、なぜそれを利用することが必要なのかをノートに整理すること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
4 |
史料・文献リストの作成法(2)-ビブリオグラフィーを用いて(欧文) (A-2-2)(A-3-2)
【事前学習】前回授業の内容をよく復習したうえで授業に臨むこと (2時間) 【事後学習】授業の内容を確認するとともに、課題1に着手すること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
5 |
史料・文献リストの作成法(3)-インターネットの活用(オンライン・データベース) (A-2-2)(A-3-2)
【事前学習】課題1の作業を継続すること (2時間) 【事後学習】授業で例示されたオンライン・データベースに自分でもアクセスし、使い方に慣れること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
6 |
史料・文献リストの作成法(4)-インターネットの活用(オンライン・ジャーナル) (A-2-2)(A-3-2)
【事前学習】課題1の作業を継続すること (2時間) 【事後学習】授業で例示されたオンライン・ジャーナルに自分でもアクセスし、使い方に慣れること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
7 |
テーマの設定と展開(1)-「問い」をたてるということ (A-2-2)(A-3-2)
【事前学習】課題1の作業を継続すること (2時間) 【事後学習】授業で示された方法で、自分でも論文のテーマを案出してみること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
8 |
テーマの設定と展開(2)-「問い」を発展させるということ (A-2-2)(A-3-2)
【事前学習】課題1をまとめること (2時間) 【事後学習】たてた問いからどのように問いを展開させていくのかをふり返り、前回事後学習でたてた自分のテーマから問いを展開させてみること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
9 |
アウトラインの必要性と作り方 (A-2-2)(A-3-2)
【事前学習】課題2に着手すること (2時間) 【事後学習】アウトラインとは何か、それはなぜ必要なのかをふり返り、また前回授業の問いの展開とどのように関係しているかを整理すること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
10 |
論文・レポートの書き方-パラグラフ・ライティングとは何か (A-2-2)(A-3-2)
【事前学習】課題2の作業を継続すること (2時間) 【事後学習】パラグラフ・ライティングとはどのようなものかを整理し、学術的な文章の書き方のルールを確認すること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
11 |
西洋史研究における外国語の重要性について(1)-史料と言語という問題 (A-2-2)(A-3-2)
【事前学習】課題2の作業を継続すること (2時間) 【事後学習】西洋史研究にとってなぜ外国語が必要なのかを確認し、自分のテーマであればどのような外国語の知識が求められるのかを調べること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
12 |
西洋史研究における外国語の重要性について(2)-第二外国語の学び方 (A-2-2)(A-3-2)
【事前学習】課題2の作業を継続すること (2時間) 【事後学習】自分にとって必要な外国語の教科書や辞書にどのようなものがあるのかを調べること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
13 |
西洋史研究における外国語の重要性について(3)-正しく英語を読むために (A-2-2)(A-3-2)
【事前学習】課題2をまとめること (2時間) 【事後学習】これまでの自分の英語の読み方をふり返り、授業で提示された読解の方法と比較してみること (2時間) 【授業形態】対面授業 |
14 |
理解度確認のための授業内試験と解説 (A-2-2)(A-3-2)
【事前学習】これまでの授業内容全体を復習すること (4時間) 【事後学習】自分の試験に対する解答と解説を比較し、不足している部分についてはあらためて授業内容を確認すること (1時間) 【授業形態】対面授業 |
15 |
これまでの授業をふり返り、その内容の理解を深める(まとめ) (A-2-2)(A-3-2)
【事前学習】授業全体を復習しておくこと (2時間) 【事後学習】授業内容を今後の学びに生かせるように自分にとって重要だと思われる事項を可視化しておくこと (2時間) 【授業形態】対面授業 |
その他 | |
---|---|
教科書 | なし |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | レポート(50%)、授業内テスト(50%) レポートは、学期中に2回課す。このレポートを2回とも未提出の場合自動的に不合格となるので注意すること。学年や所属による成績の特別扱いは一切行わないので、受講者はそのことをあらかじめ認識しておくこと。対面授業に参加できない要件を満たし、同時配信する音声を聴取した場合も、2回のレポートについては対面授業参加者と同じ締め切りでCanvas LMS上で提出し、授業内試験については別途指示する課題の提出によって評価する。対面授業での評価と差が出ることはない。 |
オフィスアワー | 時授業終了時、および随時Canvas LMS・ 電子メール 等を通じて行なう |